本日は、鯖2本(1本250円也)、清水鯖のたたき(300円也)。
鯖を買ったうえに刺身です(^_^;。清水鯖というとどうしても食べたくなってしまいますもので。
で、鯖2本は、塩焼きにしたのですが、これが美味しくなーい!
実は買うときに、既に3枚おろしになった鯖が300円であったのです。どうちがうのかと尋ねたら、250円の方が小さいとのこと。わが家は皆小食なので小さい方でいいやと思ったのですが、どうも小さいゆえに脂がのってなかったみたい。鯖は中年ぶとり(?)が、いいのかもしれません。
味噌煮でもすればよかったな。
フランスづくし
29、30日と東京でパリ・オペラ座バレエの公演を観てきました。
で、午前中の空き時間で見た映画が、偶然にも2本ともフランス映画でありました。
■ぼくを葬(おく)る
フランソワ・オゾン監督の作品は、私にとっておもしろいけれど好きではない作品ばかりだったように思いますが、『ぼくを葬る』は好きです~。というのは、ひとえに主演のメルヴィル・プポーのおかげ。彼がこんなに男らしく素敵になっていたとは!!!彼は普通の男前というに過ぎないお顔ですが、表情に深みと翳りができておりまして、余命3ヶ月を宣告された青年役が見事に嵌り、美しく切なかったです。『夏物語』の愛すべきとほほな男の子(を演じた少年)が、こんなに成長するとはね~。いろいろ芸の肥やしになるようなことが、彼の人生にもあったのでしょうね。
しかしながら、この作品にもオゾン監督・脚本の「いやらしさ」はありまして、それはまたHPの方に感想を書こうと思いますが、とにもかくにも、オゾン監督の作品であっても美しい男性を主役にしてくれるならば、ええ、もう、好きになりますとも(笑)。
ところで、『ぼくを葬る』のポスターは一見すると「お耽美」なのですが、よく見るとプポー君の脇に赤ちゃんがおりまして、このポスターがお好きな人には申し訳ありませんが、私は二人の雰囲気がとっても不自然で気色悪いと思ってしまいました(^_^;。
公式サイトの表紙が、そのポスターと同じなので、まあ、ご覧ください。
http://www.bokuoku.jp/
■美しき運命の傷痕
素敵なタイトルですよね。
こちらは、タイトルとエマニュエル・ベアールが出演していることしか知りませんでしたが、大変面白いお話でした。でも、演出に迷いがあるような気がします。タイトルバックでは「(大河浪漫的な一家の)物語」が始まるという感じなのですが、実際はストーリーテリング的な演出ではなく、三人姉妹の愛の地獄を一定のリアリティを持って描いています。謎解きとして面白い話なので、これはハリウッドでリメイクして、アメリカ的なミステリー映画にしてほしいな~。
と思っていたところ!
ななななんと、原案はキェシロフスキですと!>スーダラさーん!ご存知でした?
キエシロフスキがダンテの『神曲』に想を得て構想した三部作「天国」「地獄」「煉獄」のうちの「地獄」編に当たる。なお、「天国」編はトム・ティクヴァ監督により「ヘヴン」として2002年に映画化された。
(引用:allcinema onlineの『美しき運命の傷痕』ページの解説から)
そして、監督が、『ノー・マンズ・ランド』の人ですと!
フランス映画だとばかり思っていたら、他にイタリア、ベルギー、日本も一枚噛んでいるらしいです。
あのタイトルバックは、大河浪漫を愛する会の初代様は、お気に入りそうですよ~。
わたくし、二代目は、タイトルバックだけでものすごーく想像がふくらみました。
『ポセイドン・アドベンチャー』
転覆した漁船内に閉じ込められた人が、船底にカッターで開けた50cm四方の穴から救出されたそうです。『ポセイドン・アドベンチャー』やー!!
5時間半も閉じ込められていたなんて、想像しただけで息が詰まって、総白髪になりそう。
漁船転覆、5時間後に68歳救助 高知・土佐湾(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0427/OSK200604270052.html
もし、海で遭難したら(船外に放り出され場合)、なかなか見つけてもらえないらしいです。こちらから救援の船が見えても、船からは波の間に間に漂う人間を見つけるのは至難の業。下手に泳ぐより、船とか飛行機とか破損した漂流物といっしょに漂っていた方がいいとのこと。人間より残骸などの漂流物の方が、見つけやすいからだということです。
本日の魚
本日は、鯵の干物二袋(一袋2尾で280円也)です。
先週は、鯵一皿(一皿3尾で350円也)と、うるめ一皿(一皿6尾で200円也)でした。鯵は塩焼き、うるめは酢漬けにして食べました。
うるめは、真っ黒い目がまん丸で潤んでいて、体は青みがかった銀に輝いて、きれいでした~。
包丁を使わずにさばくのですが、頭を取って、はらわたを出して、背骨に沿って指をいれ身から骨を剥がします。あとは、しめ鯖を作る要領と変わりなし。誰に聞いても、うるめをそんなにして食べたことはないそうですが、旧中村市(現四万十市)でうるめの酢漬けを出す居酒屋がありました。
聞くところによると関東でも、そういう食べ方をするそうな。
好物ですので、書いていると、また食べたくなってきました。
駐車場までの帰り道、前を行く上司も魚屋のポリ袋をぶら下げています。
何を買ったのかと思ったら、「烏賊の小さいの、煮るやつを買うたき」とお家にケータイ電話していました。
いわゆる蛍烏賊というヤツかな?
酒の肴にするとのことで、う~ん、須崎を満喫していますね~。