『ラストエンペラー』で溥儀(ジョン・ローン)を可哀想に思った私は、これほど庶民を不幸にしていいなら私にも総理大臣ができると自信を持たせてくれた元首相小泉何某や現首相にも、同情できる不幸があれば涙するのではないかと危惧していたところ、英国王の言語障害とその原因には一滴の涙も出なかったので、小泉何某に同情することはないかもしれないと若干気が楽になった。
ジョージ6世(コリン・ファース)のユーモアのあるセリフには笑わせてもらった。また、言語障害克服訓練が面白かった。それにくらべて、公式のスピーチの内容はつまらない(としたものだ)。特に映画の最後のスピーチは内容が内容だけに、いかに上手く話せても「よかったね」と感じなかった。ジョージ6世にとってよかったのであって、国民のためにはよいことでもなんでもないと思ってしまった。最初のスピーチが最もスリリングで痛ましくて、ヨーク公には気の毒だけれど映画としてはよかったと思う。
俳優を目指していたライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)が、戦争神経症で言語障害になった人たちをサポートするうち専門家になっていったというのが、非常に印象に残った。
『ヒアアフター』で見かけたデレク・ジャコビが大司教役で出ていて、「また、出たー!」と(^_^;。実はこの人の顔がちょっと怖くて苦手。
灰緑色がきれいだった。
(TOHOシネマズ高知6 2011/02/27)
僕もあまりピンと来なかった作品でしたが、
マイミクのイノセントさんの日記↓を読んで感心。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1685563559&owner_id=544696&comment_count=1
ご覧あれ。
>ご覧あれ。
拝読してコメントを書き込んできましたよ~。
思いもよらない視点でした。
おすすめ、どうもありがとう(^_^)。
映画「英国王のスピーチ」主演男優賞はうなずけるが・・・。
「英国王のスピーチ」★★★★
コリン・ファース、ヘレナ・ボナム=カーター、
ジェフリー・ラッシュ出演
トム・フーパー監督、118分、2011年2月26日公開
2010,イギリス、オーストラリア,ギャガ
(原作:原題:THE KING'S SPEECH)
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