2017年覚書(マイ・ベストテン)

憑きものが落ちたかのように、さっぱり映画を観なくなった。キネマMも未だ行かず。『ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣』もパスしたら、『オリエント急行殺人事件』で遭えてビックリ。・・・・・野獣やった(笑)。

昨年、スクリーンで観た34本のうち(再見の作品は対象から除く)好きを基準に選ぶベストテン。今年も10本に満たない。いつもは順位はないのだが、2017年は順位がついた。

  1. マンチェスター・バイ・ザ・シー
  2. 新感染 ファイナル・エクスプレス
  3. ブレードランナー2046

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』は素晴らしい。ネットで読んだ感想もみな素晴らしかった!私はユーモアがあることを強調しておきたい。『新感染』もユーモアがあって素晴らしかった。近年、こんなに気持ちよく観た娯楽映画はほかになかったような気がする。『ブレードランナー2046』はスケール感と主人公の孤独感にひれ伏す。m(_’_)m
次点は『メッセージ』『トランボ』『人生フルーツ』『わたしは、ダニエル・ブレイク』のどれでもイイ。
藤井四段、ひふみん、羽生永世七冠のおかげで『聖の青春』を何度も思い出した。
DVDではベルイマンが流石の面白さ。笑えるし、短いし、予想外だった。まだ見てない作品が何本もあるので、お楽しみは続く。

ベスト・キャラクターは、『DESTINY 鎌倉ものがたり』の貧乏神が好きだったけど、『新感染』で最初からずーっと逃げて逃げて逃げ続け、最後にもうダメとわかってからは他の人のために時間稼ぎの犠牲となったおじさんに決定。


帰ってきたヒトラー
沈黙-サイレンス-
ルートヴィヒ
ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち
山河ノスタルジア
破門 ふたりのヤクビョーガミ
ラ・ラ・ランド
聖の青春

美女と野獣
吹き替えで鑑賞。エマ・ワトソン(^_^)。ユアンに気がつかなかった。

メッセージ

美しい星
あのポーズが(笑)。
30年くらい前に原作を読んだ友だちが面白かったと言っていたので観た。観た後、友だちと話し合おうと思ったら、彼女は読んだことさえ忘れていた(無理もない)。

家族はつらいよ2
1作目よりもっと笑った。現代の無縁仏、高齢者の運転免許問題などを織り込みながら、家族像は昭和っぽい。

トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
赤狩りの話ではあるけれど、家族の話として感動した。また、作家のクレイジーさも的確に描かれていた。
バットでバーン!はスカッとした(^o^)。

セツウツミ
小さな青春。可愛らしかった。

独裁者と小さな孫
力作だけど重すぎる。それが持ち味なんだろうけど、私には合わなかった。ユーモアが乏しいのが難点。独裁者役をハリソン・フォードにするだけで抜群に面白く私向けになる。

ミス・シェパードをお手本に
劇作家の自分(ものごと)を客観視できる心の余裕と、ミス・シェパードに敬意を持って接しているのがよかった。作品自体に謙虚さが感じられ、ユーモアのテイストとともに英国らしさを感じた。

ムーンライト
昔、高知県立美術館で何十年も前のゲイムービーを何本か観たけれど、その頃のマイナー感からすると、『ブロークバック・マウンテン』の布石はあったものの、この作品がアカデミー賞作品賞を受賞したことは画期的な気がする。ドキュファンタジー(ドキュメント風な部分もあるファンタジー)。結末にも驚いた。

カーズ クロスロード
好きなシリーズ。おおー!そうきたかー、なるほど、伏線だったのね。ドック・ハドソン(ポール・ニューマン)の声を聴きたかったなぁ。

マイ・ビューティフル・ガーデン
英国版『アメリ』。いやいや、アメリには実感があったけれど、こちらの主人公には、まったくなし。植物が怖いってウソでしょう。怖い人が嵐の晩に庭に出るなんてありえな~い。限りなく薄っぺらい主人公ではあるけれど、胃にもたれない希薄さがこの作品のいいところかも。英国好きの日曜ガーデナーにとっては楽しめた。

人生フルーツ
まっとうするっていいなぁ!志も人生も全う。めでたし、めでたしの充足感。台湾でのお墓参りの涙を忘れない。
林の中に家を建てたのかと思ったら、木を植えて林にしたのだった(驚)。新しい家だと思ったら、築40年以上。手入れが行き届いているのだった。小津安二郎作品の登場人物のような言葉づかい。(土佐弁の使い手からすると、小津作品中の言葉づかいは「ほんまでっか?」な世界だったが、ホンマだった。)

わたしは、ダニエル・ブレイク
ため息のダニエル、頭を抱えっぱなし。胸熱のラスト。
隣人同士の助け合いと、制度化された助け合いと、人間。

ワンダーウーマン
心技体、知情意、バランスがパーフェクト~。男子の活躍もグー。

ダンケルク
マンチェスター・バイ・ザ・シー

三度目の殺人
いろいろ考えさせられたけど、何を考えさせられたのか忘れてしまった。

エルネスト
感慨深い青春映画だった。阪本順治、オダギリジョー、がんばった。お客さんは、おじさん多数(感慨深い)。

エイリアン コヴェナント
新感染
ミツバチのささやき

ブレードランナー2049
めっちゃ、おもしろい!人間とは何ぞや。ルーツとアイデンティティを求める孤独なレプリカントは、人間とどう違うのか。スケール感があるし、目にも美味しい。ジャレッド・レトが演じるレプリカント製造会社社長(?)は何者?

アトミック・ブロンド
姉さん、惚れました(^Q^)。カッコええ!それだけのような気がするけど、それで充分。「アンダー・プレッシャー」もよかったぉー。

サムライ先生
150年先の子どもたちを思えと150年前の半平太に教えられた気分。

DESTINY 鎌倉ものがたり
夫婦仲良し。新婚だから?
堺雅人の熱演に泣かされた。貧乏神(田中泯)がチャーミングだった。

オリエント急行殺人事件
ケンちゃんらしいアクション、あっぱれ。ポアロが人間になった(理解できた)と思った。

dvd

天使と悪魔:ユアン~♥
フィリップ、きみを愛してる!:ユアン~♥。ジム・キャリーもなかなか♥。
フォックスキャッチャー:呆然。凄まじいパワーのある作品。
エクスマキナ:ドーナル君♥。SFはやっぱり面白いねぇ!
ハウス・オブ・カード:合わなかった。
第七の封印:ついに会えた死神!意外に笑える。
野いちご:意外に笑える。
処女の泉:強烈。全員罪人。
ブルックリン:ドーナル君、出てたのね。わからなかったよ(^_^;。
縞模様のパジャマの少年:エイサ君♥。それにしてもこんな結末って・・・、観客に厳しいのぅ。
僕と世界の方程式:エイサ君♥。
スターウォーズ ジェダイの覚醒:なんかどこかで見たことがあるシーンがいっぱい。
SHAME シェイム:ありゃ、どんな結末だっけ?
コーチ・カーター:サミュエルさん♥
ダウントンアビー2~5

「2017年覚書(マイ・ベストテン)」への2件のフィードバック

  1. 「さっぱり映画を観なくなった」とか言われても
    たくさん観てますね~って思っちゃった~(^^)

    『新感染』も『ブレードランナー2046』も
    見てなくて残念です。
    (去年の後半はホント映画館行ってない。
    キネマMも場所判っただけ(^^;)
    ベストキャラのためだけに?でも
    「デスティニー」の貧乏神と『新感染』のおじさんには
    どこかで会いたいです。

    (私も、2017年に観た映画の「ひとこと感想」
    とにかく書き始めなくちゃって思いました。
    とっても刺激になりました)

  2. >「さっぱり映画を観なくなった」とか言われても
    >たくさん観てますね~って思っちゃった~(^^)

    ですよね~(^_^;。
    「ひとこと感想」の書き初め(?)の刺激になったとは嬉しいです。
    楽しみにしています(^o^)。

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