イギリスの王子とインドの王様

イギリスの王子

イギリスの横山裕とか王子とか勝手に呼んでいるジェームズ・サットン君。昨年12月から古巣のソープ・オペラ「ホリヨークス」で活躍中だ。アイルランドでクレイグと暮らしていたけれど、置き去りにされてホリヨークスのマックィーン家に帰宅。クレイグが残していった赤ちゃんを育てながら高校で英語の教師をしているが、ホモホビックな生徒の罠にかかってレイプされるんだとか(間違ってたらゴメン)。ううう、そーゆーの見たくないなぁ。どうせ見れないけど。まあ、青少年も見るような夕方の番組なので、それほど過激なことはできないでしょう(決めつけ)。それより、ジョン・ポールの母親マイラがホリヨークスから退場したのが残念。でもって、もっと残念なのが、James Sutton’s FANS-Tumblrを見ていると同じような表情が多いってこと。

ブロークン・レッグ・ワークショップ(ジェームズ主宰の若手俳優若しくはタマゴ向けワークショップ)は、開催回数は多くないけど続いていて感心。ツイッターのフォロワーも「ホリヨークス」のおかげで8万人を超している。あいかわらずリヴァプールFC狂いで音楽好きで酒好き(笑)。辛辣な物言いや自意識過剰のセルフポートレイトの数々に「もうちょっと大人になれよ」と思いながらも、ケン・ローチ作品に登場する兄ちゃんたちを彷彿させるダサイ佇まいに「俳優は特別な職業じゃないなぁ」と変な親しみを感じる。

今はソープ・オペラに出演しているので映画も舞台もそれほど出てほしいと思わなくて、この調子で俳優業を続けられればいいと思うようになった。どうぞ仕事を続けられますように。もし、あぶれたらあぶれたで、仕事のない俳優同士の物語『ウィズネイルと僕』みたいになるのかな?ジェームズが大好きだという映画で面白そうなので、いつか見たいと思っていた。今度レンタル屋さんで探してみよう。

インドの王様

インド三大カーンと言われる男優の中でも最も人気があり、「キング・オブ・カーン」と呼ばれているシャー・ルク・カーン。又の名を「ロマンスの帝王」とも言う。私が勝手に呼ばなくてもインドの王様だ。
前世紀末のインド映画ブームのとき『カランとアルジュン』『ディル・セ 心から』を見て好きだったけれど、ブームは過ぎ去り、私も忘れていた。(韓流は定着したのに、印流はなぜしなかったのだろー。)20年ぶりくらいに再会したわけだが、あの色黒ぽっちゃり坊ちゃんが渋くなっちゃって(惚)。そして、ストーキングが始まった(笑)。

世界的大スターなのでインターネットに情報があふれているけれど、本人のツイートが人柄が偲ばれるようで面白い。
空港で足止めされたらしく、「加工された写真の率は、交通密度、若しくは、フライトの遅延に正比例する。」なんて言って、暇つぶしにセルフポートレイトをアップしていた。もちろん、加工して(笑)。
最近、面白かった(というか色めき立った)のは、「腹筋のための新装置・・・・テクノ・シェイプ。さあ、皆さん、ちょっと待っててね、でもって見てね、・・・イエイ!」とえらく肩の力の抜けたツイートだ。新作の撮影中で、また腹筋を割るらしい(?)。きゃー(^o^)!
本好きらしく、「ヒースロー空港に着陸中。町が話しかけてくる。欲しいものや買える本が全部あるって。イエイ!」なんて言ってたこともあるみたいだし、著名人や著作物から名言をアップしたりしている。あれって暗記しているのかなぁ。もし、そうなら凄いや。全体的に知的で落ち着いた感じがするツイートだ。

で、「誰かj.j.エイブラムスの『S』を読んだ人いる?買いたいと思っているんだけど。ニューウェーブっぽい文章で提示されていて面白そうなんだよね。」みたいなことを言っていて、JJエイブラムスって『スーパー・エイト』『スタートレック・イントゥ・ダークネス』の監督が小説を書いてるの???と大疑問を持ってググってみたらヒットした。へぇ~、知らなかった~。次のリンク先によると

「S」と書かれた本の写真に「THE NEW NOVEL FROM J.J. ABRAMS WRITTEN BY DOUG DORST」との文字が。エイブラムス監督の構想を作家のダグ・ドウストが書き起こしたもののようだ。

とのことである。

J.J.エイブラムス監督、あの謎の動画の第2弾を公開! 「S.」の正体とは一体?

能書き

今、シャー・ルク・カーンを男優「玉手箱」に入れると、玉手箱が火事になってしまいそうー。もう少しほとぼりを冷まさないといけません。

「気分」という基準で選んだ男優さん方、見事に主演男優ばかり(^_^;。

ジョニー・デップは、もうずいぶん前から好きではなくなっていて、入れるべきか入れざるべきか悩んだあげく、追いかけていた時期はけっこう長かったような気がするので過去の思い出として入れました。
それほど好きではない(普通に好き)という点では、オダギリジョーなんかもそうなんだけど、『血と骨』の彼は本当の本当に素晴らしかった。あの輝くばかりの美貌と「この人、早死にする」と思わせる剃刀系の危うさを観るためなら、もう一回我慢して(?)『血と骨』を観てもいいと思うのです。
一見さん的な男優もいます。クリストファー・ランバートは『ハイランダー』という作品ゆえに玉手箱入りしたという感じです。

かなり好きで、これからも追いかけたいのに、これという作品がなくて困ったのが西島秀俊。いっぱい出演しているのにねー。しょうがないので、もう1回観てもいいと思える『帰郷』を入れました。一番、彼らしいキャラクターだし(笑)。
かねがね素晴らしい演技派と思っていたサミュエル・L・ジャクソンも是非入れたいと思っていたので、『ジャンゴ 繋がれざる者』があって本当によかったです。素晴らしいと思っていたくせに、作品が思い浮かばないという忘れっぽさでして(^_^;。

男優とともに選んだ作品は、もう一度観たいと思えるものに限りました。だから(またジョニー・デップを引き合いに出すけど)、つい一人芝居になってしまう彼の演技の悪いクセを最も活かせた『エド・ウッド』を入れたいのに入れていません。
こうして選んだ作品は、初めて出会ったときの作品が多いですが、ジョン・ローンは『ラスト・エンペラー』にしてしまいました。『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』が第一次接近遭遇の作品で、主役のミッキー・ロークを喰うような神々しさでしたのに。う~ん、差し替えましょうか、どうしましょう。だけど、『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』をもう一度観たいと思わないものでしてね。

余談ですが『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』は、私に「芥子粒」を教えてくれた映画なんです。この映画を観るまで芥子粒がどんなものか知りませんでした。この映画を観てから、あんパンのうえに乗っかっているのは芥子粒であるとわかった次第です。いやー、映画って本当に勉強になりますね。

さて、今後、どんな男優が玉手箱入りするでしょう?高良健吾くんを入れたいなー。でも、作品がないなー。『フィッシュ・ストーリー』で入れちゃおうか。などと、ひじょーに楽しい男優選びです(^_^)。

男優「玉手箱」

能書き

  • シャイア・ラブーフ『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』『ニューヨーク、アイラブユー』
  • ギャスパー・ウリエル『かげろう』
  • ヒース・レジャー『チョコレート』
  • ダニエル・クレイグ『Jの悲劇』『007 スカイフォール』
  • 永瀬正敏『息子』『隠し剣鬼の爪』『毎日かあさん』
  • 西島秀俊『帰郷』
  • オダギリジョー『血と骨』
  • 安藤政信『キッズ・リターン』『サトラレ』
  • イ・ビョンホン『JSA』『王になった男』
  • ソル・ギョンク『ペパーミント・キャンディ』『オアシス』
  • ソン・ガンホ『シークレット・サンシャイン』
  • ハン・ソッキュ『八月のクリスマス』
  • トニー・レオン『悲情城市』『インファナル・アフェア』
  • マックス・フォン・シドー『ペレ』
  • デンゼル・ワシントン『グローリー』
  • ヴィゴ・モーテンセン『インディアン・ランナー』『G.I.ジェーン』
  • レイフ・ファインズ『ナイロビの蜂』
  • ユアン・マクレガー『ムーラン・ルージュ』
  • エイダン・クイン『わが心のボルチモア』
  • サミュエル・L・ジャクソン『ジャンゴ 繋がれざる者』『愛する人』
  • ホアキン・フェニックス『グラディエーター』『サイン』
  • ヴァル・キルマー『トップ・シークレット』『ウィロー』『サンダー・ハート』
  • ジム・キャリー『マン・オン・ザ・ムーン』
  • マイケル・キートン『バットマン・リターンズ』『から騒ぎ』『ドリーム・チーム』『ザ・ペーパー』
  • ケビン・コスナー『ファンダンゴ』『アンタッチャブル』『パーフェクト・ワールド』
  • レオナルド・ディカプリオ『ギルバート・グレイプ』『タイタニック』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『華麗なるギャツビー』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
  • ジョン・マルコヴィッチ『プレイス・イン・ザ・ハート』『シェルタリング・スカイ』『シークレット・サービス』
  • ジョニー・デップ『ギルバート・グレイプ』
  • リバー・フェニックス『スタンド・バイ・ミー』『マイ・プライベート・アイダホ』
  • ミッキー・ローク『ランブル・フィッシュ』『ジョニー・ハンサム』
  • クリストファー・ランバート『ハイランダー』
  • ダニエル・デイ=ルイス『マイ・ビューティフル・ランドレット』『エイジ・オブ・イノセンス』
  • ゲイリー・オールドマン『プリック・アップ』『レオン』『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』「ダークナイト・シリーズ」
  • トム・ハンクス『ビッグ』
  • ジャッキー・チェン『ライジング・ドラゴン』
  • ジョン・ローン『ラスト・エンペラー』
  • ジェレミー・アイアンズ『戦慄の絆』
  • マーティン・シーン『白い家の少女』『カサンドラ・クロス』
  • クリストファー・ウォーケン『ディア・ハンター』『デッド・ゾーン』
  • デニス・クエイド『さよならジョージア』『エデンより彼方に』
  • デニス・クリストファー『ヤング・ゼネレーション』『フェイドTOブラック』
  • シルベスター・スタローン『ロッキー』
  • ジーン・ハックマン『スケアクロウ』『フレンチ・コネクション』『フレンチ・コネクション2』『クリムゾン・タイド』
  • アル・パチーノ『セルピコ』
  • ロバート・デ・ニーロ『タクシー・ドライバー』『ゴッドファーザーPART2』『フローレス』
  • アラン・ドロン『冒険者たち』(野沢那智の声で)

謝辞:間借り人の映画日誌のヤマちゃんの「我が"女優銘撰"」を真似っこさせていただきました。

シャー・ルク・カーン祭り

あやうし、ユアン・マクレガー。世界一チャーミングな男優の座にシャールクが猛追しています。(判定員:お茶屋)
ここのところ毎夜シャールク祭りなんだけれども、シャールクにそれほど関心がない方にもおすすめできる動画に出会えたのでご紹介。いずれもyoutubeです。

Maula Mere le le Meri jaan by Rahman Ali, Music ka maha muqabla, HQ*
インドののど自慢番組だそうで、なかなか良い曲、素敵な歌声です。聴いているお客さんの表情もいいし、シャールクも魅力的です。この動画を知ったのは、SRKに生き方と英語を学ぶブログのMaula Mere Lele Meri Jaanというページで、訳詞と解説をしてくださっています。次に一部を引用しますが、シャールクがイスラム教徒と知ったうえで上記の動画を見ると胸に響くものがあります。

「イスラム教徒ではあってもインド国民として、他宗教とも協調しながら国家に忠実に生きてきたのに、こうして私をお見捨てになるのならば、どうぞ命をもお召しください」と国旗すなわちインド国家に対して歌っています。イスラム教徒には心に染みるというか突き刺さるような歌詞ですね。(yurakさんの「SRKに生き方と英語を学ぶ」ブログより)

このブログには「シャー・ルク・カーン物語まとめ」というカテゴリーがあって、シャールクのお父さん(ミール)の話から始まるので、英国から独立する際、インド(ヒンズー教徒が多数)とパキスタン(イスラム教徒が多数)に分裂し、ミールはインドに彼の兄弟はパキスタンにと別れてしまう事情なども語られていてシャールクを抜きにしても興味深い読み物になっています。(シャールクファンには、もちろん一押しのブログです。何てったって愛を感じますわ~。)

お次はディーピカーファンには見逃せない動画。
“Love Mera Hit Hit” Film Billu | Shahrukh Khan, Deepika Padukone
『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』でシャンティプリヤを演じたディーピカー・パードゥコーンとオームを演じたシャールクが共演した映画が他にもあったのですね!