スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

20年間シリーズを見続けた人へのご褒美のような感動作と聞いて観る気になったのだが、『アメイジング・スパイダーマン』の続きを観たいと思っていたのに『2』が公開されたのも気がつかなかったし、トム・ホランド版は全く観ていない。果たして、私にとって感動作となるのであろうか???

ピーター・パーカーとその友だちとMJの三人が仲良しなのでビックリ(笑)。トム・ホランド版は明るくお茶目なんだ~。これもまた良し。
ヒーローものは主人公が可哀想であればあるほど面白いし、なんらかの犠牲を払ってこそのヒーローだと思っているので、そこらへんをしっかり踏襲したうえで、スパイダーマンの初心忘るべからず(ノブレスオブリージュ)を復唱し、墓場では終わらなかったけれど、ちゃんとお墓参りのシーンはあるし、なかなか感慨のある終わり方で満足、満足。私にとって感動作とは言えないが、観てない作品も観たくなった。

グリーンゴブリン(ウィレム・デフォー)とドクター・オクトパス(アルフレッド・モリナ)の登場は嬉しい。特にドクター・オクトパスの造形が好きなので、こちらメインで暴れてくれて凄く楽しかった。二人の役者もキャラクターの二面性の演じ分けが笑えるくらい上手いし。
あと、アンドリュー・ガーフィールドはよしとして、トビー・マグワイアが老けているのが胸に痛かった。2002年の公開から20年。こちらもなかなかの感慨だった。
(2022/01/12 TOHOシネマズ高知4)

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