家族はつらいよ

『東京家族』と同じキャスト。楽しかった。
ただし、こういう家族の形は少なくなっているんじゃないかな。
この家には昭和が続いているんだね。
思えば、山田洋次監督は家族の映画を撮ってきたのだった。
今度は『未来家族』っていうのはどうだろう?
(2016/03/13 TOHOシネマズ高知5)

わたしに会うまでの1600キロ

よかった。母を亡くした女性(リサ・ウィザースプーン)の喪の仕事であり、生きる力(多分これが原題「WILD」が意味することではないかと思う)を取り戻す話であり、女性映画(メリット、デメリットあるある)であり、ザッツ・アメリカだった。ポイントポイントで登山届(入山記録?)を書くとき、添えられる言葉をもっとじっくり読みたかった。美しいものの中に身を置きなさいという母の言葉と夕日、よかった。元夫はめっちゃ善い人。(リメイク、「四国八十八ヶ所版」希望。主演は沢尻エリカ、若しくは北川景子。)
(動画配信)

居酒屋

エミール・ゾラ原作、ルネ・クレマン監督、マリア・シェル主演の1956年の作品。
恋人の浮気で別れ、二人の子どもを抱え苦労するうち良い人と結婚。開業した洗濯屋も繁盛。しかし、夫が怪我をし酒浸り、前の恋人も同居することになり、家庭はめちゃくちゃ、洗濯屋も寂れ、別に好きな人がいたけれど成就せず、落ちぶれて自身も居酒屋で飲んだくれる(多分、這い上がれずホームレス状態で死んで行く。小さな娘はどうなるのだろう?)。19世紀末くらいのフランスが舞台なので、どんなに働き者でも女性の仕事は限られていたと思う。現代の状況とは異なり、今からするとどうしても古く感じられたが、主人公の誕生日の会食シーンはもの凄かった!
上映に際して講演してくださった小説家の方(お名前失念;;)によると、ゾラ原作の映画は『嘆きのテレーズ』を始めたくさんあり、『居酒屋』の最後で物乞いしていた少女ナナが主人公の物語や、ナナの叔父に当たる人物の物語「獣人」も映画化されているとのこと。また、当時はいい結婚が出来るか否かが女性の幸せに直結していたという説明や、ゾラが足の不自由な野良犬を拾い最期まで面倒をみたという温かいエピソードにふれ、暴力的な陰惨な話を書いてもやさしい人だとわかってほしいという話なども面白かった。
(小夏の映画会 2016/02/28 龍馬の生まれたまち記念館)

面白かった。→SYUGO.COMの「居酒屋」書評ページ、同じくルーゴン・マッカール双書

きみはいい子

見ていてつらかった。子どもがこんな目に遭うのはつらすぎる。
解決方法は、抱きしめるだけでいいんかい?声を掛けるだけでいいんかい?できるできる、それならできる(やる気満々)。
でも、現実の厳しさも伝わってくるラストシーン(し~ん)。
つらいだけでは終わらせない、希望を与え、現実に向き合う勇気を起こさせる作品になっていたと思う。

生徒と先生
先生と先生
先生と父兄
子どもと母とママ友
障害児と母と独居老人
桜の花びら
歩道の真ん中に消火栓!?