大奥~永遠~[右衛門佐・綱吉篇]

う~ん、家系を絶やさないための子作りって大変だなぁ。綱吉(菅野美穂)も右衛門佐(堺雅人)も各々の生殖活動、お疲れさま。でも、二人で愛の営みができてよかったね。生きるため、生かすための営みか~。なかなかの浪漫だ。
それにしても女性将軍は、男性将軍に比べて分が悪い。自分で産まなくちゃならないなんて、とんでもない負担だ。男性将軍だったら正室、側室と産んでくれる人はいっぱいいるのに。それに、どうしてそこまで血縁にこだわるかねぇ。ダライ・ラマ方式でもいいじゃん。アマゾネス方式でも・・・・、知らんけど。
他人に平然と死罪を申しつけることのできる権力者が、システムの改革には手が出せない不自由さよ。まず、綱吉自身が既成制度から脱却できていないし、親である桂昌院(西田敏行)を切れない人情の人であるため、改革の「か」の字を思いつきさえしないのだ。
一見権力者、実は子作りマシーンの悲哀は、菅野美穂の熱演で充分見せてもらった。柳沢吉保(尾野真千子)と伝兵衛(要潤)など役者がよかった。伝兵衛、可愛く見えたよ!要潤って色々できるのね。

監督:金子文紀
(2012/12/23 TOHOシネマズ高知5)

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