アニェラ(ダヌタ・シャフラルスカ)のように尊厳を失わず、美しい思い出を持ち、憎まれ口をきく孫を年嵩の余裕でいなし、息子の裏切りを心から嘆く感性の豊かさを保ちながら、自分の人生の始末をつけられたら、どんなによいか。
病院からの帰り、町中で立ち往生する冒頭から、めまい、ダンスの思い出というふうにアニェラと一体化した映像表現が素晴らしかった。特に、住み慣れた家を離れ、街を見下ろしながら昇っていく彼女と途中まではいっしょだったが、ふと上昇をやめ、今度は彼女が昇っていった空を見上げるというカメラの動きが深い余韻を残した。
PORA UMIERAC 監督:ドロタ・ケンジェジャフスカ
(こうちコミュニティシネマ 2011/10/26 高知県立美術館ホール)
アニェラは魅力的な人でしたが、私は愛犬の方が気になって・・・[E:coldsweats01]
人生の最晩年でも、あんな伴侶がいたら幸せだな~なんて、本気で思ってしまいました。
[E:dog]わん!サボテンじゃないんだ~(^o^)。
ベスト・キャラ候補かな?
90歳過ぎたら「救助」に駆けつけてくれるほうがいいのかな~と[E:eye]
ベスト・キャラはうふふ [E:wink]
>「救助」に駆けつけてくれるほうが
なるほどぉ(^_^)。実際、電話を取ったり、助けてもらっていましたね。
私はワンちゃんがいてくれると、「独り言」にならなくていいと思いながら観てました。それなら植物でもいいわけで・・・、と今気がつきました(笑)。