十輪院

十輪院

クリック、プリーズ!

撮影:2012/09/09
朝早く拝観に訪れると、勤行をごいっしょにしませんかという立て札があった。そこで、読経の最中ではあったが、お堂の中へ入っていった。いっしょに般若心経などを唱えて、住職の説法も聴けた。もっと早く訪れていたら庭掃除などの作務にも参加できたらしい。
十輪院は、勤行を公開したり、東向商店街に「十輪院仏教相談センター」を開設していたり、第一日曜日にブレックファースト・クラブ(朝カレーをいただく会)を開いたり、目に見える宗教活動をしている。

本尊は地蔵菩薩(石仏)で、もとは元興寺の境内の露仏だったそうだ。おそらく霊験あらたかなお地蔵さんだったのだろう。地域の人に大切にされ、石造りの厨子が作られ、その中に安置されていた(厨子とご本尊を合わせて「石仏龕」という)が、厨子が雨ざらしは気の毒だと厨子を覆う木造のお堂が作られた。
本堂はそのお堂を礼拝するために作られたもので国宝(鎌倉時代前期)。

公式サイトを見ると開基は鎌倉時代よりずっと古そうだが、案内してくださったお坊様の上記のような説明を聞いていると、庶民が建立したお寺のような気がする。元祖民主寺ではないだろうか。

「十輪院」への2件のフィードバック

  1. お地蔵様は子どもの神サマ(あ、仏様)だと聞いています。一度行きたいなあ。

  2. 子どもの守り神(あ、仏ですね)でもあるそうですね。
    地獄へも極楽へも自由に行ける唯一の仏様だそうです。
    だから、地獄に仏=地蔵菩薩のことだと十輪院の案内僧が教えてくれました。

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