母のベストテン

「第57回県民が選ぶ映画ベストテン」の応募用紙に記入して、あとは投票箱に入れるばかりだったのに、締め切りの週に映画館に行かなかったものだから、発表も終わったのにいまだに手元にある。せっかくなので、母のベストテンを残しておこう。

(2010年12月1日~2011年11月30日の公開作品のうち)
第1位 ツレがうつになりまして。
第2位 武士の家計簿
第3位 岳
第4位 八日目の蝉
第5位 最後の忠臣蔵
第6位 コクリコ坂から
第7位 ステキな金縛り
第8位 デンデラ
第9位 日輪の遺産
第10位 プリンセストヨトミ

選外となった作品は『アンダルシア 女神の報復』『大鹿村騒動記』『毎日かあさん』『一命』。

★第57回県民が選ぶ映画ベストテン
<日本映画>
第1位 ステキな金縛り
第2位 コクリコ坂から
第3位 SP革命篇
第4位 阪急電車 片道15分の奇跡
第5位 探偵はBARにいる
第6位 SPACE BATTLESHIP ヤマト
第7位 相棒-劇場版II-警視庁占拠!特命係の一番長い夜
第8位 最後の忠臣蔵
第9位 八日目の蝉
第10位 アンダルシア 女神の報復
(『ツレがうつになりまして。』は第16位。)

<外国映画>
第1位 英国王のスピーチ
第2位 パイレーツ・オブ・カリビアン 命の泉
第3位 ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
第4位 猿の惑星 創世記 ジェネシス
第5位 ブラック・スワン
第6位 三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船
第7位 マネーボール
第8位 ツーリスト
第9位 アンストッパブル
第10位 トランスフォーマー ダークサイド・ムーン

ザ・ローズ[サントラ]

このところ、ときどき、泣きながら帰ってくる。ハンドルを離すのは危ないので、涙が流れるままに、でも、前方が曇ってはいけないので瞬きで水気を切りながら。安全運転はキープ。
いや~、聴くたびに泣けますなぁ。始めはノリノリで飛ぶ鳥を落とす勢いというか、ステージでのラップっぽいMCから’WHEN A MAN LOVES A WOMAN’につなげるあたり、イケてる。“Drug! Sex! Rock’n’Roll!”の連呼で会場、大盛り上がり。ところが、インストゥルメンタル’CAMELLIA’で雰囲気ガラリ。故郷でのコンサートで「私を許してくれる?」「私も許すわ」のセリフ(うぇ~ん)。そして、渾身の’STAY WITH ME’。何年かぶりでこのサントラを聴いたときは、’WHEN A MAN LOVES A WOMAN’でもう泣いていたが、7、8回目になるとさすがに泣ける曲が限られてきた。それが’STAY WITH ME’だ。
‘LET ME CALL YOU SWEETHEART’では息も絶え絶え。酒と麻薬に溺れて(それだけの理由があったと思う)、ステージで倒れてしまう。倒れる前に「みんな、どこへ行くの?どこへ行ってしまったの?」と言うのだけれど、意識が遠のき目の前が暗くなっていったんだろうなとか、一生懸命なのに空回りしてしまう、愛したいのにひとりぼっちってことを思うと、ローズが可哀想でまた泣けてくる。
1979年、ベット・ミドラーの映画デビュー作。調べたら監督は、大好きなマーク・ライデル(『黄昏』『フォー・ザ・ボーイズ』)だった。
youtubeへのリンクを張っておきますので、ぜひ、お聴きください。
ザ・ ローズ ( The Rose ) – ベッド・ミドラー( Bette Midler ) Sound track歌詞と和訳あり。素晴らしい訳ですが「種」のところは、次のページの訳が正しいそうです。
The Rose – Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyricsサントラじゃない方のベットの歌。
01 WHOSE SIDE ARE YOU ON
02 MIDNIGHT IN MEMPHIS
03 CONCERT MONOLLOGUE
04 WHEN A MAN LOVES A WOMAN
05 SOLD MY SOUL TO ROCK ‘N’ ROLL
06 KEEP ON ROCKIN’
07 LOVE ME WITH A FEELING
08 CAMELLIA
09 HOMECOMING MONOLOGUE
10 STAY WITH ME
11 LET ME CALL YOU SWEETHEART
12 THE ROSE

映画を面白くする七つの罪

1 理念無き政治 Politics without Principles.
2 労働無き富 Wealth without work.
3 良心無き快楽 Pleasure without Conscience.
4 人格無き学識 Knowledge without Character.
5 道徳無き商業 Commerce without Morality.
6 人間性無き科学 Science without Humanity.
7 献身無き崇拝 Worship without Sacrifice.
ガンジーが言った「七つの社会的罪(Seven Social Sins)」とのことだけど、こういうのって対立軸にヒーロー・ヒロインを配置すると面白い映画になるんだろうなぁ。理念も教養もない政治家に青柳一平(伊東四朗)『ゴールデン・スランバー』をぶつけるか、それとも久保房子(松坂慶子)『大阪ハムレット』をぶつけるか。若手でいい相手はいないかな?

タクシー・ドライバー


不精者で行動力がないのはいいことだったなぁ。そうでなければ、今頃あの世か塀の中(^_^;。このポスターを見たとき「これは観なければ」と思い、観て、「独りじゃないって~、素っ敵なことね~」と救われる思いがし、コップの中の錠剤がたてるあぶくを見つめるトラビスを真似したものだった。その頃、一生分観た(?)と思うので、今回、午前十時の映画祭はパスしたけれど、他の人の感想を見てみたくなってネットぴょんぴょんしてみた。といっても、ほとんどはお気に入りサイト「みんなのシネマレビュー」なんどけど、すごく面白かった!
それにしても、共感又は反感で真っ二つだろうという予想に反して、ファッションとして観ている人の多さに驚いた。これだけパワーのある映画を観て、う~ん、鋼の心臓ですねと。少数なら驚かないんだけど。でも、考えてみたら、そういう軽い乗りの人たちが少数だったら、なんぼか窮屈な世の中だろうなぁ。と軽快が信条の私は思いなおすのであった。
いい解説。
鈴木創さんの「共鳴を続ける孤独な魂のゆくえ」
「みんなのシネマレビュー」から面白かった感想。しらっぺの画面が出たらリロードしてみてくださいね。
池田屋DIYさん(8点)
Nujabestさん(10点)
VNTSさん(4点)
ジャッカルの目さん(10点)
一番星☆桃太郎さん(8点)
enantiomerさん(10点)
ナオちんさん(5点)
tetsu78さん(10点)
ポン引きさん(9点)
ドラえもん(9点)
トラビスとおたくを結びつけている感想。
西澤晋さんの映画日記
ところで、『タクシー・ドライバー』の脚本家ポール・シュレーダーつながりで・・・。『MISHIMA』のDVDが付録の本、「三島由紀夫と一九七〇年」が出ているらしいです。