我が家では雑草として引っこ抜く対象となっているムラサキカタバミ。今までは球根部分までしか見たことがなかったが、この度うえの写真のように球根の下の大きな根まで見ることができた。右端のものは、分球しているのではないだろうか?よくわからないが面白い。
ムラサキカタバミもやっかいだが、それに輪を掛けて最強とも思えるのが黄色い花のカタバミだ。ぶちぶち切れて球根にお目にかかったことがない。鉢の中に侵入されると鉢を乗っ取られてしまう。元々の植物が枯れてしまい、鉢の中はカタバミの根が回っていた。どんなに干からびていても一雨降れば復活する。
ドクダミもカタバミも爆発的に増えず、一定のところでおとなしく咲いてくれたら大歓迎なのだが、思いどおりになるはずもない。
他に由緒正しい雑草としてヤブガラシがいる。この冬の間は屁糞葛にかかりっきりで離れた花壇にいるヤブガラシのことを忘れていた。先日、南天の高いところに上っているのに気がついて「ヒッ」となって処分したが、1本は根元が木質化していた。これは数年の間、見落としていたのだと思う。カッコいい葉っぱなのに名前からして恐怖を覚える。
露草、田平子、仏の座(シソ科)あたりは根が浅いので気が楽だ。露草は好きなので花が咲くまで置いておくこともある。ちょっと困った感じなのが、野の花として植えたのに増えすぎて他の植物を浸食し始めた蛍袋だ。闘っているが地下茎がゴムみたいで少し気持ち悪い。球根植物の姫檜扇も種があちこちに飛んで立派な球根となり庭中で成長している。球根はけっこう深いところにあるばかりか、ガッシリと土をつかんでいる。種が球根に成長するまでは潜伏期間だったのだなぁ。一時期は石蕗だらけになったこともあった。アマドコロはちょっと減しすぎたかなと反省中。趣味の園芸家は、まったくもって勝手なものである。