ハリセンボンの春菜ちゃん(キャサリン・ウォーターストン)、大活躍。
前作『プロメテウス』ってそんな話だったのか!
ディヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が可哀想で・・・・(ToT)、と思ったら・・・・よかったね(笑)。
いくつかの来るぞ来るぞ・・・というシーンは指の隙間から見たけれど、その他はどんなにグロくてもしっかり見ることができて、長年の映画鑑賞で耐性ができたものだと自分に感心した。クリエイト記録画集(?)などは気味は悪いが美しくもあり、「もう少しゆっくり見たい」と思ったほどで、考えてみると耐性ができたというよりは、照明をきっちり当て全体的にスッキリとした映像のため、目をそらさずにすんだのかもしれない。例の生き物などは造形の面白さに目を凝らすほどだった。
ディヴィッドとその創造主(ガイ・ピアース)の会話からして『A.I.』っぽい哲学風味。ワーグナーとか詳しかったら作り手の意図がわかって更に楽しめたと思う。ちと勉強したい。ってか、検索で終わるかもしれないけど。
「クリエイター=神」ということもあって、ラストのディヴィッドは神然としていた。若しくは、アートとしてあの生き物を造っているのであって、満悦、期待と楽しみという表情かな。
人類は生殖医療や動植物の遺伝子操作など(神の領域)はほどほどにして、アート作品をクリエイトすればいいのにと思っていたが、もし、神の領域さえもアートとしてクリエイトしていくならば、実に困ったものだとディヴィッドに気づかされた。
(2017/10/14 TOHOシネマズ高知1)