空とぶタイヤ

これくらいの作品がもっと多くあってほしい。
理不尽なことが盛りだくさんの世の中で、ごまめの歯ぎしりしっぱなしの私たちが溜飲を下げるのは、こういう映画を観たとき!(^o^)

「空とぶタイヤ」って何のことかと思ったら、車軸から外れて転がり弾んで母子連れに当たった死亡事故のタイヤのことだった。
1件の事故に関係者がたくさん。事故車両を所有している運送会社の人々(社長の幼い娘まで)、被害者家族、車輌製造会社の人々、販売店の人、過去の事故の関係者、警察、マスコミ、銀行・・・。いや~、よくまとめたなぁ!(拍手)

中小企業は社員の顔が見えるのでリストラしにくいね。トップが部下の声に耳を貸さない会社の未来は暗い。部下の意見を尊重する会社や御意見番がいる会社はイイネ!多様な意見から最善の策を選択すれば、会社は繁栄するでしょう。そんなことも思った。
過ちを認め謝罪し、誠意を持って事後の処置に当たる。←なかなか難しいが、赤松社長(長瀬智也)は出来ていた!出来てないのが、リコール隠しまでしていたホープ社。過ちを認め謝罪するのが当たり前の世の中になってほしい。

ベストアクト賞:事故原因を整備不良とされ、整備畑から総務畑に異動させられ、恨み積年(執念)の表情が抜群の佐々木蔵之介に。
(2018/07/22 TOHOシネマズ高知2)

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