ゴヤの名画を盗んで、返還する代わりに年金受給者には公共放送の受信料を免除せよと要求した実話をもとにした作品で、イギリスらしいウイットに富み、とても楽しかった。ユーモアだけでなく若干の悲哀もあるのが何とも心に染みる、これぞ真のコメディだ。
ケンプトン(ジム・ブロードベント)とドロシー(ヘレン・ミレン)の夫婦が素晴らしい(^o^)。ジム・ブロードベントもよかったけれど、ヘレン・ミレンが神がかり的に懸命で平凡で魅力的、そして、娘の死を受け入れる名演だ。
裁判のシーンは、弁舌絶好調のケンプトンの独壇場(^Q^)。
最後に明かされる真相もなるほどの納得感。
もう一遍観たいなぁ!
(2022/09/21 市民映画会 高知県立美術館ホール)
私ももういっぺん観たい!
物語がすでにオボロ~なのに
楽しかった印象だけしっかり残ってます。
最後の裁判シーン、良かったよね~(^^)
いい話にいい役者(^_^)。
>楽しかった印象だけしっかり残ってます。
それが肝心です(^o^)。
ロジャー・ミッシェル監督、昨年亡くなったそうで。あたご劇場の上映をパスしてしまいましたが『エリザベス 女王陛下の微笑み』が遺作だそうですね。『ノッティングヒルの恋人』とか『Jの悲劇』とか好きだったなあ。