プレミア5月号

じゃーん!ティム・バートンが表紙です。何だか、それだけで笑え る・・・・。ティム・バートン関連の記事は、まだ読んでいませんが、写真 だけで笑える・・・・(笑)。
『ビッグ・フィッシュ』は、7人の編集者全員が星四つの満点!ソニー・ピ クチャーズの配給で5月に公開とのこと。日比谷スカラ座等で公開というこ とは、高知では東宝で上映されるのかな?首なし騎士の話も猿の惑星も高知 東宝で上映されたもんね。楽しみだなあ!
高知東宝では、ニコール・キッドマン、ジュード・ロウ、レネー・ゼルウィ ガー出演の『コールド・マウンテン』も4月に上映されます。こちらも楽し み〜。
『コールド・マウンテン』
『ビッグ・フィッシュ』

キネ旬4月上旬号

まだあんまり読んでないんですけど(って、いつもそうなんですけど)、ア カデミー賞授賞式関連の記事を読んで知ったのですが、授賞式は生中継とは 言っても今年は5秒遅れで中継していたそうですね。
先ごろアメフトだかバスケだかのハーフタイム・ショウの生中継で、ジャネ ット・ジャクソンの乳房ぽろり事故が大騒ぎになったことを教訓に、5秒遅 れの中継にしたそうです。
それで思い出したのが、昨年の授賞式のマイケル・ムーア(『ボウリング・ フォー・コロンバイン』の監督)のスピーチです。「ウソの選挙で選ばれた ウソの大統領うんぬん」の発言をしたとき、えらいブーイングでしたが、客 席の方はテレビには映らなかったので、不自然な感じがしたのですが、後で 雑誌かなんかで読んだところによりますと、テレビ局の人がマイクの近くで とっさにブーイングをしたそうな。どこまで本当かはわかりませんが、あり そうなことだと思いました。
結局、テレビにしても新聞にしても、見たまま読んだまま受け取らない方が よいということだと思いました。

市川新之助の写真集

友達から借りた写真集をじっくりと見ることができました。
新之助の目力は相当なものです。怖いくらい目に力があります。この写真集には、普段 の姿と役に入った姿がありますが、私は武蔵や光源氏の扮装をしている姿が好きです。 とてもきれいで、色気があって大変によろしいです。
新之助の芝居は、昨年12月に歌舞伎座で見ることができました。歌舞伎座初体験なら 一幕見席も初体験。ご贔屓(?)が、「成田屋!」と声を掛けるのもおもしろかったで す、というのはどうでもよくて、新之助は「狐狸狐狸噺」で間男する生臭坊主を演じて おりました。
この生臭坊主は、初めはその正体を隠して愁傷な態度なのですが、間男しに入るとガラ ッと態度が変わるのです。これがうまかったなあ。声がとてもよいので、ああいう愁傷 な態度で光の君などの二枚目を演じたらピッタリだと思いました。コメディ演技は、ま だ精進の余地があると思いますが、二枚目は完璧かもなあ。今年、海老蔵を襲名するそうですし、先々が楽しみな俳優ですね 。
成田屋公式ホームページ

円山応挙展

本日、江戸東京博物館で見てきました。 会議が思いがけず早く終わってよかったな〜。諦めていたので本当にラッキ ーです。
孔雀の羽のすべすべ感、牡丹の花の柔らかさ、動物の毛のふさふさ具合など、 触ったときの質感が伝わってきます。絵の中の物と物との空間や湿気や冷気 などの空気感のある絵や、活動大写真のような動きのある絵もあります。
しかーし、何と言っても松と孔雀の襖絵には、圧倒させられました。襖何枚 分でしょう(8枚分?)に渡って斜めに延びる松の枝の迫力。三方を松に囲 まれて佇むと、本当にその根元に孔雀といるかのような気持ちにさせられま す。恐ろしいまでの臨場感です。また、近寄って見てみると、金の地に墨で 描かれた絵だったのにびっくり。松の葉は緑に見え、その幹は茶色がかって 見えるので、てっきり色絵具を使っているものと思っていたのです。墨だけ だったとは!
屏風の龍の躍動感は、映画がない時代の映画だと思いました。その向いにあ った波涛の絵は、掛け軸になっていたけれど、取っ手の跡らしいところがあ ったので、おそらく襖絵だったのでしょう。こんな襖に囲まれて座した日に は、船酔い確実ですよ(笑)。
しらっぺの紙に線だけの絵がありましたが、これは氷原かと思えば、そのと おり。絵の題名を見なくても、いかにも寒そうでした。
梅の襖もよかったなあ。長く伸びた枝が襖に収まりきらず、別の紙に続きを 描いて、それでも収まりきらず、又別の紙に続きを描いています。枝先に鶯 がちょこんと止まっているのまで見ると、「なあんだ、紙を継ぎ足せばいい んだ」と思いました。そういえば、片岡鶴太郎がNHKのテレビ番組「よう こそ先輩」で、絵がはみ出そうなら紙を継ぎ足せばいいと子どもに教えてい たことでした。
展覧会の構成がよくて、写生の部から始まり、お手本、下絵、粉本、画材の コーナーもありました。サインは楷書で「應擧」。「源應擧」というのもあ り、どうして源なのかと思ったけれど、あまりの人ごみに解説などはほとん ど見ず仕舞い。
江戸東京博物館のミュージアムショップには、おもしろそうな物がたくさん あったのですが、時間がないので後ろ髪を引かれる思いで帰途につきました。 常設展にも行けなかったので、改めて訪れたいものです。