オデッセイ

タイトルが出たとき笑えた。「THE MARTIAN」・・・火星人!?わはははは。
火星人となったワトニー(マット・デイモン)、ちょー前向き(^o^)。
宇宙飛行士ってすごい!科学ってすごい!人類ってすごい!宇宙ロケットの頭はビニールでいいのか!
私自身が偉いわけではないけれど、人類の端くれとしては、なんかやはり気分がよかった。前向きパワーを注入されたのでしょう。

生きるうえで必要なことが順番に描かれていく。空気、傷の手当て、水、食料。十字架は早々と燃やされるけれど、着火剤としてありがたかったわけで、宗教も役に立つじゃーん。人はパンのみにて生きるにあらず。船長(ジェシカ・チャスティン)が残したディスコ・ミュージック集もどれほどなぐさめになったことか。ワトニーが、初めて地球と交信できたとき流した涙を忘れない。独りぼっちは辛いぜよ。しかも生死に直結している。そして、仲間によるインターセプト場面の美しさ。ハラハラドキドキのクライマックスが見事なハイライトシーンになっていた。

一方で吹けば飛ぶような宇宙小屋に火星の嵐は怖かった。宇宙服がやぶれてもヘルメットにひびが入っても死ぬので怖いことだらけ。万が一のときの両親への伝言を船長にお願いするところも神妙にならざるを得ない。
あとは、涙ものの「スターマン」はもちろん、NASAは本当にそんなに情報公開しているのか?とか、80年代はアメリカ映画に日本がよく出てきたけれど今は中国だねとか、「事故は会議室で起きているんじゃない、現場で起きている」とは(よう)言わない元飛行士(ショーン・ビーン)とか、いろいろ細々と面白かった。
(2016/02/05 TOHOシネマズ高知6)

「オデッセイ」への6件のフィードバック

  1. お茶屋さん、こんにちは。
    遅いレスですみませぬ。私は原作を読んでたのでワンシーンワンシーンが、あれの伏線になってるんだなとか、あのセリフにつながってるんだなとか分かって、初めから終わりまでウルウルしっぱなしでした。

    SFは、もともと好きなジャンルなんだけど極限の状況で人は何をすべきか、何ができるのかを描いた映画も大好きです。なのでこの作品はどストライクにはまりました。まだ年がはじまって2ケ月しか過ぎてませんが、多分今年のベストです。まだ公開中ですが、レンタルしたのを自宅で感情を爆発させながら観るのを楽しみにしています。

    映画の口コミサイトを見て驚いたんですけど、ラストで中国が活躍するのが気に入らないからという理由で低い評価をつけている人が多いんですね。科学的な裏付けは原作を読まないとわからないかもしれないけど、あそこでEUのロケットを使ったのでは面白みに欠けることぐらいはわかりそうなもんです。でもそういう視点では見てないんです。自分のエゴを満足させてくれるかどうかで映画を評価する人の多さにびっくりです。

    先日観たエージェント・ウルトラも楽しかったし、今年は滑り出し好調です。シリーズものの魅力もわかるけど、やっぱり新作は良いですね。

  2. 四ツ谷さん、いらっしゃいませ。
    素晴らしい作品でしたよね!見た後すぐ、甥に勧めましたが、よう見なかったようです(残念)。
    わたしはテン入りは確実ですが、ベストは保留中(^ー^)。なんせ4月に『恋人たち』が上映されるので。『恋人たち』は人生のどん底を描いた作品のようですが、監督が「最後に希望を持てないような映画を作っちゃいかん」と思っている人のようなので期待がふくらんでいます。

    原作は「火星の人」というのだそうですね。「火星人」にしてほしかったなぁ(笑)。

    >ラストで中国が活躍するのが気に入らないからという理由で低い評価をつけている人が多いんですね。

    ひえ~、そうなんですか。もったいない見方ですねぇ。
    淀川長治さんが「映画は学校」と言っていましたが、本をあまり読まないわたしにとってはまさに箴言。アメリカにとっての中国がどのような位置づけか、近年のアメリカ映画を見ていると、なんとなくわかるよねーって感じです。
    お口直しにヤマちゃんの映画日誌はいかがですか?
    大絶賛です。
     ↓
    http://www7b.biglobe.ne.jp/~magarinin/2016/08.htm

  3. あら、拙日誌をご紹介くださってたんですね、
    ありがとう、お茶屋さん。

    お茶屋さんなら、言及するのが♪スターマン♪なのは
    僕とても察しがついておりましたよ(笑)。

    >生きるうえで必要なことが順番に描かれていく。空気、傷の手当て、水、食料。十字架は早々と燃やされるけれど、着火剤としてありがたかったわけで、宗教も役に立つじゃーん。人はパンのみにて生きるにあらず。

    いいコメントですね(拍手)。

  4. おー、ヤマちゃん、いらっしゃいませ。
    ヤマちゃんにストライクな音楽だったんだねーと日誌をよませてもらいました(^_^)。

    >いいコメントですね(拍手)。

    ありがとうございまする~。
    そこから他者との交わり助け合いにつながって行くってところも『オデッセイ』では描かれていて、さらりとよき映画でした。

  5. お茶屋さん、こんにちは。

     今日付けの拙サイトの更新で、こちらの頁をいつもの直リンクに拝借したので、報告とお礼に参上しました。さらりとよき映画に相応しい、さらりとよき鑑賞文だと思います。どうもありがとうございました。

  6. ヤマちゃん、ようこそいらっしゃいませ。
    リンクとコメント、ありがとうございます。
    まこと、さらりとよき映画でした。完成度が高いって言うのでしょうね。
    次の作品も楽しみです。

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