春ですね

嬉しいことにアネモネが咲きました。一昨年、球根を庭に植えて年が明けての春に咲き、そのままほったらかしていたので、高温多湿に弱い球根は腐ってしまっただろうと思っていたのです。思うに、アネモネが終わってからドクダミやら紫蘇やらが生い茂る場所なので、多湿ながら腐るほどの温度にはならなかったということでしょうか。もし、そうならドクダミや紫蘇やらは引かずに昨年同様、ぼうぼうにしておかねば。

テタテートは鉢植えだったのを地植えにして、昨年は一つくらいしか咲かなかったのですが、今年は四つくらい咲きました。来年はどっと咲いてほしいな。

昨年、3月に植えた透百合。三つ入り球根の一つは袋の中でバラバラになっていて、バラバラのまま埋めたけれど、やはり昨夏に咲いたのは二つ(白と柿色)だけでした。1メートルは有に超していましたが支柱なしで倒れませんでした(拍手)。その白が早2本伸びている(^o^)。増えました~。柿色は土の中から顔を出しただけなので1本やら2本やらわかりません。これは肥料をやらねば。

この春は、心に余裕がなかったのでしょうか、クロッカスが咲いてから気がついてビックリしました。いつもだったら芽が出て蕾をつけてと楽しんでいたのに。アジュガに浸食されてクロッカスのスペースが狭くなりました。もっと日当たりのいいところに植え直そうかな。

1月の休眠期に風知草と桔梗を庭に植え替えたのが、ちゃんと芽を出すか気に掛かります。
これから色々咲くのが楽しみです。若いときは冬が好きでしたが(クリスマスとかお正月があるため)、寒さが身に堪えだしてからは梅から藤まで(初夏の新緑もいいな)の春が一番です。

庭の驚異_アリ

今年もあと一月を切った。庭で嬉しかったこと残念だったこと色々あったが、一番おどろいたのは胡蝶蘭やオンシジウムの鉢に蟻が巣を作ったことだ。
夏の間、鉢と鉢の間に渡り廊ができていて、水遣りのたびに崩れるのだけど、翌朝には再び廊下が出来ていた。廊下の材料は鉢植えの材料である水苔のクズだ。

毎年、冬越しのため屋内に取り込むときには、水攻めと称してバケツの水に半日くらい漬けている。虫たちは水上の葉っぱまで登り詰めるか泳いでバケツの縁まで行くかするので、割り箸でつまんで庭に戻す。一鉢に多くてもハサミムシが一匹いるかいないか、それくらいの感じだが、昨年は水苔に空気の隙間があったのだろう、暖かい部屋で蟻が一、二匹這い出てきたのだった。
しかし、これだけの渡り廊下を毎日つくっているとなると、鉢の中は一大コロニーが出来上がっているはずだから、水攻めでは間に合わないだろう。春に植え替えたばかりだったが、取り込む前に再度植え替えた。

そして、再び驚いた。鉢底石の代わりにしていた発泡スチロールを再利用しようとすると、穴だらけでそこからも蟻が出てくる。水苔からわらわらと出てくる蟻たちは白いものを担いでいる。水苔にはびっしりと蟻の卵が並んでいるというか塊になっているというか。蟻を追い払うためと、植物の根と水苔を分離しやすくするためにホースで散水、散水、散水。水浸しの中、長ぐつを上ってくる蟻を払いながら、また散水。天災、人災、宇宙人の襲来。蟻と人類が重なる。いろいろ考えながらの植え替えだった。

残念だったこと
・牡丹が咲かなかった。そのため花後のタイミングの施肥を忘れてしまい、来年の芽が一つもない(ように見える)。諦めず2月頃に肥料をやってみよう。
・白絹病か白い虫かがまん延し、鉢植えがずいぶん枯れた。
・ミツバハマゴウは根が回って枯れた。植え替えが間に合わず。
・鉢を減すため地植えにしたタイムが枯れた。
・ネコのオシッコでホトトギス、秋明菊、トレニアなどが枯れた。

嬉しかったこと
・フリージアが咲いた(^_^)。母が20年くらい前に植えていたものが、一昨年、ひょっこり咲いて、昨年は葉っぱだけだったが、今年はたくさん咲いた。
・2、3年前、植え替えたシンビジウムは一鉢も咲かなかったので嫌になって冬も外に出しっぱなし、テキトーに水遣りだけして若干お荷物になっていたのだが、なんと黄色のヤツが見事に咲いた。6月に咲くのはシンビジウムとしては遅いんじゃないかと思うが、屋内で冬場に咲くより瑞々しくて数段きれいだった。
・シンビジウムは二鉢になったが、その一鉢に何か芽が出てきて、由緒正しそうだったので抜かずにおいていたら、どうやらガーデンシクラメンだ。何年か前に庭で種を結んでいたのが飛んできたのかな。
・購入から5年目にしてコーヒーの木の花が咲いた。実にはならなかったが満足。
・昨年の春買ったイングリッシュ・ラベンダーが2度目の夏を越した(^o^)。
・ペチュニアがこんもり咲いてくれた。夏に切り戻したら一月も経たずに盛り返した。8月下旬にも切り戻したら、一月以上経ってからだけど、また盛り返した。今月に入って花が小さくなったが11月は夏と変わらないくらいだった。
・地植えにした千日小坊がしっかり根付いていっぱい咲いている。ヒジョーに地味だが好きだな~。

コーヒーの木

2022

一昨年から葉の色が薄くなっていたので昨年植え替えたかったが今年になってしまった。鉢の中はほとんど根になっていた。体力的に10号鉢より大きい鉢にはできないので、根をむしったり切ったりして元の鉢に植え替え。1週間くらい経ったと思うが元気に新しい葉を伸ばしている。(2022/04/22)
蕾を発見。よく見ると葉柄の元ごとに蕾がある。半開きのものはジャスミンというかクシナシというか、微かに甘い匂いがしている。去年植え替えしていたら去年咲いたかも。(2022/05/03)
昨日、コーヒーの花にやってきた蟻を撮影した。受粉できたら実がなるかもしれない。サクランボみたいに赤くなって甘いそうだ。実の中の種がコーヒー豆ということになる。焙煎して粉に引いたら自家製のコーヒーが飲めるだろうか。でも、そういう面倒なことは苦手だ。実をいただいて種を播いて新たなコーヒーの木を育ててみようか。捕らぬ狸のなんとやら。昨日咲いた花は、もう花びらが萎れていた。(2022/05/05)


2020

4月に外に出したのに(今年こそ葉焼けしないよう、出す前に玄関から縁側に置き換えて光に慣れさせた。)、葉っぱが黄色いまま元気がない。植え替えてみると、やっぱり根が回っていた。成長が早いなあ。鉢を大きくするのは今回限り。ついに10号の駄温鉢だ。支柱もなし。これで来年あたり花が咲いてくれると嬉しい。(2020/05/07)


2019

いつの間に6号鉢に植え替えていたのだろう。
2017年4月、2号鉢。
2017年10月、4号駄温鉢。
2018年4月、6号駄温鉢。←というところかな。
そして、本日、8号駄温鉢に植え替え。
この調子だと来年は10号に植え替えか。10号くらいになると花が咲くかもしれない。そして、実が成ると!
しかし、8号が二鉢となると、けっこう労力がいるなあ(既に)。パキラも二鉢だし。う~む。植え替えたあと、また屋内に取り込んだのだ。遅霜の恐れがあるので外に出すのは4月10日以降だ。(2019/03/24)

10月にパキラとともに引き取ってくれた園友さん、ありがとう!助かった~。
今年は取り込むのが遅くなって葉っぱの色がイマイチ。取り込みながら気がついた。枝振りが良い方をと思い差し上げたんだけれど、あちらは由緒正しい傷物だった。3本いっしょに植わっていたものを植え替えたとき、あまりにも細く倒れそうだったので割り箸を添え木にしていた。一つは自然と添え木が取れたが、もう一つは添え木をしたまま幅も長さも割り箸を追い越し、どんどん大きくなって気がついたら結束バンドが幹に食い込んでいた。バンドを解いて割り箸を取り除きながら、この傷がどうなっていくかも一つの楽しみよのうと思ったことだった。←昨年の秋、屋内に取り込んだときのこと。
それをすっかり忘れていたのだ。
園友さんには、傷も含めて花が咲き実がなるのを楽しみに育ててほしい。(2019/11/03)


2018

金木犀の木陰で二鉢とも凄く大きくなった。一つは強風に倒れて鉢から飛び出したりしたので新しい土を足した。そうして根が切れたので、今かえって元気だ。もう一つは、根が回っているのだろう、水を吸う力も弱く(もう一つと比べて土の乾きが遅い)、葉の色が薄く、黄色っぽいものもある。もっと早く気がつけば植え替えしたのに、今はもう冬。春まで我慢だ。(2018/11/25)


2017

2017年3月、購入。小さな鉢に3本植わっていたので、4月には2号くらいの素焼きの鉢に分けた。一番小さい木は枯れてしまったが、あとの2本はずいぶん大きくなったので10月に4号駄温鉢に植え替えた。大きい方は双葉から数えて15段目で枝分かれした。コーヒーの実は熟すと赤くて甘くて美味しいらしい。種はコーヒーになるし、葉っぱも艶々できれいだし、葉芽も合掌のように出てきて開くのが面白く、楽しみが大きい。幹が細いので割り箸の支柱を立てている。今年は室内で育てたが、来年の春からは外に出して一気に大きくしたい。(2017/10/29)

初夏の庭

植物のご臨終
この冬の間に大好きな金魚草の鉢植えが二鉢とも茶色く枯れてしまった。原因不明。
アロマティカスも越冬できなかった。これは寒さ負け。

他にも枯れたと思って鉢から出したら鉢の中に白いものが点々とあって、調べたら白絹病らしい。冬というよりその前から何か変だった。マリーゴールドなどぜんぜん咲いてくれなくて茶色くなって白いものが付いていた。それを放っておいたので他の鉢にも感染したのだろう。
白絹病の土を不用意に庭に捨ててしまって「天地返し」もやってみた。60cmくらい掘って病気の土を埋めると病原菌が死んでしまうらしい。天日に晒して消毒するのも有効らしいが天地返しをやってみた。でも、コンクリートみたいなものに当たって60cmは掘れなくてプチ天地返しになった。

お気に入りの白ダリアは芽が出てこず、カタバミが盛り盛りになっていた。それなら球根を掘り起こそうと鉢をひっくり返してみるとカタバミの根ばかりで球根は発見できず。いつの間にかカタバミに乗っ取られていたのだった。
カタバミは雑草の中でもやっかいだ。どんどん広がるし根が深い。引いてもプチプチ切れてしまうので根負けして放置することになる。それでも鉢を乗っ取られるとは思ってなかった。雑草は小さいうちから取るのが鉄則という園芸師匠の教えは正しい。守ってないけど。

ミツバハマゴウは昨年から元気がなく葉っぱの数も少なく花もあまり咲かなかった。植え替え時だと思い鉢から抜くと根が回っており、土はどこへ行った????という状態だった。窒息していたのだった。植え替え時は去年だった。

昨年、春に色違いの三株を寄せ植えしたディアスキアはよく咲き、2回ほど切り戻して楽しんだ。ところが秋に急に真っ茶色に枯れてしまった。原因はネコのオシッコ。臭いがしたから間違いない。鉢が大きかったので一株は生き残って、また咲いてくれている。

庭に植え替え
書道に嵌まって練習時間を確保しようと鉢を減らすことにした。庭に植え替えたら水遣りの手間が減る。ゼラニウムは我が家の庭には向かないのでプランターに寄せ植えにして、とにかく鉢を減す。3月から少しずつ実行している。
チャイブ、ダイアンサス二鉢、コモンタイム、レモンタイム、千日小坊。タイムは酸性の土が苦手だから数年のうちに徐々に消えていくかもしれない。

しかし、千日小坊の後の鉢に先日買ったペラルゴニウム・オーストラーレを植えてしまった。背の高い鉢なので垂れるようになるというペラルゴニウムにピッタリだと思ったのだ。また、アロエを処分した後の和風の大鉢には、庭に生えていた斑入りの石蕗を掘り起こして植え替えた。庭中に増えすぎた石蕗をなんとか減したいが斑入りは園芸師匠のお気に入りなのでレスキューしておこうと思ったのだ。鉢を減らすのは難しい。

バトル開始
父が塩を二斤買ってこいと言うのでナゼかとたずねたら、ドクダミを退治するとのことだ。そんなことをしたら他の植物まで害を及ぼすので園芸師匠といっしょに大反対した。それに他にちゃんと作戦があるのだ。
前から涼しげで可憐でいいなぁと思っていたガウラが夏にも冬にも強くどんどん広がると知ったのだ。ドクダミの花が咲く前にガウラを植えて闘わせようと早速買ってきた。
小さな株をそのままドクダミの草叢に植えるのはあまりにも不利なので、まずは草引きをした。ドクダミは根が深く、引いてもブチブチ切れる。それでも雨上がりに引くと極たまに根が20cmくらいずるずると抜けることがあり面白い。そういう調子で1時間ほど経った頃、草叢で何かが動いた。警戒しているとムカデ発見。腰抜けは攻撃的である。おまけに武器を手にしていた。熊手で闘ってしまった。ドクダミはまだ三分の一くらいは残っていたが、もうすっかりその気をなくしてさっさとガウラを植えた。上手くいけばガウラは1mくらいに伸びて、一昨年、紫蘇が茂ったときのようにドクダミがナリをひそめるという寸法。

なお、後日「虫といっしょに庭づくり」をひもとくとムカデはヨトウムシやビールが好きなあいつなどの害虫を捕食してくれるとのこと。天敵はヘビ、トカゲ、蜂、鳥など。

ムカデの毒は強烈なのでおそれられているが、ムカデのほうから好き好んで人間を襲ってくることはない。人間がそばにやってきて知らずに踏んだりするために、身を守りたくて人間を噛むのだ。

和洋とりまぜ不統一感いっぱいで、活きの良い雑草と花木の根だらけの庭だけど、蚊取り線香を焚きながらお茶でもしようかという季節になった。