藻の花盛りとカトレアと植物は急に止まらないと、匂いっこ


アップの藻の花が初めて綺麗に撮れた。
もう少し、花の中が観察できるように撮れたらよかったけれど、風呂敷包みを腕に掛けて日傘を差しつつ、しゃがんで汗をかきながらなので、これで満足。

黄色のカトレアミニがやっと咲いた。2018年に購入だから3年ぶり。買ったときは黄色だったのに、なぜか柿色っぽくなっている。先祖返りか何かかな?

植物は急に止まらない

1月の連続氷点下のダメージは相当なモノで、いつもなら冬でも咲いてくれるゼラニウムも随分カットして小さくなってしまい、5月も半ばを過ぎてからやっと咲きはじめた。「氷点下の連続は」に「セーフ」と書いた植物も、その後、お陀仏が確定(カランコエ、墓場からよみがえった君子蘭、ペチュニアソフィアの宝石、金のなる木、黒法師)。植え替えの労力が相当だったにもかかわらず、花どころか成長せず病気っぽい模様が葉っぱに浮いてきたシンビジウムはもう要らないと思っていたのに、寒さにめっぽう強く新芽が出てきているのが恨めしい。

それにしても、植物の反応は本当にゆっくりだ。連続氷点下の後も緑色があるから大丈夫と思っていても、力尽きていたことが春に判明した。暑さに弱い植物が夏を越したと喜んで、9月になってガッカリしたことが何度あったろう。
しかし、ときどき「ええっ!」と心底驚くことがある。3年ぶりに咲いたカトレア(黄色)も5月上旬に屋外に出して水遣りのため毎日様子を見ていたのに、早い梅雨入りで数日目を離したスキに大きい蕾ができていた。
また、鉢の中の生まれたばかりの雑草を次回に引き抜こうと思うものなら、たちまちガッシリと土をつかみ、引き抜いたときは主役の根もいっしょにブチブチってことになるのだった。

毎日観察して何ものかを見つけてジリジリと期待をふくらませる楽しみと、本来ゆっくり成長(臨終)していくものを見落としたりして発見したときに仰天する楽しみ(哀しみ)と。

匂いっこ

ときどき、ちぎっては「スーハー、スーハー」している植物。ピクルス液に入れたり、焼き魚に載せたりしたことがあるものや、夏を越せないだろうと思っているもの、花をオムレツに入れるといいらしいもの、えらいものを買っちゃったかもなモノ。

ローズマリー
朝倉実山椒
ホワイト・セージ
オレガノ・ケントビューティー
アロマティカス
イングリッシュ・ラベンダー
斑入りラベンダー
薄荷
センテッド・ゼラニウム(シナモン)
チャイブ
ローリエ
コモン・タイム
レモン・タイム

<一年草>
パセリ
紫蘇

「藻の花盛りとカトレアと植物は急に止まらないと、匂いっこ」への6件のフィードバック

  1. この時間的長さ(悠長さ?)が
    植物と付き合う魅力なのかなあ…って
    お茶屋さんの記事読みながら思いました。

    この「ゆっくりさ」っていいですよね。
    不思議な意外性… 私は他所の鉢植えとか
    庭木とかで、毎朝楽しませてもらってる気が。

  2. >私は他所の鉢植えとか
    >庭木とかで、毎朝楽しませてもらってる気が。

    そうそう!私もそれです。毎朝じゃないけど。
    植物地図が作れそう。今頃だとあそこの夾竹桃がさいてるなとか。

    あとね、育てていると植物の機械性を感じるのも面白いところです。

  3. 「植物の機械性」って、たとえばどんなことですか?

  4. たとえば、コーヒーの木を買うと3本植わっていたのでバラバラに植え替えたんですが(1本はダメになっちゃったです)、どちらの木も双葉から15段目の節で枝分かれしたんです。それまでは幹(というにはあまりに細すぎるけど)に直接葉っぱが付いている状態でした。
    カトレアなんか芽がでたときはタケノコみたいで、それが伸びる様子が『トランスフォーマー』みたいに思えたというか、昔の指示棒や車とかラジオのアンテナを伸ばす感じというか。システマティックと言う人もいて「そう、それ!」とも思ったりしました。
    種の中からまず根が出てそれから芽が出てと順番が狂うことはないし。各葉の元の芽は上の芽から大きくなるし。あらかじめ組み込まれた法則どおりに変容していく感じです。植物にきまぐれはなさそうです。

  5. バイカモ? 住宅街の水路のようだけど水がきれいなんでしょうか。涼しげでいいですね。

  6. バイカモって言うんですね。教えてくださって、ありがとうございます。梅花藻って書きそうですね。
    住宅の排水が流れていると思うので、綺麗なところの藻なら違うかもしれませんが、花が咲くと目を惹かれます(^_^)。

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