お引っ越し

今月初めにニフティから大きな封書が届いたので「クリスマス・プレゼントかな~?」「でなきゃ、誕生日プレゼント~?」と思いつつ開けると、現在契約中のコースは来年3月でなくなるので、今後どうするか決めて今月中に文書をちょーだいというものでした。

正直、「えーー!?」でございましたよ。だって、この時期「チネチッタ高知」はベスト・キャラクターを募集したり発表したりと、1年でもっとも賑わうときなのに。それにホームページはリンクが保ててもブログは写真へのリンクが切れたり見苦しくなっちゃうよ~ん。ページにリンクを張ってくれてる人にも、リンク切れになって申し訳ないじゃん。

しかし、四の五の言っても始まらないので、プロバイダはニフティを引き継ぐSTnetに決め、そこではホームページ用の割当て容量が足りないので、さくらインターネットでサーバをレンタルすることにしました。
そういうわけで、1996年のパソコン通信の時代からお世話になったニフティとも、もうすぐお別れです。

マイmixiさんを始め、訪れてくださる皆さんには、1年の内にブログを2回も引っ越して申し訳ないですが、今後ともどうぞよろしくお願いします。

RAIL WAYS 愛を伝えられない大人たちへ

ゆったり、しみじみ大人の映画だった。人生において、やりがいのある仕事がいかに大切か、一番身近なはずの夫婦の意思疎通がいかに難しいかが、40年の長きにわたる時間の重みとともに伝わってきた。そして、夫の定年退職を機に、夫にとっても妻にとっても第二の人生のスタートラインに着いたわけだが、スタートと言っても落ち着きのある雰囲気で、このような落ち着きのある清々しさもあるのだなぁと思った。

滝島徹(三浦友和)が働き始めて41年、無事故35年という時間の差は、ちょうど慣れた頃に事故を起こしたのではないかと想像するが、後輩の指導にもその失敗の経験が生かされているような気がした。徹の高校生時分の彼女(仁科亜希子)が登場し、バツイチの彼女によって熟年離婚の内実を垣間見させる脚本もうまいと思う。

妻佐和子(余貴美子)が担当する患者が徹が運転する電車に乗り合わせていて・・・・というくだりは、妻がなぜ働きたいのか理解する大切な場面だが、雷鳴と稲妻がものすごく、映画として山場となり得ていたと思う。また、最後の電車の運転で、まさに退職の花道、沿線で手を振る人たちを配した場面もよかった。春めいた光の中を走る電車に無言の運転士。感慨深いものが込み上げる面持ちに共感した。

監督:蔵方政俊
(2011/12/04 TOHOシネマズ高知1)

けいおん!

音楽映画かと思えばさにあらず。なかよし軽音楽部のゆるい人間関係が、猫なで声と内股で表現された日には、かゆくてかゆくて・・・・スンマソン。中途半端にあまいにゃー(猫ひろし)。
だけど、私の一遍しか経験がない海外旅行の行き先が彼女たちと同じだったので、ほほぉ~という感じで観ていた。

監督:山田尚子
(2011/12/03 TOHOシネマズ高知6)

フレンチ・コネクション

うおー!やっぱり、おもしろい!遠い昔にビデオで観たきりで、車で電車を追いかけるシーンしか記憶になかったんだけれど、ポパイの憎みきれない人物像、アイタタタのラストの苦さが胸に残り、やはりただの娯楽作ではないとの思いを強くした。
アクションにおいても重要なシーンは音楽、セリフなし!しゃべっているのはフランス人だけ(←ケロさん指摘)。これが、ホンマの活動大写真やーーーー!

ジーン・ハックマンは、ポパイにしか見えないし、ロイ・シャイダーは、めちゃカッコイイ。『フレンチ・コネクション2』もオリジナルをしのぐ面白さだったけれど、パリの広場をとことん走って追いかけるシーンしか記憶にない。午前十時の映画祭は、赤のシリーズ、青のシリーズと来て、次は白か黄色か紫か、なんでもいいから、『フレンチ・コネクション2』も是非、上映してほしい。

ジミー・ドイル:ポパイ(ジーン・ハックマン)
クラウディ(ロイ・シャイダー)
THE FRENCH CONNECTION 監督:ウィリアム・フリードキン
(2011/12/03 TOHOシネマズ高知4)