テルマエ・ロマエ

わはははは!これは、面白い!久々に笑える映画が登場してくれた。(でも、クライマックスで寝た(秘密)。)
プロローグでローマが領土を広げていったとナレーションされる場面からして、『ベンハー』かなんかのような(笑)。
古代ローマ人ルシウス(阿部寛)が、お湯空間をワープして現代日本にやってくる。このお湯空間にオペラのアリアがピッタリ嵌る!どんな曲かまったく知らないが、こんなに笑えるとは!

ただ、眠ったのでいっしょに観た母に聞いたら、北方の国境で苦戦していたハドリアヌス(市村正親)の軍勢に、ルシウスたちが温泉を供して兵士の傷ついた心身を癒し、再び戦場に送り出せたことで戦果を収めたとのこと。これが本当なら、原作者の意に反する改変ではないだろうかと、原作者の気持ちが心配になった。
古代ローマと現代日本。文化は異なれども、風呂を愛する気持ちは同じ。心身ともに寛いで、裸で漬かれば戦意も失せる。風呂は万国共通の愛と平和の泉水なり。そういう気持ちは引き継いでほしかった。眠った人間に言われたくはないだろうが(^_^;。

真実(上戸彩)/ケイオニウス(北村一輝)/アントニウス(宍戸開)

監督:武内英樹
(2012/05/06 TOHOシネマズ高知9)

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