ナバロンの要塞

海~、嵐~、崖~、怪我~。戦車、大砲、爆撃機。ミッション・インポッシブル。ギリシャ、遺跡、結婚式、音楽、歌~。サービス満点!面白かった。
難攻不落の要塞の二門の大砲の前を味方の艦隊が通過するまでの間に、パルチザンの協力を得て大砲を破壊する使命を負った精鋭6名の冒険活劇という単純明快な筋書きに、キャラクターもいいし、人間関係も友情あり、復讐あり、恋愛まであって(ビックリ)まったく飽きさせない。
しかも、軍隊における指揮官は、大の虫を生かして小の虫を殺す判断を迫られる(要するに敵も殺すが味方も殺す)という裏テーマもしっかりしていた。
昔の映画は、アクション場面でもゆったりしていていいなぁ。『ブラック・サンデー』を観たときも思ったけれど、目まぐるしいカット割りも、うるさい効果音もなし。午前十時の映画祭は入場料が学生500円で、DVDレンタルと比較しても100円か200円の違いだから映画館で観ればいいのにと思っていたが、コンピューター・ゲームなどに親しんでいる若い人にとっては、かったるく感じるのだろうか???
マロリー大尉(グレゴリー・ペック)・・・・慌てず騒がず。なんかムカツク(笑)。
ミラー伍長(デヴィッド・ニーヴン)・・・・共感した人物。やはり、責任ある判断をしなくていい平にかぎる。
スタブロフ大佐(アンソニー・クイン)・・・・漁師のふりした大芝居が(笑)。
ブラウン無線兵(スタンリー・ベイカー)・・・・なんか損な役回り(?)。
フランクリン少佐(アンソニー・クエイル)・・・・『アラビアのロレンス』同様、おいしい役どころ。
パパディモス一等兵(ジェームズ・ダーレン)・・・・きれいどころ。
マリア(イレーネ・パパス)・・・・ゴージャス。スタブロフとお似合い。
THE GUNS OF NAVARONE 監督:J・リー・トンプソン
(2011/07/17 TOHOシネマズ高知2)

ツィッター休止

先週の金曜日からジェームズのツィートなし。人々と話をするのに釘付けになりすぎたので、しばらく止めるとのこと。
「さよなら、皆さん」としんみり言ったあとで追伸があった。
「さよなら、皆さん」と言うと僕が片手に睡眠薬の小瓶、もう一方にブランデー・ボトルを持っているみたいに聞こえるだろうけど、違うよ。
何か面白いことをするんだって思えないかな。凧揚げとか、スープ作りとか。イタリア語の勉強とか、どこかで泳ぐとか。そういうの、いいよね。
なんか、よけい「しんみり」しちゃったんですけどぉーーーーー(ToT)。
しかし、この半年間、大いに楽しませてもらった。ハッキリものを言うヤツだということがわかったし、酒とサッカーと音楽が欠かせないということもわかった。コンピューター・ゲームばかりせず、本を読め!と思ったこともあったけれど、ひそかに読んでいるのかもしれない(?)。
凧揚げもスープ作りもいいけれど、仕事をするのが一番だ。次にメディアに登場するのはいつかな?願わくば早めに登場できますように。

ブラック・サンデー

パレスチナ人ダリア(マルト・ケラー)とヴェトナム帰還兵マイケル(ブルース・ダーン)が、スーパーボウル観戦に集まった8万人の頭上からダーツ爆弾を発射するのを、イスラエル諜報部カバコフ(ロバート・ショウ)が阻止できるかどうかというお話。三者それぞれの思いが暗く、誰をも悪役とはしておらず、音楽でアクションシーンを盛り上げようともしないし、えらく渋い。それだけに「妙に尾を引く娯楽作」となっている。
同じ回の上映を観たヤマちゃん、ガビーさんと遭遇し、お昼ご飯を食べながら「ダリアが裸じゃなかったら撃っちょったかもしれん。あまりに無防備で手が出せんかったんやろう。」とか、日本では1977年の公開予定が中止された件について「どっかの大使館からクレームがついたらしい。イスラエルかパレスチナか?退役軍人からもクレームがつきそうやねぇ。」などと話が聞けたのが楽しかった。
BLACK SUNDAY 監督:ジョン・フランケンハイマー
(2011/07/09 TOHOシネマズ高知2)