レッド・ライト

惜しい。

ロバート・デ・ニーロはカリスマ超能力者にピッタリだし、物理学者マーガレット・マシスン(シガニー・ウィーヴァー)とその助手トム・バックリー(キリアン・マーフィ)の信頼関係もちゃんと感じられたし、お話の骨格も悪くないのにイマイチの出来なのはどうしてか。
それは、エピソードが有機的につながってないし(伏線を張りまくっただけ、人物をむやみと出しただけ)、こけおどしの音付き演出がすべりまくっているし、何よりシルバー(デ・ニーロ)が人体に手を突っ込んで悪い部分を取りだしたりするから、そんなもん似非超能力者だとすぐにわかってしまって面白くなりようがない。
ただし、トムが長年、マーガレットの助手に甘んじ、似非超能力者の割り出しに傾注してきた動機が明らかになって、本当にスッキリしたし、話としても面白かった。

RED LIGHTS
監督:ロドリゴ・コルテス
(2013/02/16 TOHOシネマズ高知3)

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