連休_シメ

先月の『ロンドン、人生はじめます』からこっち、あたごがイギリスになっている~。
今日『マイ・ブックショップ』を見に行ったら(とてもよかった!)、次回作は『ビクトリア女王 最期の秘密』だって。イギリス好きにはたまりませんな~。というわけで連休のシメは映画だったが、ドラマ「昭和元禄 落語心中」のDVDをレンタルして見た(面白かった!)のと友だちとランチができたのがよかった。合間に園芸ができて充実した休みだった。

今年もまた
面白かったのはアブラムシ。1月か2月に鉢植えのミツバハマゴウの枝をバッサバッサ切ったら、今になって新しい枝先に紫の葉っぱが増えてきた。きれいだなぁと近づいて見ると、柔らかそうな枝にびっしりとアブラムシがくっついていて、黒々としたアリもたくさん枝を行ったり来たり(アブラムシのうえでウットリしたり)していた。初めてアブラムシを見てギョッとなった。キンチョールでやっつけるべきか?アリマキ(アブラムシ)のおかげだろう、既に黒ずんで萎れた葉っぱもある。悩んだが(キンチョールは切らしていたし)、様子をみることにした。
翌日、主立った2本の枝からアブラムシが消えていた。アリが食べてくれたのか!と思って更によく見ると、葉っぱのうえに1.5cmくらいの芋虫型の2匹を発見した。これはアリマキ以上にギョッとなった(形がねぇ)。こいつにも葉っぱを食べられるのか!?と思ったが、冷静になってもう1日様子をみることにした。
その翌日、ほとんどの枝からアブラムシが消えていた。調べてみると芋虫型の2匹は、アブラムシが好物のクロヒラタアブの幼虫のようだ。虫食いの葉っぱがなかったので、肉食系かもしれないと思い様子をみたのだが正解でよかった。この日、見た2匹は前の日と同じ大きさだったので、おそらく前日の2匹とは別のものだと思う。

<3月に更新した植物メモ>
よかったら見てくださいね。
デモルフォセカ
オダマキ(苧環)
セントポーリア
イソトマ
アイビー
クロッカス
百日紅
水仙
胡蝶蘭
オンシジウム トゥインクル

<メモ>
植え替え:アロマティカス、金のなる木、パキラ、ウォーターマッシュルームは、多分成功。ポトスはヘゴ支柱仕立てにしてみたが、しおれている~。
株分け:ムラサキオモト。一つは妹に、残り四つは直射日光は避けて養生中。今のところ大丈夫そう。
挿し芽:悪いところに地植えにして、それでもいじらしく咲いていた濃いピンクのゼラニウム。レスキューのため掘り起こしたが、根がブチブチに切れてしまった。急きょ蕾を全部カットして、挿し芽四本、根付き一鉢にした。もし、すべて成功したらどうしましょう。
伐採:棘が嫌で切りたかったピラカンサス。許しが出たので気が変わらないうちに(この連休にでも)切らねばと思っていた。2時間かかって切った。翌日はもちろん筋肉痛。
夏に向けて:マリーゴールド二株を地植え。鉢植えに日々草、トレニア、白いダリア、ダールベルクデイジー、ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト。

ムラサキオモト

2021

1月の連続氷点下でダメになってしまった。(2021/04/06)


2020

二鉢のうち一鉢は譲って、残ったものは根が回って水はけは悪いし、葉っぱも枯れてきて屋外に出したが、よろしくない状態。やっぱり植え替えないとダメか。成長が早すぎるなぁ。(2020/05/16)
植え替えもせずにほったらかし。無惨な姿ながら生きている。外で冬を越してもらおう。(2020/12/03)


2019


ムラサキオモトを株分け。(2019/05/01)
二鉢を譲り、残る二鉢を寒くなってから室内に取り込んだけれど、園芸師匠によると地植えでも大丈夫だろうとのこと。←何の保証もなし。


2018

オモトに似ているがオモトではなく、露草の仲間だそうな。葉裏の紫が美しい観葉植物。妹からさっそく株分けのリクエストが入った。(2018/10/28)

ドローン・オブ・ウォー

『ダカタ』のアンドリュー・ニコル監督とイーサン・ホークのコンビ作。
これは問題作だ。作品の始末が悪い。100%のエンターテインメントとして作られた作品なら、地球の反対側で性的虐待を繰り返していた人物をアメリカ軍のドローンで攻撃し、溜飲を下げる主人公というのも「あり」かもしれない。しかし、閉鎖的空間で昼夜を問わず(昼夜がわからなくなる)無人機で爆撃し、目標以外の民間人を巻き添えにしたうえ、一体一体の成果を確認せねばならず、「あー、また戦闘機をかっ飛ばしたいよー」という望みは絶たれ、つらい任務のことは話せないし話したくないから妻も理解してくれず家庭は崩壊で「苦しいよー」という作品として作られているので、そんなことで溜飲を下げてもらっちゃ、困惑以外の何ものでもないのだ。善意に解釈すれば、「平気で私刑にして溜飲を下げる。アメリカ(人)の正義感なんて高々そんなもんよ(自嘲)。」という作品になるはずが失敗したのかもしれないが。

数年前、平和を希求するものは軍事を知らなくてはならないと気がついたが、その後、気がつく前と後で情報量がまったく変わらないままということにも気がついた。そこで本を読むでもなく映画に走るのがワタクシらしいところ、眉につばを付けながらでも『ドローン・オブ・ウォー』を見たかった。見てよかったのは、楽な殺人と思っていたドローン殺人が精神的に苦であるとわかったこと。どうやら、成果の確認が苦につながっているらしいこと。確認の必要がなければ楽なのか???

一応、どこまで事実か心当たりを検索したらあった。
スパイク通信員の軍事評論映画評『ドローン・オブ・ウォー』によると、この映画は無人機の操縦士は人手不足で米空軍がボーナスを増額したりして引き留めに躍起になっている事実を反映しているとある。また、成果の確認のために心的外傷を負う操縦士もいるようだ。(2015年当時の情報)

そして、誤爆関連で口直しの映画(^o^)
『イーグル・アイ』
(2019/04/07 DVD)

ロンドン、人生はじめます

大人の恋は手っ取り早くていいなぁ!ショートカットの連続だ(笑)。
特に感心したのは・・・・。→エミリー(ダイアン・キートン)がドナルド(ブレンダン・グリーソン)を自分の住まいに招待した後帰宅すると、彼女の誕生日のサプライズにご近所さんのみならず、彼女に対して下心ありの会計士(彼女の方も彼に対して別の下心があったのだけれど)も集まっていた。そこへ招待されたドナルドが意気揚々とやってきて、並んだエミリーと会計士を見て憤然と去って行く。この誤解を解くのに説明が簡潔、説明されると誤解もすぐ解ける。相性もあるのかもしれないが、長年世間と人を見てきた大人ならではのあうんの呼吸だと思った。

一番おどろいたのは、エミリーが「この家では暮らせない、もっとちゃんとしたところで暮らしましょう」と言うところ。ドナルドのあばら屋を素敵だと思っていたのは本心だし、裁判で所有権を獲得するのを応援していたし、ドナルドがこの家に愛着を持っているのはわかっているはずなのに。
しかし、考えてみるとエミリーの言うことは正しかった。彼女は自分がどんな人間か解っている。あばら屋で実際に暮らすまでもなく、暮らすとどういう結果が待ち受けているかわかっているのだ。

結末は実に清々しい。パートナーといっしょに暮らすのが最善としたら、エミリーとドナルドのように互いの家を行き来して暮らすというのは次善なのかもしれない。だけど、エミリーとドナルドにとっては、あの結末が最善だと思う。いろいろ経験を積んだうえに獲得したのが、新しい価値観=自分に最も適した暮らしというのは幸せなことだ。
(2019/04/20 あたご劇場)