姫路市立美術館で開催中のレーピン展へ行ってきました。
レーピン、クール。お気に入りの絵をスキャンして後日アップしたいと思います。
やっぱり面白かった~(^o^)。
マクラから噺へのつなげ方が、うまいな~。
そうばさん、聴きやすかった~。福岡出身だそうで、大阪に出てきて言葉が違うので苦労したというマクラが、大阪では通じる「手水」という言葉が、少し離れた片田舎では通じないと、すんなり噺に入って行く。
ざこばさんも、泣くばかりで言葉が通じない孫との遣り取りを描写して「孫は宝ってウソでっせ」と、どっかーん、ドッカーン大受け。かなり熱が入って珍しく長めのマクラ(孫は可愛くない)が、可愛くない子ども代表とも言える丁稚が主役の噺につながる。
塩鯛さんも大学で講師をしていた経験から今どきの学生の不勉強加減を面白可笑しく話し、「金色夜叉」を「きんいろよるまた(夜になったらマタが金色にひかる)」と読む生徒の噺につなげる。
米紫さんの結婚式の司会の話は面白かったけど、「宗論」とのつながりがわかりにくかった。でも、裾を乱す熱演で面白かった。熱演過ぎると聴いていて疲れるので要注意。年を取って力が抜けたら聴きやすくなるかも。
笑って温まると北風が気持ちいいくらいだった。
桂そうば「手水廻し」手水の意味がわからないのに「手水ください」と言ってみる。
桂米紫 「宗論」父と息子の宗教論争。
桂ざこば「月並み丁稚」丁稚が口上を忘れてお尻をつねってもらう。
-中入り-
桂塩鯛 「読書の時間」クラスで読み上げた「竜馬がゆく」はポルノだった。
桂ざこば「青菜」植木屋さんがおかみさんに頼んで教養人のマネをする。
(2013/02/23 グリーンホール)
とてもよかった!休みが取れたらまた行きたい。
ルーベンスもよかった。「これがルーベンス!?」と本当に驚いた。チラシの絵なんか、ルーベンスと思ってなかったもん(^_^;。
ただ、やっぱり嫌いなルーベンスもあって、うえの画像に一つ例を挙げておいた。
「ひげのある男」「果物籠を持つサテュロスと召使いの娘」「ディアナの狩り」などもとてもイイと思った。「ディアナの狩り」なんかは、私の嫌いなルーベンスの特長である過剰さがあったけれど、狩りのスピード感、躍動感が半端ではなく、嫌いなどと言ってられなかった。
バロック・サロンの展示では、調度品や彫刻がおもしろかった。象嵌細工のチェストなんか、綺麗~。
キンキラキンは好みではないけれど、細工の細かさ作りの美しさには眼を奪われる。
それに何ですとー!アンドレア・マンテーニャの「マルシュアス、または聖セバスティアヌス」の彫像(?)があったのでビックリした。絵よりいいわ~。(絵は実物を観たことがないけど。)絵の人と同じ顔だわ~。矢の抜けた穴が痛々しくも可笑しかったけど。
音声ガイドで受けたのが、クリストファーノ・アッローリ作「ホロフェルネスの首を持つユディト」の解説。ユディトの表情が冷ややかなのは、画家がユディトのモデルに失恋したせいで、画家自身がホロフェルネスの気分だったんじゃないかということだ。
日本で言うと戦国時代から江戸時代末期までの美術品をよくぞ集めたり。美術史とかに詳しかったら更に楽しめたかもしれない。
(2013/02/01 高知県立美術館)
楽しかった!よくまとまったオーケストラだと思った。アマチュアってすごいなー。トヨタコミュニティコンサートは今回だけでなく、全国のアマチュアオケを応援して演奏会を開いているそうだから、日本にはハイレベルな演奏を聴かせる楽団がたくさんあるということだろうか。昔の田舎歌舞伎も全国の村々でハイレベルな上演をしていたのかもしれない、などと想像が飛んでいった。
ヴァイオリン協奏曲のゲストは五嶋龍とのことで、私はヴァイオリニストで五嶋と言えばみどりちゃんでしょうくらいしか知らなかったのだけど、解説の三枝さんによるとこの人のお陰でホールが満員になったのだとか。帰宅して調べたらみどりちゃんの弟だった。24才で東大卒で天才ヴァイオリニストでイケメンと紹介されたものだから、なぬ、天は二物以上与えたかと構えて聴き始めたが、とてもよかった。楽器がよく鳴るし、音色が多彩だし、何より伸び伸びしている。クセがなく、ゆとりがあるようにも感じて、年季の入ったベテランの若々しい演奏みたいと思った。
ブラームスは30年くらい前にN響の演奏で交響曲を聴いて、同じフレーズをいやというほど繰り返すとは粘着質なヤツ(嫌い)と思っていた。だけど、クララ・シューマンの映画を観て、彼がクララをずーっと好きだった(イケメンだった)ことを知り、粘着質にも種類があるよねとちょっと好感を持ち、この日の協奏曲では、ヴァイオリンて色んな音が出る不思議な楽器だと思っていたけど、色んな音色をいっぺんに聴けるよう作曲したブラームスも偉いと思うようになった。(まだ好きになったわけではない。)
三枝さんが「ベートーヴェンは凄いんですよ」「音楽は芸術だと初めて言った人なんですよ」「とにかく凄い人なんですよ」と言うのでやたらと嬉しくなった。そして、第5番を「運命」というのは日本だけ、大正時代にレコード屋さんが宣伝のため言い始めたと教えてくれた。
第2楽章、第3楽章と「あれ?初めて聴くかも(^_^;」と思ったのはないしょ(笑)。
指揮:澤和樹
ゲスト:五嶋龍(ヴァイオリン)、三浦章宏(コンサートマスター)、広田智之(オーボエ)、三枝成彰(お話)
歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲(ニコライ)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77(ブラームス)
交響曲第5番ハ短調「運命」(ベートーヴェン)
アンコール:トリッチ・トラッチ・ポルカ(ヨハン・シュトラウス二世)
(2013/01/27 県民文化ホール・オレンジ)