俳優がよいのか演出力があるのか、あっという間の2時間だった。それとフランス映画は色彩がきれいと改めて思った。
刑務所の面会室には、様々な人生が凝縮されているということなんだろうとけど、喜怒哀楽のうち、「怒」と「哀」しか描けてないような。・・・・え、もしかして、二組目は「楽」?なんか、ステファンってなさけない人で・・・(笑)。彼も女性運がよければ、うまく操縦してもらってイイ父ちゃんになれたんじゃないかと思うんだけど、女性運がよろしくないうえにアホじゃん(^_^;。身代わりで刑務所に入るって、やっぱり笑うところだったのかなぁ?1年で出所できる保証はないと思うけどなぁ。ピエールってそんなに信用できるの?ばれたら別の罪に問われるでしょうに。
ロールは若気の至りってヤツでしょう。先が思い遣られるなぁ。だけど、思いのままに生きられるってイイね。アントワンは暇人なのか、とてもいい人なのか、下心があるのか。とてもイイ暇人で下心ほどのものはないけれど、可愛い子ちゃんには弱いかも(笑)。
ゾラのパートは重かった。ただし、息子を殺した相手の姉であるセリーヌに対して、「あなたは悪くない」というところはホッとした。
一組目:ロール(ポーリン・エチエンヌ)/アレクサンドル(ヴァンサン・ロティエ)/アントワン(ジュリアン・リュカ)
二組目:ステファン(レダ・カテブ)/エルザ(ディナーラ・ドルカーロワ)/ピエール(マルク・バルベ)
三組目:ゾラ(ファリダ・ラウアジ)/セリーヌ(デルフィーヌ・シュイヨー)
QU’UN SEUL TIENNE ET LES AUTRES SUIVRONT
監督:レア・フェネール
(シネマ・サンライズ 2013/10/17 高知県立美術館ホール)