猿の惑星:創世記(ジェネシス)

今度のアカデミー賞授賞式で、アンディ・サーキスに主演男優賞が授与されるところを見たい!!!そして、助演男優賞は、アルツハイマーの父親役が見事だったジョン・リスゴーに!
シーザー(アンディ・サーキス)に自我が芽生え、不満のようなものが溜まっていく様子にはドキドキしたし、ウィル(ジェームズ・フランコ)に背を向けるシーンではもらい泣きしそうになった。だけど、一番悲しいと思ったのは、シーザーが初めて発した言葉を聞いたときだ。シーザーの境遇では当然の一言だけど。
いつも遠くからでしか見たことのない金門橋を(CGかもしれないが)、こんなに近くで見せてもらえてワクワクした。アメリカ杉の森もよかった(CGかもしれないが)。
地球で人類の立ち位置が類人猿にとって変わられるのは、旧作シリーズでは核戦争の末の話だったような気がするが、この映画ではウィルスのせいで人類は滅亡の危機を迎えるような感じになっていた。原発の恐怖はともかく核戦争の危機が遠のいた今、新型ウィルスやバイオ科学の副作用がいかにもな驚異ということなんだろうか。
RISE OF THE PLANET OF THE APES 監督:ルパート・ワイアット
(2011/10/15 TOHOシネマズ高知7)

ワイルド・スピード MEGA MAX

カーチェイス・シーンは睡眠時間という奇癖を持つワタクシとしては、ずっと避けてきたシリーズだったけれど、シリーズ中でもなかなかよいとの評判なのでフリーパスで観た。
う~ん、お話は、何かどうでもいいなあ(^_^;。暴力じゃなくてお金で皆を支配するというレイエス(ヨアキム・デ・アルメイダ)が、今風の悪役で面白かったし、仲間や家族が大事という娯楽映画の基本中の基本を踏襲してくれているのは嬉しかった。それから、ヴィン・ディーゼルって、演技は達者じゃないけど存在感で主役を張れるところといい、温厚そうなところといい、松平健に似ていると思った。
カーアクションは、冒頭の列車からダイビングまでは手に汗握り、目を見張った。おしまいの方の金庫付きチェイスは、お腹を抱えた(^Q^)。そんなわけで眠りはしなかったけれど、カット割りが多すぎるのが不満だ。一連の流れを見せてもらえないことには、アクションを堪能した気になれない。
思えば『フラッシュ・ダンス』の頃から同じようなことを言っている気がする。ダンスがすごいと評判だったが、細かいカット割りのおかげで、ちっとも凄いと思えなかった。
私にとってカーチェイスと言えば、ずいぶん前にビデオで観たきりの『フレンチ・コネクション』だ。午前十時の映画祭のおかげでスクリーンでの拝観がかなう予定だが、めちゃめちゃカットを刻んでいたらどうしよう(^_^;、という気がしないでもない(こともない)。
ドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)
ブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)
ミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター)
ルーク・ホッブス(ドウェイン・ジョンソン)・・・・カッチョイイ。
FAST FIVE 監督:ジャスティン・リン
(2011/10/15 TOHOシネマズ高知8 吹替版)

モテキ

楽しかった!歌謡映画になっていた。それなのに出てくる歌を知らないのが悲しひ。ただし、ウェブ映画の部分(エンドクレジット)では
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
という感じだった(笑)。
本編中の名言(迷言)がクレジットされているのも(^▽^)ケケケ。
シャボン玉、ミラーボール、雨に泥。ストレートな恋愛映画の料理の仕方が素晴らしいと思う。
藤本幸世(森山未來)
みゆき(長澤まさみ)
るみ子(麻生久美子)
山下ダイスケ(金子ノブアキ)
墨田(リリー・フランキー)
監督:大根仁
(2011/10/10 TOHOシネマズ高知8)

はやぶさ/HAYABUSA

眼鏡率高し。皆、研究者、技術者に見えたし、各人の個性が面白かった。宇宙だけでなく研究所やロケット打ち上げ場所(内之浦?)の映像が綺麗なのもよかった。そして、なじみのない世界を垣間見せてくれ、色々教えてもらえるのが何より楽しい。また、狂言回し水沢恵(竹内結子)の転機物語としても楽しめるように作られていて巧い。
打ち上げまで大いに笑わせてくれたので、「これはパンフレット、買い」だと思いながら観ていたけれど、打ち上げてからは笑いどころがほとんどなくなり残念。おしまいには少々疲れて、パンフレットは買わず仕舞いだった。
的場(西田敏行)
坂上(高嶋政伸)
川渕(佐野史郎)
監督:堤幸彦
(2011/10/10 TOHOシネマズ高知3)