令和4年 第10回県展書道 無鑑査展と高橋雨香展

令和4年 第10回県展書道 無鑑査展

とても面白かった。
無鑑査の方々は10名で、それぞれ2作品から4作品を出品している。全部で28作品だからじっくり見ても1時間くらい。複数作品の出品だから個性を発揮しながらも同じ人の異なる雰囲気の作品を見れる。漢字、かな、漢字かな交じり、漢字の書体も色々でバラエティに富んでいる。嬉しいのは頂いた目録を片手に作品の字が読める~!目録の活字と作品の文字を見比べて「ははぁ」とわかってくるし、漢詩の読み下し文なんかありがたかった。無料でいいの!?という感じ。また来年も行こう。
(2022/01/07 高新画廊)

高橋雨香展

美術館のカフェに入ったら個展をやっていた。しかも、最終日。よいものが見れてよかった。
篆書が多く、奥の方に今年の干支の寅があって、12月に書いていたので読めて嬉しかった。雨香さんの寅はすごく可愛らしい寅だった。また、壁一面の大作には驚いた。入り口から小品が並んでいて角を曲がると大きめの「寅」と大作「飛龍」(?)が目に飛び込んでくる。ふと目を転じた窓から見える池にはヨットが浮かんでいて、その帆にも一文字の篆書。企画・製作力に感服した。また、「トンパ経典」のトンパ文字は初めて見聞きしたもので大変興味深かった。
カフェでの個展は、よいめぐり逢いの機会だ。でも、他のお客さんが座っているところの作品は遠慮があって見にくい。機会があったらまた見たいと思い、記名してきた。
(2022/01/31 高知県立美術館のマルクカフェ)

牧野植物園のラン展

立春を過ぎてもまだ少し寒い。それでも庭にはホトケノザがはびこってきて早くも咲いている。紅葉も芽がでてきたようだ。散歩ではナズナが咲いていてビックリ(さすがに葉っぱは赤っぽかったが)。ご近所の沈丁花は蕾が色づいているし、寒くてもやっぱり春なんだなぁ。
若いときはクリスマスや正月のある冬が好きでシベリアに移住してもかまわないと思っていたが、寒さが身に堪える今となっては春がイイ。梅、白木蓮、桜、藤という順番も好きだ。
牧野植物園では梅が咲きはじめという感じだった。8Kシアターは時間が合わず今回はパスしたが、ミニ企画展「牧野コレクション 植物図の世界−桜図譜より」が意外に楽しかった。桜図譜、綺麗!こんなに種類があったのかと驚いた。素敵な名前ばかり、忘れたけど(^_^;。牧野の企画展は私に丁度のボリュームで疲れないのも好きなのだ。

アナザーラウンド

デンマークでは飲酒問題があるのだろう。飲酒の功罪についての映画でコメディ仕立てだった。
冒頭で若者が電車内でもどんちゃんやっているのにはうんざりで、酒は温めの燗がいい、肴はあぶったイカでいいとしみじみ思った。
この映画を観ていると何でもほどほどがイイものだと思う。また、晴れの日の酒はイイものだとも思う。妻と上手くいかず、酒に頼ったり逃げたりはダメだ。大事なことは早めに素面で言うに限る。主人公の友人が孤独をまぎらわすため酒を飲んで飲んだまま愛犬とボートに乗って海(湖?)に出て事故を起こすなんて悲しすぎる。とまあ、半分はそういう作品だった。
そして、もう半分は、マッツ・ミケルセンの魅力が満載なのであった。

主人公のマーティンは、今まさにミドルエイジクライシス真っ盛り。妻としっくりいかず、子どもは親を無下にする時期だし、教室では授業に身が入らない。若かりし頃の活力はどこへやら、自信もなくなり内向的になるばかりか、無気力になっている。友だちから「何かあったのか?」と水を向けられると酒が入ったせいか素直になって(?)涙がにじむ。いいね♥、いいね♥、涙をぬぐうミケルセン。永遠に泣いてほしい(笑)。
妻との関係がまずくて仕事にまで影響していたのが、アルコールのお陰で授業が生徒から好評となり、自信が持てて今度はアルコールなしで妻との関係が改善するという家庭と仕事のリンク具合も面白く、活力のあるミケルセンも見れるし~。
妻が浮気を認めたときの激怒の様子も哀しみ交じりでよかった。そうか、そこが核心だったかと納得。
最後には「待ってました」、予告どおり踊ってくれる。あんまりカットを割らないでほしかったけれど、カッコよかった~。めでたしめでたし。
(2022/01/24 あたご劇場)

源平小菊

2020年3月、通販で購入。
こんな簡単な花はないと思っていた。ほとんど放置状態だった。ところが野に咲く花は鉢植えになじまないのか、枯れてしまった。(2022年1月)
鉢植えのダイアンサス二種類を庭に植え替えたらダイアンサスの間から源平小菊も咲いた。さては隣の鉢に種を飛ばしていたな。庭で増えすぎると嫌だと思って鉢に植えていたのに。源平小菊、抜くべきか抜かざるべきか。(2022/04/30)