ひょんなことからネットで平手友梨奈の画像を見て、ひえ~、可っ愛いいい!目力、タイプ~と思い、出演作を検索したら『響-HIBIKI-』『さんかく窓の外側は夜』『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』とあって、『さんかく窓の外側は夜』は上映中だけど霊を見る話だし、岡田将生と志尊淳のBLなのか?う~ん、とグズグズしているうちに上映時間が観れない時間帯になった。残る『殺さない殺し屋』には安藤くん(安藤政信)も木村佳乃も出てる!でも、とっくに公開済では……と思ったら、公開済はシリーズ化される前の作品で、シリーズ化されて第二作目となる『殺さない殺し屋』は新型コロナの関係で公開延期になっているとのこと。
いつ公開されるのかな?公開されたらされたで、岡田准一のアクション、う~ん、安藤くんは殺し屋かぁ、う~ん、とまたグズグズしそうな気もするけど。
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彼女は夢で踊る
素晴らしい。
よみがえる失恋の痛み、劇場閉館にともなう賑やかだった時代と青春への惜別。それらがフィルムっぽい柔らかな映像で描かれる。レディオヘッドの音楽と驚くほどマッチしているのもイイ。ユーモアもあるし、『タクシードライバー』でニューヨークの町を背景に歩くトラビスのように、広島の町を歩く社長さん(加藤雅也)のショットもグー。詩か上質の文学作品のような美しさがある。ストリップもちゃんと見せてくれたし、作り手の広島第一劇場への愛も充分伝わってきた。
(追記)
世慣れた社長さんにも若い頃(犬飼貴丈)のような柔らかい心が残っている。いつまで残るのかなぁ。残っていると当人はしんどいけど魅力的だと思う。年齢の問題ではなく人それぞれ違うのだろうなぁ。
「踊子」より「ストリップダンサー」又は単に「ダンサー」の方がピタッとくるパフォーマンス。踊子=舞妓、ダンサー=芸子みたいなニュアンスかなぁ。
(2021/01/29 あたご劇場)
SF映画ベスト3(未決)
リウ・ツーシンの「三体」「三体Ⅱ黒暗森林」がめっぽう面白く、春に完結編の翻訳が出るというので楽しみにしている。それで(SFがマイブームのうちに)、決めかねていたSF映画ベスト3を決めないままアップしてもいいかという気になった。
すぐに浮かぶのが次のタイトル。
A.I.(2001)
オデッセイ(2015)
マトリックス3部作
マトリックス(1999)、リローデッド(2003)、レボリューションズ(2003)
ターミネーター(1984)
ミッション:8ミニッツ(2011)
『A.I.』はスピルバーク作品の中でもお気に入りだ。■鬼の対談>A.I.でK君の言うとおり哲学的なところのある作品だ。神が人間にとって親のような存在であるように、A.I.を作った人間はA.I.の親として責任を持つべきではないかというような会話がある。そのように設定されたディヴィッドはもとより、人類が滅んで考古学に励むA.I.も親(ルーツ)を乞う話になっている。スケールのある映像と詩情のある幕切れが心に残る。
『オデッセイ』は人類万歳という気分になれる。宇宙飛行士は危機に瀕しても沈着冷静で創意工夫に富んでいた。科学と人間の命を不可分に描いている。また、人を救うのは科学だけではないということも。
『マトリックス3部作』は■鬼の対談>マトリックス 3部作の編集後記に記したように驚きの連続で大いに楽しませてもらった。公開されたのがパソコン、インターネットが一般に普及してきた頃で、その頃ならではの話だと思う。
『ターミネーター』は人類とスカイネット(AI)との戦い(ターミネーターとの追いかけっこ)を描いたタイムトラベルものに恋愛要素があり、1本で3本分の面白さ。おまけに低予算の安っぽさも楽しめる愛され作品だ。サラ・コナーをターミネーターから守るため未来からやってきたカイル・リース(マイケル・ビーン)が、当時世界最速の陸上選手カール・ルイスを思わせる名前であることも記しておきたい。
『ミッション:8ミニッツ』は、変わりタイムトラベルもの。複雑な話がわかりやすくて驚きだが、すらすら言葉に出来ないのでやっぱり相当に複雑なのでは・・・・・。どうかな?とにかく、話にも映像にもセンスを感じる。最後の方のスローモーションなんか美しい。
以下に好きな作品。きまぐれで過去の感想にリンクしています。
【AIもの】
エクスマキナ
ブレードランナー
【超能力もの】
X-MENシリーズ
サトラレ
キャリー
【時空間移動もの】
タイムマシン
バック・トゥ・ザ・フューチャー
バタフライ・エフェクト
テルマエ・ロマエ
時をかける少女
アルタード・ステイツ
【宇宙(人)もの】
猿の惑星
ゼロ・グラビティー
エイリアン
ヒドゥン
地球に落ちて来た男
【何もの?】
ミクロの決死圏
未来世紀ブラジル
ガタカ
抜かりがあってはいけないとSF映画を検索した。なぜかトップ30までしか載せてくれてない。
科学者や作家、映画監督が選んだ「SF映画ベスト100」
2020年7月11日 10:19映画.com7月11日 配信より
1.「2001年宇宙の旅」(1968)
2.「ブレードランナー」(1982)
3.「エイリアン」(1979)
4.「未知との遭遇」(1977)
5.「エイリアン2」(1986)
6.「スター・ウォーズ」(1977)
7.「未来世紀ブラジル」(1985)
8.「メトロポリス(1926)」
9.「ターミネーター」(1984)
10.「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(1980)
11.「E.T.」(1982)
12.「遊星からの物体X」(1982)
13.「マトリックス」(1999)
14.「月に囚われた男」(2009)
15.「ストーカー(1979)」
16.「ターミネーター2」(1991)
17.「惑星ソラリス」(1972)
18.「トゥモロー・ワールド」(2006)
19.「ザ・フライ」(1986)
20.「禁断の惑星」(1956)
21.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)
22.「エターナル・サンシャイン」(2004)
23.「A.I.」(2001)
24.「12モンキーズ」(1995)
25.「ロボコップ(1987)」
26.「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」(1956)
27.「時計じかけのオレンジ」(1971)
28.「ラ・ジュテ」(1962)
29.「猿の惑星」(1968)
30.「ジュラシック・パーク」(1993)
『2001年宇宙の旅』はやっぱりという感じ。
『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』はトリロジーの中で一番面白いと思うので選ばれているのは嬉しいけど、なぜかSF映画とは思ってなかった。
私が見たタルコフスキー作品では一番面白かった『ストーカー』もSFだったのか~。『惑星ソラリス』は原作が面白かった。SFでの知的生命体は人類と意思疎通が出来るものが多いけれど(イカ型宇宙人とも意思疎通していたよね)、意思疎通できない生命体との接近遭遇の設定に驚嘆したものだった。
『トゥモロー・ワールド』の世界観、よかった!ストーリーは今一つ好きになれないが、やっぱり映像が素晴らしいと思う。
トゥモローと言えば『トゥモロー・ワールド』ほどではないが、思い出すのは『デイ・アフター・トゥモロー』だ。地球温暖化で北半球が氷の世界になるのも面白かったけれど、暖を取るのに図書館の本を火にくべるシーンが印象に残っている。『ザ・フライ』!忘れてた。セス・ブランドン(ジェフ・ゴールドブラム)の博物館(^Q^)。
『ジュラシック・パーク』もジェフ・ゴールドブラムが出演していた。恐竜といえばコナン・ドイルの「失われた世界」が傑作でチャレンジャー教授ものを続けて読んだものだった。映画の方もテレビで見て結構面白かった記憶がある。
映画はSFかファンタジーに分類できるくらい作品が多いので、忘れている作品がまだまだありそうな気がする。
ブリット=マリーの幸せなひとりだち
重曹はそんなに万能なのか~。家事の勉強もしなければ。
リヴァプールFCファンが観たら喜ぶ。(余談:リヴァプールFC命のジェームズ・サットンは、数年前に結婚し、ヒッチコック作品でおなじみの「ロープ」の舞台にも立ったが、近年ツイートしないので消息不明。)
スウェーデンの様子がチラホラわかって面白かった。63歳が働こうと思っても働ける場所はあまりない。それは日本も同様だけれど、スウェーデンのハローワーク(?)は相談しやすそう。本当に1対1で相談にのってくれるの?
性差別しないようにというのは、ちゃんと教育されていてハローワークでも、そのへんは適正にされている模様。
田舎でも移民が思いのほか多くて定着している。
主婦歴40年のブリット=マリー(ペルニラ・アウグスト)は、掃除洗濯ガラス拭き、やるべきことをやれば、それでよし。長年の夫の浮気にも気づかないふり。フランスに行きたしと思えども旅は怖い。規則正しい生活に不満はない。・・・・と思い込むようにしてきたので、表情筋が硬くなってしまった。年も年だから関節も硬く、したがって、動きもスロー。スロー、スロー、硬く硬く。
サッカー少女ヴェガとブリット=マリー、子どもと大人が対等に話し合うところが面白い。ヴェガがなりたい自分に向けてまっしぐらなのがまぶしい。ブリット=マリーは、そうはいきませんて。この年になると気力体力が。だけど、ブリット=マリーよ、やっぱり人にもまれて刺激になったね。人を活性化させるのは人だと思う。ブリット=マリーのスローなテンポで、やわらかいパリの風に吹かれるラストシーン。いくつでも、いつでも、決意と勢いさえあれば!
(2021/01/18 あたご劇場)