一昨日が処暑らしいけど

2013残暑お見舞い

ところによって降りすぎたり、降らなさすぎたりで、うまくいかないものですね。こちらは日照りが続いておりましたが、昨日今日とようやくのお湿りで、エアコンのない私の部屋でも扇風機で何とかしのげて、一月ぶりにホームページの更新ができました。
映画は精力的に(?)見ておりまして、6月から感想がたまる一方。かるかん率100%を達成できるでしょうか!?

DVDも見たので感想~。
『空飛ぶゆうれい船』、オープニングが素晴らしい!後半少し失速するけど、それまでは「わくわくドキドキ、次はどうなる!?」という冒険もの。7月の上映を見逃して本当に残念でした。
『ディスタービア』、やっぱりシャイア・ラブーフ君が好き好き~。可愛いな~。追っかけますよ~(笑)。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。いくら勉強ができても実ってないから周りの大人がバカに見えて仕方ない。『17歳の肖像』、若さってこういうものですよねぇ。失敗を悟ってからの主人公(キャリー・マリガン)は本当に賢かったなぁ。キャラクターでは、主人公が婚約したと知って相棒と絶交する泥棒さん(ドミニク・クーパー)が好き。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、これは是非スクリーンで観たいスケール感と映像美。お話も「狂」を描いて面白かった!金儲けも汗水たらして働いているうちは良かったけれど、「足を知る」ことがなければいずれは血を見るということでしょうか。主人公(ダニエル・デイ・ルイス)と資本主義社会が妙に重なります。
『エスター』、めっちゃこわくて、パソコンの画面(ウィンドウ)を小さくしてみました(笑)。子どもがあんな風に・・・というのは、後味悪い~。オカルトと思って観ていたら、あららビックリの正体。異形の者の哀しさにあと一歩でした。
『マイ・ブラザー』、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ギレンホール、トビー・マグワイアで『ある愛の風景』のリメイクとくれば観たいよね~。トビー・マグワイア(のギョロ目)が怖かった~。

終戦のエンペラー

う~ん、確かに初めて知ったこともたくさんあったけれど、歴史の新解釈があるわけでもなく、なぜ、天皇が東京裁判を免れたのかはおおよそ聞いていたし、何だか物足りなかった。この作品は日本人よりも、日本人に感心のある外国人の方が面白く観られるのではないだろうか。というのも日本独特の文化であろう「空気を読む」とか「慮る」などが上手く描かれていたと思うからだ。そういう国では、以心伝心など良いこともあるが、責任があいまいになるなど悪いこともある。「空気を読む」とか「忖度する」には物的証拠が残らないから、裁判などで責任者への追求が難しくなるのではないか。今の問題として響いてくるところはあった。

[追記]
空気を読んで色んなことを自粛、自主規制するのも良くないなぁ。空気を読むより先を読めと思う今日この頃。

フェラーズ准将(マシュー・フォックス)/マッカーサー元帥(トミー・リー・ジョーンズ)/アヤ(初音映莉子)/高橋(羽田昌義)

EMPEROR
監督:ピーター・ウェーバー
(2013/07/31 TOHOシネマズ高知3)

合衆国最後の日

1977年の作品だが1981年のアメリカ、モンタナ州のミサイル基地、軍司令部、ホワイトハウスの三ヶ所が主な舞台。画面を分割して同時進行していることを一気に見せたり、カットの間がゆったりしていて全体的に懐かしい昔の映画~っていう感じ。
刑務所から脱走した元軍人デル(バート・ランカスター)らがミサイル基地を乗っ取り、核爆弾の発射との交換条件に秘密文書の公開と現金及び人質として大統領(チャールズ・ダーニング)を要求。娯楽映画としては先は読めるので面白さ半減・・・・と思いきや、どうしてどうして、なかなかに骨があり、現在進行中の(アメリカ当局が世界中の一般市民の通信まで収集・分析していた内幕を元NSA職員のスノーデンさんが暴露した)事件を彷彿させられたばかりか、権力の構造という点で今にも通じる話で面白かった。

ソ連に対して徹底抗戦する構えで、大勢の兵士を犠牲にしてもよしとして戦争を始め長引かせた前政権の意志決定がデルによって断罪されている。デルはアメリカ国民のために、その議事録を公開せよと言っており、誠実な(庶民派?)大統領に期待を寄せている。前政権のしたことだから現大統領はその事実を公表したい。しかし、他の首脳陣は公開すると国民の信用をなくすから、公開できないと言う。要するに政権維持のため公開できないと言うことだろう。この映画が作られた当時は、アメリカは反共だったわけだが、今は反テロだ。反共も反テロもその黒幕は越後屋だろうと私は思っているので、越後屋の息の掛かった首脳陣という風にしていたら更に面白かった。それでも、最高権力者の大統領でさえ意のままにならない現実があることを悲劇的に描いたことによって、組織の中の個人(多勢に無勢)の弱さや、黒幕的な存在を感じさせられる作りになっていた。

マッケンジー将軍(リチャード・ウィドマーク)/脱獄囚仲間パウエル(ポール・ウィンフィールド)

TWILIGHT’S LAST GLEAMING
NUCLEAR COUNTDOWN
DAS ULTIMATUM[西ドイツ]
監督:ロバート・アルドリッチ
(2013/08/03 あたご劇場)

最終目的地

丸く収まって、めでたしめでたし。とても面白かった。
神が人間に与えると約束した土地ではなくても、自分に合った土地で暮らすのがいいよねということだと思った。同時に自分に合った土地でくらすのもいいけど、それよりも相性の良いパートナーといっしょにいるのが(周囲の者も含めて)幸せというものだと思った。

登場人物のキャラクターが立っていた。オマー・ラザギ(オマー・メトワリー)、可愛い~(^_^)。ディアドレ(アレクサンドラ・マリア・ララ)、傑作~(^Q^)。

オマーがウルグアイにやってくるまで、アダム(作家ユルス・グントの兄:アンソニー・ホプキンス)やキャロライン(作家の妻:ローラ・リニー)、アーデン(作家の愛人:シャルロット・ゲンズブール)、ピート(アダムのパートナー:真田広之)はいったいどんな生活を送っていたのか。平穏で均衡がとれた生活だったろうけど、退屈していたみたい。そこへユルスの伝記を書かせてほしいとアメリカからオマーがやってきて均衡がくずれた。パズルのピースが一つ増えて、うまく収まらないな~というところへ、オマーの恋人ディアドレもやってきて、ひっちゃかめっちゃか(笑)。

3年後、ニューヨーク(?)のオペラ劇場でディアドレとキャロラインが再会して、その会話からウルグアイ組もうまくいっていることがわかる。キャロラインもディアドレもパートナーに恵まれて幸せそうだ。パズルが完成した。いや~、めでたい。

それにしても、ウルグアイにオマーがやってきたとき、オマーとアーデンの仲をやっかんでいたかに見えたキャロラインが、実は欺されやすいアーデンを心配していたのだとわかって、ちょー面白かった。ユルスが書いた自伝的小説をキャロラインだけが読んでいる。その内容からすると、ユルスは妻と愛人の壮絶なバトルを期待していたみたいだ。だけど、現実には妻と愛人の力に差がありすぎて嫉妬心など生まれようがなかったようだ。あるいは妻が夫に不足を感じていたのか。妻には圧倒され、愛人では物足りない、ユルスの立場はーーー(笑)。妻への当てつけに自死したってこともありえはしないだろうか。
キャロラインが原稿を焼こうとしたのはなぜか。また、焼きかけた原稿を炎の中から取りだしたのはなぜか。そういうところも面白かった。

THE CITY OF YOUR FINAL DESTINATION
監督:ジェームズ・アイヴォリー
(シネマ・サンライズ 2013/07/26 高知県立美術館ホール)