忘れられた皇軍

【テレビのミカタ】「日本人よ、これでいいのだろうか?」と日テレが放送した大島渚ドキュメンタリーの衝撃
うえの記事で知った。「NNNドキュメント’14 反骨のドキュメンタリスト 大島渚 『忘れられた皇軍』という衝撃」という番組が放送されたとのこと。検索すると見ることができた。マスコミの中にも頑張っている人がいる。エールを送りたい。

よく報道とかドキュメンタリーは中立でなければならないと言う人がいるが、そうだろうか。私にとっては、番組やドキュメンタリーを作った人の軸足がどこにあるかが肝心で、主張が明確な方が欺されずにすむのでありがたい。同じ素材であっても料理の仕方で旨くも不味くもなり、たまには毒入りもあるだろうから、料理人を信頼できるかどうかは腕ではなく足だという気がしている。

家庭内民主主義の実践

我が家の裏庭に1年以上もの間、便器が転がっていた。母が車いす生活になったとき、手水鉢と男性用便器と奥の洋式便器へ通じるドアを取り外してからのことである。私はそれらを処分したかったが、父はまた使うとき元に戻すので捨てるなと言った。

昨年末、仕事納めの日に休暇が取れたので、裏庭の美観を損なうのに多少なりとも貢献しているアヤツをゴミ処理場に持ち込むチャンスだと思った。かなり重いが、ずるずると引きずって、車に積み込むにも車いす用のスロープを引き出せば、私の力でも出来そうな気がした。取り外したドアは家の中にあるし(木製だからのこぎりで小さくできる)、手水鉢は不燃物の日に出せる大きさだ。黙って処分しても、おそらく父は気がつかないだろう。電子レンジでチンしたものをそのまま腐らせる名人だから。市場で競り落とした青果をそのまま置いて帰ることで名を馳せていたから。

黙って処分するのは民主的ではない。だが、「捨ててもよいか」とか「捨てる」とか断りを入れると反対されて面倒だ。どうせ気がつかないだろうし。私は考えた。・・・・・政策を推し進めるためには、情報はなるべく公開しないに限る。国民あるいは住民のためになる政策なのだから、さっさと取りかかりたい。政策を決める過程や決めたことをオープンにすると、様々な意見を言われるようになり先に進まないのだ。外交や軍事だけでなく、行政の些細な決めごとであっても「決められる政治」と言われるためには情報は非公開、これ正解。ときあたかも2013年12月、特定秘密保護法案が国会を通過し、法律が公布されて間もなかったせいもあり、便器を処分する問題が私のプライドの問題となった。どこぞの総理大臣やなんかの真似をしてたまるかという思いである。

民主的にいこうと決めたとき、もし、反対されたら便器の処分はまたお預けだとも覚悟した。特定秘密保護法案について福島県で公聴会が開かれ、反対や慎重にという意見ばかりだったにもかかわらず、その翌日に衆議院で可決された。あの真似もごめんだからだ。

そうして、父には「あの便器をどうするつもりか」とたずねることから話を始め、案の定「元に戻すまで置いておく」と言うので、「いまの洋式一つで支障はなく、元に戻すにはお金もかかるよ」と言うと「そうやねぇ」という話になって、車に積み込むのを手伝ってくれた。ゴミ処理場に持ち込んだアヤツの重さは30キログラム、処理料金は150円だった。

謹賀新年2014

謹賀新年
ウマをあわせてピース

今朝起きて鏡を見たらベートーヴェンの髪型でした。いや~、いい年になりそうだなぁ(笑)。ベートーヴェンといえば、弦楽四重奏曲集は、夏の暑さ負けと秋からシャールクの追っかけに精を出しすぎたことで半分しか聴けず。全集制覇は2カ年計画になりそうです。そんなわけで、2013年の下半期は頭をインドに乗っ取られ、ディーピカー・パードゥコーンという名前をスラスラと言えるようになりました。上半期はというと、長年のネット友だちケイケイさんに初めてお会いできたことが良かったです。日本丸よどこへ行くというような目茶苦茶な年でしたが、私生活は良い年でした。

さて、2014年は映画の本数を減らし、運動して心身を健康に保ち、マメに掃除をしたいのですが、それは毎年思うこと。出来た試しがありません。う~む、今年もそうなのか。・・・・意志薄弱。
自分を五つの言葉で表すとしたら「不精、なまけもの、ものぐさ、省エネ、合理的」かと思っていましたが、「不精、単純、恩知らず、意志薄弱、イイ性格」かもしまれません。うん、この五つは気に入った!(そのとおり。)
そんなこんなで、今年も始まりましたね!

一昨日が処暑らしいけど

2013残暑お見舞い

ところによって降りすぎたり、降らなさすぎたりで、うまくいかないものですね。こちらは日照りが続いておりましたが、昨日今日とようやくのお湿りで、エアコンのない私の部屋でも扇風機で何とかしのげて、一月ぶりにホームページの更新ができました。
映画は精力的に(?)見ておりまして、6月から感想がたまる一方。かるかん率100%を達成できるでしょうか!?

DVDも見たので感想~。
『空飛ぶゆうれい船』、オープニングが素晴らしい!後半少し失速するけど、それまでは「わくわくドキドキ、次はどうなる!?」という冒険もの。7月の上映を見逃して本当に残念でした。
『ディスタービア』、やっぱりシャイア・ラブーフ君が好き好き~。可愛いな~。追っかけますよ~(笑)。
実るほど頭を垂れる稲穂かな。いくら勉強ができても実ってないから周りの大人がバカに見えて仕方ない。『17歳の肖像』、若さってこういうものですよねぇ。失敗を悟ってからの主人公(キャリー・マリガン)は本当に賢かったなぁ。キャラクターでは、主人公が婚約したと知って相棒と絶交する泥棒さん(ドミニク・クーパー)が好き。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、これは是非スクリーンで観たいスケール感と映像美。お話も「狂」を描いて面白かった!金儲けも汗水たらして働いているうちは良かったけれど、「足を知る」ことがなければいずれは血を見るということでしょうか。主人公(ダニエル・デイ・ルイス)と資本主義社会が妙に重なります。
『エスター』、めっちゃこわくて、パソコンの画面(ウィンドウ)を小さくしてみました(笑)。子どもがあんな風に・・・というのは、後味悪い~。オカルトと思って観ていたら、あららビックリの正体。異形の者の哀しさにあと一歩でした。
『マイ・ブラザー』、ナタリー・ポートマン、ジェイク・ギレンホール、トビー・マグワイアで『ある愛の風景』のリメイクとくれば観たいよね~。トビー・マグワイア(のギョロ目)が怖かった~。