よかった。泣いた。
幼少期の記憶は斯くも重要なのだ。そして、幼少期というのは母親の存在が全てなのだ。八日目の蝉も考えよう。一匹だけ生き残って寂しいか、一日余分に世界を見れてラッキーか。ネガティブ・シンキングからポジティブ・シンキングへ。その考え方(生き方)の土台になるのが子ども時代ということか。
「不思議だ。わたし、もうこの子のことが好きだ。」という台詞と恵理菜の表情が素晴らしい。彼女の子ども、そのまた子どもと、ずーっと遠くまで光に満ちた世界が見えるようだ。
子どもの頃の恵理菜が泣きながら下ってくる坂道や、エンゼルハウスの階段なども印象に残った。作り手は、絵作りにもこだわっていたんじゃないかな。
秋山恵理菜=薫(井上真央)
野々宮希和子(永作博美)
安藤千草(小池栄子)
秋山恵津子(森口瑤子)
秋山丈博(田中哲司)
監督:成島出
(2011/05/04 TOHOシネマズ高知3)
お茶屋さん、どうも。
良かったですよね~。
僕は「八日目の蝉」は最後の一日まで娘と
いることを選んだ永作さんかなぁと思って
いました。
それまでの人生が土の中、エンゼルハウスの
日々は最初の七日、その後のわずかな幸せな
ひと時が八日目。
自分たちだけになっても最後まで美しいものを
見るための時間を彼女は選んだのかなぁって。
そのポジティブな姿勢は随分時間はかかって
しまったけどキチンと伝わり受け継がれたの
かなぁと。
スーダラさん、コメントありがとうです(^_^)。
>「八日目の蝉」は最後の一日まで娘といることを選んだ永作さんかなぁ
なるほどなるほど。
瀬戸内の島で二人が並んで寝転がるところなど、美しいひとときでしたね。
>キチンと伝わり受け継がれたのかなぁと。
そうそう!それ、感じましたよね。おなかの中の子どもに、美しいものをたくさん見せてあげたいっていう、そういう思いも伝わってきました。
台詞だけじゃなく恵理菜の表情もよかったなー。感想、そう描き直しとこ。