『ラストエンペラー』で溥儀(ジョン・ローン)を可哀想に思った私は、これほど庶民を不幸にしていいなら私にも総理大臣ができると自信を持たせてくれた元首相小泉何某や現首相にも、同情できる不幸があれば涙するのではないかと危惧していたところ、英国王の言語障害とその原因には一滴の涙も出なかったので、小泉何某に同情することはないかもしれないと若干気が楽になった。
ジョージ6世(コリン・ファース)のユーモアのあるセリフには笑わせてもらった。また、言語障害克服訓練が面白かった。それにくらべて、公式のスピーチの内容はつまらない(としたものだ)。特に映画の最後のスピーチは内容が内容だけに、いかに上手く話せても「よかったね」と感じなかった。ジョージ6世にとってよかったのであって、国民のためにはよいことでもなんでもないと思ってしまった。最初のスピーチが最もスリリングで痛ましくて、ヨーク公には気の毒だけれど映画としてはよかったと思う。
俳優を目指していたライオネル・ローグ(ジェフリー・ラッシュ)が、戦争神経症で言語障害になった人たちをサポートするうち専門家になっていったというのが、非常に印象に残った。
『ヒアアフター』で見かけたデレク・ジャコビが大司教役で出ていて、「また、出たー!」と(^_^;。実はこの人の顔がちょっと怖くて苦手。
灰緑色がきれいだった。
(TOHOシネマズ高知6 2011/02/27)
ツイート初め
ソープ・オペラを卒業し、舞台の仕事探しをするという情報に喜んだものの、ここのところ「エマデイル」の出番はまったくないし、このうえ、しばらく(何年も?)ジェームズを見れなくなるのかと、早くも飢えていたところ、なんとー!!!あれほど怖がっていたツイートを始めている!
James Sutton Fans on Twitterでいち早く情報は得ていたけれど、「本人かな?」と思いつつ読む時間もなくて、今日やっと読めた。
ツイート初めの2月21日まで遡って、フォロワーとの遣り取りも読んだ。どうして英語なんだー(ToT)。4、5時間かかったと思う。あまりに面白く、熱中して、予約していた歯医者に行くのをすっかり忘れるほどだった。(すんでの所で間に合った。)
始めたばかりのときは、混乱している、マニュアルはどこだ、ぼくに話しかけているの?誰が誰に話しているのかわからない、もしかして自分に話しているのか?みたいなことを言って、Fans onのエマさんにどうすればいいか教えてもらっている(笑)。
そのエマさんの「本当に運転免許持ってないのですか?」という問いに“no. some people were born to drive. others were born to be driven… (read. cant be arsed)”と格言めいた答え。
すこし慣れると、「(ツイッターで)早晩トラブルになりそう~」と何度も小心者のつぶやきを発し、「そのとおりよ」と昔習った演劇コーチに突っ込まれ、「いつから見てるの?」「最初からよ」と更に突っ込まれ(笑)。
エマさんは、同じくジェームズファンのリッツィ(リジー?)さんと仲良しで、「私たちこれからお行儀よくしなくちゃ」「でも、無理」「そうね、どうせ彼は見てないだろうし」と話しているところへ“i bloody can see…. :o)”(超見てるよ)。
う~ん、なかなかイメージどおりのジェームズだ(笑)。最もイメージどおりなところは・・・・、
“lunchtime drinking + shouting at footballers = massive headache.”や
“i finally got over my hangover so im celebrating with a beer. Go me…”。
そりゃ、太るよね~。「太る」をネタ(自虐ネタ?)にしたツイートもあり、イギリス人や~。
だけど、悲しいかな上記は私の妄想の域を出ない。なぜなら、私は“It’s all over with me.”(万事休すだ。)を「一山越えた」と訳した誤訳名人だから。[E:coldsweats01]
James Sutton on Twitter
28歳、俳優。熱狂的リバプールFCファン。ときどき詩人。パートタイム・ミュージシャン。一生阿呆。
リアクション
ホリヨークスのこの回は、ちょっと笑える回で(まあ、たいていは笑えるけど)、マイラはジョンポールのボーイフレンドを紹介してほしい、でも、ジョンポールはまだ紹介していない、そんな時、マイラが同居しているアレク(長女ジャッキーの夫)とジョンポールの話を立ち聞きしてしまい、ジョンポールが「ぼくは秘密はいやだ」みたいなことを言っているものだから、ジョンポールのボーイフレンドって「アレク!?」と大ショック。
「秘密は秘密じゃなくなったわよ」
「ひどいじゃないの」
「わたしの家で!」
(セリフは信じないでください。英語、わから~ん。)
ジョンポールのリアクションが可愛い(^_^)。
事の真相は、三女だか四女だかのカーメルが、アレクといちゃついているのをジョンポールが発見してしまい「母さんが知ったら、どんだけショックか」と気を揉んでアレクと話していたのをマイラが聞いてしまったのだった。
カーメルがマイラに告白して、マイラは、ジャッキーがアレクとカーメルの仲を知ったらどんだけショックかと心配しているところへジャッキーが帰宅。
実は、ジャッキーとアレクは偽装結婚。アレクは移民なのでと言えば、映画ファンには『グリーンカード』『ロルナの祈り』などでご存じのとおり。そして、偽装結婚はジョンポールも知っていて、最後に知るのはいつもマイラなのだ(^_^;。
(104) Hollyoaks – John Paul & Craig – (10/05/07)
4分頃から立ち聞き。アレク、ナイスバディ。マイラ、勘違いの修羅場を経て、カーメルの告白まで約3分半の長さ。
瞳の奥の秘密
素晴らしい!
死体を発見したときの反応がラテンだ。昨日、北欧の反応を見たばかりだったので、表情の差異に「ラテンだ、ラテンだ」と(心中)騒いでしまった。・・・・いやいや、それが素晴らしいっていうのじゃなくて(笑)。A(エイ)はI(愛)なのだ。Aがない25年間、それは虚しかったろう。(愛する人を失った虚しさ、思い出さえ色あせてしまう哀しさはリカルド・モレラス(パブロ・ラゴ)で十二分に描かれていた。)だけど、ベンハミン・エスポシト(リカルド・ダリン)には、まだ愛する人がいるのだもの。「簡単じゃないわよ」だったとしても、そりゃ、アタックあるのみだ。
それにしてもイレーネ・ヘイスティングス(ソレダ・ビジャミル)の瞳だってベンハミンと同じくらい語っていたので、ベンハミンもわかっていたはずなのに、なぜ、25年前にアタックしなかったのか。映画の中では、その答えをベンハミンの友人パブロ・サンドバル(ギレルモ・フランセーヤ)が語っていた「恋をしていないから、浮いた言葉を掛けられる」。
一目惚れした女性が上司で、本気になればなるほど気後れして気軽な言葉さえかけられないという感じだろうか。奥ゆかしい(自称堅物)イレーネが勇を鼓して誘った日にパブロが殺されるというタイミングの悪さもあった。(そういうことで、この「なぜ」を片付けていいのかという気もするけど。)
瞳に語らせる作品だけあって役者もいいし、アップも多い。モレラスとの25年ぶりの再会後、帰途の車中でベンハミンの思考をフラッシュバックで見せたり、モレラスの家へ徒歩で引き返すベンハミンを逆光でとらえたショットも印象深い。列車の音に重ねて銃を撃ち、銃口からは火花がというシーン、渋い。音楽がなかなかメロドラマ。どこまでが小説かと想像をふくらませることができる。長年の幽閉にもかかわらず、イシドロ・ゴメス(ハビエル・ゴディーノ)の目に力があったことが気にかかった。
(こうちコミュニティシネマ 高知県立美術館ホール 2011/02/24)
[追記]
モレラスがイシドロ・ゴメスを20年以上幽閉していた(懲役刑に処していた)という部分は小説ではないかと思う。そのヒントが、ベンハミンとイレーネの会話にあった。小説の中のイレーネとベンハミンのその後をどうするかという話になって、イレーネは二児の母となり、ベンハミンはどこか山の方で家畜を飼って独り暮らしというようなことだったと思う(早、わすれかけている;;;)。
モレラスは国境に近い山の方で独り暮らしだし(家畜の話も出たような?;;;)、構想していた小説中のベンハミンのその後と符合する。だから、最後に登場したモレラスは、ベンハミンを投影した小説中の人物ではないかと思ったわけだ。何よりイシドロ・ゴメスのために三食作って洗濯して汲み取りもなんて、そんな面倒な(!)と思う。そりゃ、小説でなければ出来ませんよと。
妻のことを忘れられないゴメスに「忘れなさい」と何度も言わせる。それは書き手のベンハミンが、忘れたくても忘れられないことを、忘れた方がよいと思っているからだろう。イシドロ・ゴメスを幽閉していたと書くことによって、友人パブロを殺した犯人も捕らえられ懲役に処せられたと思った方がよいと自分に言い聞かせたのではないだろうか。そうすることによって事件にけりをつけ、パブロの墓参りにも行けたのではないだろうか。