予想以上にホラーで、予想外にグロテスクだった(ToT)。
主人公の女の子ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)が可哀想でならなかった(ToT)。もう、そんな母親の言うことを聴かなくていいと思うのだが、子どもにとって親の影響力というのは絶大だ。父親は毒にも薬にもならないから結局これも毒親なんだろう、というか親以前の未熟な大人(子ども?)だ。見ていてほっとするのは弟だけだった。あ、母の愛人も普通の人みたいでほっとした。
ティンヤの母(ソフィア・ヘイッキラ)は確かに強烈な個性だけれど、愛人の子どもには優しかったし、息子はまだ幼いせいか毒にはなってないみたいだ。それが、娘と同化して過剰に期待し、支配していることに気づいてなくて、愛人の情報まで共有するなんてのは思春期の娘にとってはかなりな毒だろう。
ティンヤが温めて孵化した巨大な鳥(名付けてアッリ)は、もちろんティンヤの分身だ。ティンヤの野生であり自然な心が具現化した生き物だ。幕切れは、よい子のティンヤが死んで野生のアッリがティンヤの姿を得た。そして、ここから後編の始まりだ。母とティンヤ(アッリ)の思春期壮絶バトルが繰り広げられるだろう。あの母親と、アッリだったティンヤだから殺し合いになりかねない(^_^;。ちょっとコメディタッチにしたらどうかと思うが、あまり争う話は見たくない。アッリは鳥だったんだから翼があるだろう。さっさと巣だって飛翔してくれ。飛べ、飛ぶんだティンヤ(アッリ)!
(2022/09/12 あたご劇場)
なるほど、そういう映画だったんだ…
(観た気になってしまいました(^^;)
でも、「鳥」だったんだと思うと確かに
飛べそうな気もしますね(期待)
「グロ」の予感があって観にいきませんでしたが
いつかどこかで出合ったら観てもいいかな…って
お茶屋さんの感想読んで思いました。
ムーマさん、いい勘してますね。わたしは、グロは予想外でした。読み解き脳を使うような作品かと思ったら、見たまんまで頭を使わなくてよかったです。女の子の顔が、場面によって別人に見えたのが、私の中ではどうしたものか変な感じでした。人って角度や表情によって印象が違いますもんね。
お茶屋さん、こんにちは。
報告とお礼に参上するのが少々遅くなりましたが、前回の拙サイトの更新でこちらの頁をいつもの直リンクに拝借しております。拙サイトの今回の更新でアップした邦画『母性』と対になるようなところの作品で非常に興味深く観ました。女性は、まっこと難儀ですね(笑)。
>ティンヤ(シーリ・ソラリンナ)が可哀想でならなかった
そのとおりでしたねー。
>ここから後編の始まりだ。
>母とティンヤ(アッリ)の思春期壮絶バトルが繰り広げられるだろう。
拙日誌にも「ティンヤの転生したアッリと死闘を繰り広げることを想起した」と記してあるように僕は同感至極なのですが、ラストのティンヤ再生に対して「毒母に再起のきっかけが与えられたように思えた」方もおいでるようですよ。
どうもありがとうございました。
ヤマちゃん、いらっしゃいませ。
鑑賞をパスした『母性』の日誌を拝読しました。なんか、『ハッチング』より更に強烈そうで、やっぱり~って感じです(^_^;。
>「毒母に再起のきっかけが与えられたように思えた」
「娘が生き返った!」という表情をしていましたものね。母ちゃんにも生まれ変わってほしいものです。
リンクとコメント、ありがとうございました。