むむむ、これは・・・・、長い。イマイチだ。
『ロード・オブ・ザ・リング』は、旅の仲間の描き分けがよくできていた。9人が異なる種族だったことも見分けやすさにつながったかもしれない。ところが、今回は、魔法使いとホビットは一人ずつ、あとの13人はみんなドワーフで全員の名前を言ってくれるのはいいが、誰が誰やら。キャラクターを描き分ける気がまるでなさそう(?)。
それから戦いのシーンが多く疲れる。旅の目的も散々説明してくれたにもかかわらず、なんだかよくわからない。
面白かったのは、ビルボが旅に出るまでと、ビルボの機転でトロルが石になるところと、岩山同士が岩を投げつけて壊しっこするところと、トーリンに足手まといと言われたビルボが可哀想だったところと、ビルボとゴラムとのナゾナゾごっこと、ゴラムの涙を見てビルボが殺生をやめるところくらいだ。ビルボとゴラムのシーンはとても引き締まっていた(ハイライト)。
この調子で三部作???う~ん、う~ん、う~ん。ホビットと怒りんぼの魔法使いが好きなので、とりあえず観る(覚悟はできた)けど。
ビルボ・バギンズ(マーティン・フリーマン)/トーリン(リチャード・アーミティッジ)/灰色のガンダルフ(イアン・マッケラン)/ガラドリエル(ケイト・ブランシェット)/エルロンド卿(ヒューゴ・ウィービング)/ゴラム(アンディ・サーキス)
THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY
監督:ピーター・ジャクソン
(2012/12/15 TOHOシネマズ高知5 字幕版)