面白かった。感動した。
やはり笑わせてくれる映画っていうのは良い。
家族の映画っていうのも断然良い。
全ての女性が毎日かあさんしているわけじゃないよと、最後に疎外感を感じたけれど、子どもは宝っていうのはわかる。
家族の経験があれば、みな感動するんじゃないかな。
でも、毎日かあさんしていたはずの我が母がこの映画を観た感想は、「まあ、こんなもんやろね」。
(わはは)
牧野の「の」の字
牧野植物園へ行ってきた。
温室は人でいっぱい。蘭を見に行ったのか人を見に行ったのか。
最後の一枚は、我が家の蘭ちゃん。
長らく葉っぱだけだったので、どういう素性の植物かわからなかったけれど、花が咲いてみると蘭だった。
水だけやっているので、だんだん葉っぱの数が減って、最後の1枚に。(写真、後方の緑は茎。)
考えてみれば、蘭は熱帯の木の股や何かの苔に生えているはずで、自然界では鳥の糞がかかったりするだろう。今度は、米のとぎ汁をやってみようと思う。
遠い銀幕
ジェームズ・サットンを銀幕で観るという夢が遠のいたと思ったわけは、ソープ・オペラの登場人物の多さと、その中の実力俳優の存在を認識したせいだ。これだけ多くの俳優がいて、実力もありそうなのに、プロフィールを見ても演じた作品数が少ない。まあ、プロフィールからキャリアの質量を計れるものではないと思うけど。
私が実力俳優と感じたのは「ホリヨークス」でジョン・ポールの母マイラを演じたニコール・バーバラ・レイン。所帯じみた風貌に女手一つで子ども6人を育ててきたバイタリティーを感じさせられる。また、愛情豊かで直情径行なマックィーン気質は、マイラから子供たちに受け継がれているのではとも思う。
買い物に行った先で「あなたの息子はゲイで、つきあっていた私の娘は傷ついている」とかなんとか寝耳に水で、むかむかカッカしながら帰宅して息子に詰問するシーン。
「さてと」「何だよ?」「お前は」「ぼくが何?」「ゲイなの!?」「ちがうよ!!!」
と詰問調だったのが、
落ち着いてきて「私は、あなたのママよ。隠しごとはイヤよ。理解したいのよ。」と受け入れ態勢。
待ち受け態勢。
ついに告白。
よしよし。
でも、どうしましょう。
その日は、長女ジャッキーが出所してくる日だったけれど、告白騒ぎでお帰りパーティーの準備半ばのまま日が暮れて・・・・。
「僕のせいだね」「長い1日だったわ・・・。え、ちがう、あなたのせいじゃない。」「ふう。おやすみ。」「おやすみ」。自室へ向かうジョン・ポールを呼び止めて「愛しているわよ」「僕も」というような何気ない会話の後、
ひとり残ったマイラのすすり泣き。
こんなに美人で色っぽい人なのに、化けてる化けてる(笑)。
(74) Hollyoaks – John Paul & Craig – (08/02/07) PART 1
4分40秒当たり(カッカしてる)と7分15秒当たり(落ち着いてきてる)からマイラとジョン・ポールのシーン
(75) Hollyoaks – John Paul & Craig – (08/02/07) PART 2
1分35秒当たりから何気ない会話の始まり
ザ・タウン
やるねぇ!ベン・アフレック監督。
なかなか面白かった。
強盗から足を洗いたい、愛する人とこの町から出たい。ヤクザ映画の王道パターンのような気もする。
気の利いたセリフもあって、共同脚本家としても才能を発揮。
だけど、あの結末は・・・。そこだけが不満。
なかなか良い俳優がそろっている。
ジェレミー・レナー(ジェム:ダグと強盗。人間凶器の危なさ。)
レベッカ・ホール(クレア:銀行支店長。強盗の被害者。ダグと愛し合う。)
クリス・クーパー(ビッグ・マック:ダグの父ちゃん。服役中。)
ジョン・ハム(FBI捜査官:嫌なヤツ。でも、男前。)
そして・・・・、
ピーター・ポスルスウェイト(花屋:悪いやつ。)
[追記]
強盗を働いたうえに、悪の親玉とはいえ人を殺しておいて、警察にも捕まらず死にもせず、フロリダあたりでのんびり(?)しておっちゃいかんと思うなぁ。映画としては、ジェムみたいに死ぬのが正しいと思う。あるいは捕まって、あのFBI捜査官にねちねちと(父親のことも含め)嫌みを言われ、観客の同情を引くのもいいと思う。もしくは天罰が下るか、お天道様に顔向けできない裏街道を歩き続けるか。強盗と殺しのケジメはつけておいてほしかった。