ゴッドファーザーPART2

あああ、やはり家族の映画はイイ(ToT)。もう一回観たい。
家族のために裏の仕事をしてファミリーを築いていったビトー(ロバート・デ・ニーロ)。ファミリーを維持するため家族を犠牲にしていったマイケル(アル・パチーノ)。
マイケルは時代が違うと言うけれど、父ビトーとは器も違った。マイケル、怖いよ~、冷たいよ~。でも、彼は父のようになろうと懸命だった。父の誕生日(真珠湾攻撃の日だった)のことを思い出すマイケル。帰宅した父を家族が一斉に迎えに出るが、マイケルはひとりテーブルに残っている。父のようには、なれなかった自分を思うとき、この日を思い出すのか・・・・。苦く虚しい。PART1もよかったが、PART2が更に素晴らしいと思うのは、主人公がより可哀想だからだ(涙)。そして、最も美しいデ・ニーロを拝観できる(はぁと)。(ちなみに最も美しいパチーノは『セルピコ』ですからぁ~!)
ビトー9歳(1901年)からキューバ革命後のマイケル公聴会勝利(1959年)まで、アメリカの今昔も目に美味しい。郷愁を誘うニーノ・ロータの音楽が今も聞こえる。
トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)
フレド(ジョン・カザール)
コニー(タリア・シャイア)
ケイ(ダイアン・キートン)
MARIO PUZO’S THE GODFATHER: PART II 監督:フランシス・フォード・コッポラ
(2011/09/19,23 TOHOシネマズ高知3)

大鹿村騒動記

愉快。こういう笑わせてくれる映画って好き~。個人的には舞台の真ん中(スクリーンの端)で女形になりきっている一平(佐藤浩市)がツボだった(^Q^)。リニア新幹線誘致や中国人研修生の登場など過疎化になやむ現代の農村がさりげなく描かれ、三百年以上の伝統がある歌舞伎のセリフ「仇も恨みもコレまで」もうまく応用されていた。役者を楽しむ映画になっていたと思うので、エンド・クレジットに魅力的な人物が再び登場するのもよかった。
善(原田芳雄)
治(岸部一徳)
貴子(大楠道代)
監督:阪本順治
(2011/09/18 TOHOシネマズ高知3)

アメイジング・グレイス

鹿賀丈史、鹿賀丈史や~。歌うし。
というわけで、それ以外はイマイチな感じ。よくわからなかった。アメイジング・グレイスは、今は牧師(?)となった元奴隷船オーナーが、懺悔の気持ちを込めて作った歌だったのか。それさえもよくわからなかった。注意力散漫だったのに違いない。『抱きたいカンケイ』の後で観たので疲れていた(言い訳)。
奴隷船の悲惨さを具体的に(といってもセリフでだけど)教えてもらったのはよかった。
アヘンを薬として飲んでいたのはやっぱりねという感じだった。昔は水銀を梅毒の薬にしていたそうだし、シャーロック・ホームズもコカインの常用者だったが当時は麻薬との認識が薄かったらしい。
議場で議員が次々と発言するのも面白かった。議場が劇場のようだった。さすがシェークスピアの国。
ウィリアム・ウィルバーフォース(ヨアン・グリフィズ)←加賀丈史
トーマス・クラークソン(ルーファス・シーウェル)←いつもどおり怪しい(笑)。
ウィリアム・ピット(ベネディクト・カンバーバッチ)←昨年、BBCでホームズを演じた。今年NHKで放送されたらしいけれど見逃したのが残念でたまらない。
AMAZING GRACE 監督:マイケル・アプテッド
(市民映画会 2011/09/15 高知市文化プラザかるぽーと)

抱きたいカンケイ

エマ(ナタリー・ポートマン)、アホやなあ!と他人事だから思える(^_^;。
めっちゃ、イケテル男やん。>アダム(アシュトン・カッチャー)
恋愛に臆病なのって、これだけアホなことなんだ。
しかし、対照的なのがアダムの父ちゃん、アルヴィン(ケヴィン・クライン)で、息子の元彼女であろうと見境がない。自分に正直っていうのも、なかなかアホなことである。同じアホなら踊らな損ソン!というわけで、この映画は正直な恋愛の薦めであった。
ナタリー・ポートマンはコメディはもっと精進の必要あり。
ケヴィン・クラインって何をやってもいいなぁ(はぁと)。
メツナー医師がケイリー・エルウィズとは気がつかなかった。生きのびているようで慶賀。
NO STRINGS ATTACHED 監督:アイヴァン・ライトマン
(市民映画会 2011/09/15 高知市文化プラザかるぽーと)