素晴らしい!セルジオ・レオーネ監督作品でちゃんと観たのは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』だけだが、それに匹敵するくらいの満足感だった。
駅で待つ三人の男のロングコートがカッコイイ。待っている男の顔にハエが止まる。それだけのことに何分間を費やすのか。ちゃんと落ちまである!
登場人物のアップが映える。蝿に止まられた男を始め、アップに耐えうる顔ばかり!ヘンリー・フォンダもジェイソン・ロバーズも名優だったんだー。素晴らしい化けっぷり。そして、絵になるシーンばかり!キャラクターごとのテーマ曲もグッド。エンニオ・モリコーネ(合掌)。決闘、お色気、友情あり。お尋ね者もいるし、復讐劇でもある。汽車も走って西部満載。
夫子を殺された妻ジル(クラウディア・カルディナーレ)の復讐箪かと思いきや、さにあらず。(妻の復讐箪だとタランティーノ作品になってしまう(^Q^)。)大陸横断鉄道が西部へ延伸する際の利権が絡んだ話だった。ラストは、ジルの細腕繁盛記を予感させつつ、こうして西部が拓けていくのだなぁと感慨深かった。
(2020/08/17 あたご劇場)
お茶屋さん、こんにちは。
報告とお礼が遅くなりましたが、先の拙サイトの更新で、こちらの頁をいつもの直リンクに拝借しております。
「こうして西部が拓けていくのだなぁと感慨深かった。」これですよ、このスケール感。西部そのものが主人公なんですよね。ガンマンたちの退場も含めて。
どうもありがとうございました。
ヤマちゃん、いつもリンクとコメントをありがとうございます。
>西部そのものが主人公なんですよね。
なるほど!そうですね。スケールが大きいわけですね。
「イン・アメリカ」の郷愁と異なり前向きでした。
今気づいたけど、どちらも駅から始まりますね。