ヒューゴの不思議な発明

ほこりが、ほこりが~~(^o^)。←駅の構内の埃。3Dならでは!
メリエスが映画を作ってる~。熱帯魚、熱帯魚。←熱帯ではないかも。
は~、映像も衣装も建物も人形も何もかも美しい~。
人形が何度もクローズアップされる。色んな表情に見えて面白かった!
タイトルは「ヒューゴと機械人形の秘密」でお願いします(ペコリ)。

冒頭、歯車や何かの機械が動いている場面に、凱旋門(?)の周りを動く光の線がオーバーラップして、エッフェル塔がチラと見え・・・・とカメラが動いていく。物語の中頃で、機械と景色をオーバーラップさせた意味が明かされる。ヒューゴがイザベルに言ったこと。「機械と世界は似ている。どんな部品も役に立っている。人だって同じ。いなくていい人なんていないはずなんだ。」イザベルとヒューゴの手をつないだ後ろ姿(^_^)。その向こうに夜景が~。
(そういえばスコセッシには、爆発した車から投げ出された男が弧を描いて落ちていく冒頭シーンで、男の栄枯盛衰<放物線>人生を象徴させた作品もあった。)

前半のほとんどセリフがない場面が素晴らしい。時計の文字盤の裏側、そこからヒューゴが覗く構内、カフェの人々。
父さんとの思い出のシーンが温かいからこそ、その形見のノートが灰にされ、ヒューゴの目の前でくずれていくときの気持ちにシンクロできる。
パパ・ジョルジュの描いた絵が部屋中に舞って、その絵の中のものが動くのが一瞬見えるなんて楽しい!
それがみんな戦争で。思えばみんな戦争で。

ハロルド・ロイドの時計ぶら下がりにヒューゴのぶら下がりもよかったけど、汽車がスクリーンから飛び出すと思った観客が逃げ出すのと、汽車が本当に駅を突き抜けたのもよかった(笑)。
どっかの橋の上で手前のヒューゴに合っていたフォーカスが、奥のイザベルに移っていく値千金カット(拍手)!
まるでスコセッシのようなヒゲの先生(映画マニア)が出てくるのもよかった。
それと、私もメリエスの映画を観ていてよかった。
とにかく、観ている間中、ワクワクさせてくれて、映画ファン至福のときであった。

ヒューゴ・カブレ(エイサ・バターフィールド)
イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)
パパ・ジョルジュ(ベン・キングスレー)
ママ・ジャンヌ(ヘレン・マックロリー)
鉄道公安官(サシャ・バロン・コーエン)
ムッシュ・ラビス(クリストファー・リー)
ヒューゴの父さん(ジュード・ロウ)

HUGO 監督:マーティン・スコセッシ
(2012/03/10 TOHOシネマズ高知9)

「ヒューゴの不思議な発明」への2件のフィードバック

  1. お茶屋さんの感想読んで初めて?わくわくした私は、ほんとに同じ映画を観てきたんでしょうか。(というより、一体何見てたんでしょ→自分)
    タイトルは絶対「ヒューゴと機会人形の秘密」だと思います(拍手)。
    あの人形は素敵でしたね~。(メリエスのお月様と同じくらいに(^o^))

  2. 私の感想でワクワクしてくれたの?
    それは嬉しいです~(*^o^*)。
    つぶ。さんから聴いたのですが、あの人形は撮影用に何十体も作っているそうです。顔だけとか手のアップ用とか。
    10センチくらいのフィギュアがあったらほしいな~。

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