日本に富士山があるように、ヨーロッパにはマッターホルンがあるのだなぁ!誰も皆、孤独だけれど、誰かとつながらずにはいられない。その誰かが誰でもマッターホルンは、エブリバディOK。綺麗だし音楽もイイし、感動でした。
追記:冒頭、「音楽は難しくない。正しい時に正しい鍵盤を叩けばいいだけ。byバッハ」というクレジットが出て、「その正しい時がわからんのじゃよぉ!」と一人ツッコミを入れ、やっぱりバッハは嫌いだと思いながら見はじめたのだけれど、使われていたのはバッハの曲のようで、どれも割と耳にするいい曲なのでバッハを好きになったかもしれない。それより、「主よ、人の望みの喜びよ」だけ聴いて嫌っていたのだからバカなことである。
フレッドは変なやつテオと共同生活を始めたことで、みんなとは違う少数派になった。少数派は偏見や差別にさらされることがままあり、フレッドも彼の息子と同様に偏見の目で見られる。フレッド自身も息子を追い出していたのだから、バカなことであった。自分がバカであることに気づき、正しいことをするのは容易ではない。バッハの言葉は逆説的な意味だったのだなぁ。よく修練しなさいということだったのだ。
天涯孤独な者同士と思っていたテオに帰る家があり、待っている人がいたことを知ったフレッドが、逃げ出すようにテオの家を去る。そのときの涙にもらい泣きしそうになったが、おしまいには息子との関係もよくなりそうで歌の力もあり胸がいっぱいになった。
久々に省略が利いて、かつ、行間のある美しい作品に会えた。88分。
ダイヤル式電話のかけ方がわかるよ。>若い人
(2016/07/29 あたご劇場)
面白かった~(^^)。
観たいと思ってたので、あたご劇場さんに感謝感謝です。
(元々、トボケたユーモアを感じさせる映画が好き~)
それにしても、ああいう「言葉では説明できない」感じとか空気とかコミュニケーション(相手に通じてるかどうかは定かではなくても)って、万国共通?のものだったのね・・・って、ちょっと感動しました。(ヨーロッパでも、アメリカみたいに、「言葉で説明」出来ないとダメなのかと思い込んでた?自分)
怒涛のラストでは、胸が詰まるというか目の前がぱっと開けるというか・・・もう最高!でした。
書き忘れたので、追加を(^^;
私、フレッドの「逃げ出すようにテオの家を去る。そのときの涙」の意味が
観たその場ではわからなかったんです。
お茶屋さんの感想読んで、やっと「そういえばそうだった・・・」と(^^;。
ほんとに「行間のある美しい作品」でしたね。
ムーマさーん、よかったですよねぇ!
ちょっとコミカルでおとぎ話的な可愛らしさもありましたよね。
あたご劇場には本当に感謝です。
それにしても、自分の感想を読み直したらエラそうでこの映画にふさわしくないので、書き直したくなりました(^_^;。
フレッドがテオの家を去るときの思いは、一番に妻子のことが思い出されての涙だと思いました。テオがうらやましくもあったと思います。こう書いてしまうとちょっと違うような気がします(^_^;。ムーマさんがおっしゃるように、これも言語化できない思いかも。
ムーマさんの今年のベストワンはこれかな?(^_^)
>ムーマさんの今年のベストワンはこれかな?
目下、『シン・ゴジラ』と争ってます(ホントか?)(^^;;
おお!ご覧になったのですね。
私も母と本日鑑賞予定です。
楽しみ~(^o^)。