俳句の季語で「竹の春」というと秋のこと、「竹の秋」というと春のことだそうです。竹は春に葉が散り、秋に芽吹くからだそうですが、このところ、遠くの山間を見ても竹が真っ茶っ茶ですね。
どうしたもんじゃろうと思っていたら、どうやら今月初めの連続台風で飛んできた潮というか、塩の害だそうです。
竹だけではなく塩害で葉を散らした木々はたくさんありまして、その木からは新芽が吹いているんですよ。葉が散った後、暖かいものだから春が来たと思ったんでしょうね。
それで、なんと桜の花が咲いてたんですよ〜。それも一輪や二輪じゃなく、遠くからもわかるくらいです。一分咲き?二分咲きかな?
狂い咲きと言っちゃ可哀相ですよね。ちゃんと順番どおり葉が散ってから咲いてるんだから。君は正しい。正しいぞー。
『サロメ』ともう1本
『あなたにも書ける恋愛小説』は楽しかったです。
ケイト・ハドソンは、やはりポスト、メグ・ライアンですね。結構芸達者だし、メグ・ライアンより芸域が広そう。
同時上映の『サロメ』は、爆睡してしまいました。よかったらしいいんですけど、ああ、もったいないことしたな〜。
アントニオ・ガデス(7月に亡くなりましたね)のような私好みのカッチョいいダンサーがいなかったせいだと思います。
あと、もっとフラメンコしてほしかったのですが、けっこうバレエっぽかったですよね。
サロメというとオスカー・ワイルドですが、たしか、最近、ケン・ラッセル監督の『サロメ』がDVDで出ていませんでしたか?ちょっと、検索してみよう。
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ありました、ありました。急に見たくなったなあ。
『マーラー』と合わせて購入しませんかって、amazonは商売上手だなあ(笑)。
『マーラー』って見たかったけど見てなかったような。う〜ん、両方ほしくなってしまった。
amazon ケン・ラッセルのサロメ
チェ・ゲバラ
恵比寿ガーデンシネマが開館十周年だとかで、キネ旬10月上旬号にもプレミア11月号にも取り上げられておりまして、十周年の節目の上映となる『モーターサイクル・ダイアリーズ』についても記事になっております。
若き日のチェ・ゲバラが、友人の兄とともにラテンアメリカを原動機付き自転車で旅をするうちに、世間を見る目が変わっていき、彼自身が成長して行くという青春映画だそうです。
で、この坂本竜馬を尊敬していたというチェ・ゲバラ、おっとこまえなんですよね〜。
歴史の雑誌で葉巻をくわえている写真を見て、クラッときましたわ(笑)。
それと『イチゴとチョコレート』という映画でも、登場人物の部屋に彼の肖像写真が掛けられてあって、また男前なんですわ。
彼の一生は、これぞ浪漫派。カッコいいよねー。でも、女性には鼻の下を伸ばしてたそうです(笑)。
ヴィスコンティ
プレミア日本版は、6月号から編集長が代わったのですが・・・・、う〜ん、なんか面白くなくなってきたな〜。レイアウトがごちゃごちゃして見にくいし。
それはさておき、ちらほら読んでみまするに、東京ではヴィスコンティ映画祭をやるそうな。
私はヴィスコンティはどちらかというと好きです。『ベニスに死す』と『家族の肖像』が一番好き。
ところが、この記事を読んで『若者のすべて』と『熊座の淡き星影』を見直したくなりました。
『若者のすべて』は、アラン・ドロンがよかったんですよーーー。彼の素足にきゃいーんとなりました。それにゴッホ作のアルマン・ルーランの絵が飾ってあったの。アルマン・ルーランは、美青年なんです〜。
『熊座の淡き星影』は、あんまり覚えてなくて、この記事で「姉と弟の近親相姦を描く現代版『エレクトラ』」と紹介されているのに、えー!?そんなんやったっけ?
とまあ、そんな理由で見直したくなった次第です。