以前、Twitterで見かけたハッシュタグ。10本選びたかったけれど、すぐには思いつかなかったので、今、考え中。
日本人が外国語になじみの薄かった頃のタイトルは、よいものが多いと思う。タイトルだけで観たいと思わせるパワーあり。
『風と共に去りぬ』
『天井桟敷の人々』
『第三の男』
『太陽がいっぱい』
『我が谷は緑なりき』
リアルタイムでタイトルだけで「観たい!」と思ったのが、『掘った奪った逃げた』。当地でも上映されたと思うけれど、なぜだか観ていない。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』も。詩のようなタイトルで素敵だ。こちらは観た。
『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』は原題のまんま(THERE WILL BE BLOOD)で意味わからん。それで考えてみたんだけど、「いずれ血を見る」というタイトルにしたらどうかな?ダニエル・デイ・ルイス主演で『いずれ血を見る』。「金儲け+キリスト教=アメリカ合衆国」という内容の作品。ポール・ダノの役がちょっと気持ち悪かった(^_^;。あんまり好きじゃないけど、傑作っぽい作品だったな~。スクリーンで観たら傑作だったかも。
タイトルとして、いただけないのは『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』。
ベンジャミンの父が軍服用のボタン工場で一儲けしていて、画面いっぱいのボタンの映像も印象に残っている。「バトン」だとバトンリレーのバトンを連想してしまう。
『ゼロ・グラビティ』も「重力」が重要で原題も「グラビティ」なのに「ゼロ」とはこれ如何に。
ご当地だから日本映画は素晴らしいタイトルが多いなぁ。
『復讐するは我にあり』『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』『爆裂都市』『逆噴射家族』『台風クラブ』『修羅雪姫』『ちょんまげぷりん』・・・。ただ、観てないのもあるし、観ても内容を覚えてないのもある(^_^;。
と色々考えながら、タイトルだけでなく作品も好きなものを選んでみた。
『銀河鉄道の夜』・・・話もキャラも絵も音楽もタイトルも好きすぎる。
『霧の中の風景』・・・タイトルと内容がピッタリ。この映画のよさは言葉では表しがたい。
『戦慄の絆』・・・タイトルだけで観たくなる。観ればなるほどな絆。
『ランブリング・ローズ』・・・『ホワイト・オーランダー』(白い夾竹桃=美人の毒母)とか、『マグノリアの花たち』(アメリカ南部の女性は花よ、豪華キャストでジュリア・ロバーツのデビュー作)とか花物のタイトルが好き。なかでも「つるバラ(自由奔放なローズ)」は、ゼンマイを巻いてオルゴールの蓋を開けるような美しさと懐かしさがある。
『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』・・・英語なのにタイトルの意味がわかる~。
『隠し剣 鬼の爪』・・・リズムがカッコイイ。永瀬くん、『息子』から大変身。脱サラ結婚という結末もグー。
『空中庭園』・・・観たくなるタイトル。母との関係が悪く不安定な女性が主人公の、崩壊しそうでしない家族のお話。
『あの日、欲望の大地で』・・・エロスものと思いきや、罪を背負って幾年ゾ、とある女性の再生物語。
『ラビット・ホール』・・・ウサギの穴はパラレルワールドへの入り口。想像(創造も)が救いになる。
『Sorry We Missed You』(家族を想うとき)・・・複数の意味がある深いタイトル。
最後まで迷ったあげく圏外となったもの。
『地獄の黙示録』・・・怖すぎ、有名すぎ。
『雨あがる』・・・ラストショットの景色の広がりが、どうしても欲しい。無いものねだり。
『戦場でワルツを』・・・重い内容なのに胃にもたれないので好きだが、もう一度見たいとまでは思わない。
『宇宙人ポール』・・・思い出してもニコニコしてしまうが、もう一度見たいとまでは思わない。
#好きな映画タイトル10選(by眺めのいい部屋)