「不死身日和」という原題にふさわしく、ど派手に不死身で荒唐無稽。ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)も息子のジャック(ジェイ・コートニー)もスーパーマンと化していたのであった。オリジナルとは遠く離れたところへ来てしまった(笑)。
また、前作は、サイバー戦争の前哨戦みたいな感じのタイムリーさというか同時代性が面白かったが、今作は、なぜ今チェルノブイリ?という感じだった。米ロ親子対決はアメリカの勝ち~みたいな終わり方だし、その他諸々、この映画をロシアに売る気はないのかな(笑)。
不肖の息子をぼやくくらいじゃジョン爺のよさが発揮されないので、もうね、孫を出すしかないよ。定年退職後、子守をしてたら事件がどこからともなく降ってきた。ジョン・マクレーン、「子守おおかみ」と化す。スーパーマンと化すよりは、「ダイ・ハード」らしいのではないだろうか。
A GOOD DAY TO DIE HARD
監督:ジョン・ムーア
(2013/02/23 TOHOシネマズ高知7)