鈴木家の嘘

モヤモヤ、ぐるぐるとした作品で晴れない。
長男(加瀬亮)の自死に残された両親(原日出子、岸部一徳)と妹(木竜麻生)が悶々とするのだから無理もない。叔母(岸本加世子)、叔父(大森南朋)なども出てきてコメディタッチにしているのだけれど、役者の好演でもっている感じだ。
長男よ、病気の自覚がなかったみたいだが、明らかに心の健康を損なっていたね。家族でも心医者でも宗教でも、他の解らない何かにでも独り言でも呪文でもいいから「助けてくれ」と唱え続けてほしかった。
父よ、お疲れさん。
妹よ、最後の最後であっても相手が亡くなっていても謝れてよかったよ。
母よ、包丁の使い道は、それしかないよねー。
(2019/04/18 あたご劇場)

「鈴木家の嘘」への2件のフィードバック

  1. 始まる早々、長男のあのシーン!(私はマジ悲鳴を上げかけました)
    コメディーとはとても思えない。でも、役者さんたちが良かったよね。

  2. ですよね。コメディタッチにしているけれど、あんまり笑えなかったな~。
    大森南朋のやった叔父さんみたいに生きていきたい~(笑)。

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