プランターのゴーヤだけど、たくさんなります。食べきれないので、妹一家に分けたり、ジュースにしたり。
ゴーヤとバナナとブドウと牛乳と砂糖少々で、おいしいジュースができました。
シシトウと思って食べていた植物が、真っ赤になってきました。もしかして赤唐辛子?シシトウの花と唐辛子の花はまったく違うそうです。以前撮った花の写真を調べてみなければっ。
雲のむこう、約束の場所
ひじょーに、むずがゆい。しかも、あまっちょろい。私はケール100%の青汁でさえ「たっすい」ので、気の抜けたサイダーのお湯割りをおいしく感じるのは、多分、飢え死にしそうなときではないかと思う。
この作品も『ほしのこえ』と同じで、戦いの中にありながら、戦いとはまるで異なる次元に生きている若者を描いているように感じた。今の朝鮮半島のように南北に引き裂かれた日本が舞台で、北海道と本州が敵対しており戦争が始まろうとしている。この戦争とは異なる次元に生きる夢見る三人が、否応なく戦争に関わることになる。
世界の破滅よりぼくらが大事。それはそうだ。異議なし。ただ、その見せ方が私に合わなかったということだと思う。
電車の中で天井のカーブに反射した幾筋もの光が走るところ、目を見張るほどよかった。作り手は常日ごろから、周りの景色をよく観ているのだと思う。そういう繊細な観察眼が更に活かされ、物語やキャラクターが洗練されてくると、もっと私が観やすい作品になるのではないか。午後の部は、最近の作品が上映されたと思うけれど、どうだったろうか。
監督:新海誠
(高知県立美術館 2012/08/19 高知県立美術館ホール)
ほしのこえ
銀河へ向かって出動して戦うのが女の子で、地球に残って待つのが男の子というのが意外だったので、私の頭も硬いなあ。
戦いよりも個人としての私とあなたが大切な気分。そういう気分が描かれていたような気がする。都会では自殺する若者が増えている、だけど問題は今日の雨、傘がない。そういう気分と四季の風景を重ねて、戦いよりもこっちでしょうと。そんな感じだったなぁ。
監督:新海誠
(高知県立美術館 2012/08/19 高知県立美術館ホール)
ミロ展
とても面白かった!目玉オヤジや一反もめん出演。画面に奥があるミロの版画は宇宙空間ぽい。
版画は小さくて、保存のため照明も暗くて、数ばかり多くて、どっと疲れるので、あまり期待してなかったけれど、大きい、明るい、展示数もちょうど。しかも、ほとんど貸し切り状態。さーっと観たので疲れなかったし。今は改めてもう一度見に行きたいと思っている。
色彩の美しさや形の面白さもさることながら、版画が立体的に見えることに驚いた。
たとえば、真ん中と右の画像は、黒で描かれた部分とグレーの背景の間には明らかに空間があった。右のアンテナを振り回しているように見える人(?)の赤い目と青い目は黒の枠と背景の間に浮かんでいる。
私にはほとんどの版画が三次元に見えた。左右への空間の広がりはあまり感じなかったけれど、かなり奥行きがある。描かれているものの色や太さによって、あるものは手前に、またあるものは遠くに見える。
また、何の試行錯誤も作為もなく描いたように見えるのが凄い。自由でユーモラスで、なんだか元気を分けてもらえるような感じだ。
実物があまりに美しいので図録を見るとガッカリしてしまう。図録は平面にしか見えないし。版画の色んな方法が図解されているのはよかった。う~ん、どうしよう。また見たくなるかな。地元の展覧会は、とことん迷えるからいいなぁ。レームブルックなんか2004年に観たのに図録を買ったのは昨年だもんね。とりあえず、実物があるうちに、もう一回だ。
(2012/08/22 高知県立美術館)