雨雨雨

守宮
名乗らずにぢっと見下ろす守宮かな

今年はよく降りますね。苦手な梅雨がずーっと続いているみたいでした。ゴーヤはたくさん花をつけていたのに雨が多くて蜂があまり来ず、10本もとれませんでした。秋の長雨というので9月も降るだろうなあ。今も降ってるし(笑)。
8月は『エイトレンジャー2』しか観てないです。今月は早5本。

『怪しい彼女』面白かったし、感動しました。韓国の歌謡曲もイイですね。色んな人に勧めまくっています。
『LUCY/ルーシー』ダライラマ14世が観たら喜びそう。ダライラマ14世は、仏教の文化がベースにある日本の科学者と話したいと言っていたそうですからして。色即是空衆縁和合の世界を描いているようも見えるので。
『TOKYO TRIBE』ミュージカルだったとは・・・・。ラップはバネだよバネ。90分未満の上映時間だったらよかったけど、バネのないラップは疲れるのであった。でも、この世界観はイケテル。
『罪の手ざわり』今の中国は日本や他の国々と同様に貧富の差がつき、人々は追い詰められて悲惨なことになっていると思いました。今回のジャ・ジャンクー監督は立ち位置がハッキリしていて、ハートがあったと思います。芭蕉や家畜など2回以上現れるものは何を象徴しているのでしょう?ウトウトしたところもあるけど、映像もパワーがあるし、ケレンもあって面白かったです。
『IN THE HERO』もう、始まりからしてヒーローものでして(^Q^)。ノリノリですよー(拍手)。映画作りの映画、裏方さん♥ありがとう♥ですよ(涙)。唐沢寿明、すごくよかった。軸がぶれない動き、カッコよかったー。アクション映画が大好きってわけでもない私が楽しめたので、ブルース・リーとかJACなど詳しい人はより楽しめるのではないでしょーか。

守宮って夏の季語だそうです。窓の向こう側にいる守宮は指の先が丸くて可愛い!・・・・のですが、何かの拍子でこちら側に入ってくるともうダメ(^_^;。家のトイレとか寝室とか台所で見かけましたが、行動範囲の広い一匹なのか、同じ大きさの三匹なのか、それが問題だ(ToT)。

忘れられた皇軍

【テレビのミカタ】「日本人よ、これでいいのだろうか?」と日テレが放送した大島渚ドキュメンタリーの衝撃
うえの記事で知った。「NNNドキュメント’14 反骨のドキュメンタリスト 大島渚 『忘れられた皇軍』という衝撃」という番組が放送されたとのこと。検索すると見ることができた。マスコミの中にも頑張っている人がいる。エールを送りたい。

よく報道とかドキュメンタリーは中立でなければならないと言う人がいるが、そうだろうか。私にとっては、番組やドキュメンタリーを作った人の軸足がどこにあるかが肝心で、主張が明確な方が欺されずにすむのでありがたい。同じ素材であっても料理の仕方で旨くも不味くもなり、たまには毒入りもあるだろうから、料理人を信頼できるかどうかは腕ではなく足だという気がしている。

家庭内民主主義の実践

我が家の裏庭に1年以上もの間、便器が転がっていた。母が車いす生活になったとき、手水鉢と男性用便器と奥の洋式便器へ通じるドアを取り外してからのことである。私はそれらを処分したかったが、父はまた使うとき元に戻すので捨てるなと言った。

昨年末、仕事納めの日に休暇が取れたので、裏庭の美観を損なうのに多少なりとも貢献しているアヤツをゴミ処理場に持ち込むチャンスだと思った。かなり重いが、ずるずると引きずって、車に積み込むにも車いす用のスロープを引き出せば、私の力でも出来そうな気がした。取り外したドアは家の中にあるし(木製だからのこぎりで小さくできる)、手水鉢は不燃物の日に出せる大きさだ。黙って処分しても、おそらく父は気がつかないだろう。電子レンジでチンしたものをそのまま腐らせる名人だから。市場で競り落とした青果をそのまま置いて帰ることで名を馳せていたから。

黙って処分するのは民主的ではない。だが、「捨ててもよいか」とか「捨てる」とか断りを入れると反対されて面倒だ。どうせ気がつかないだろうし。私は考えた。・・・・・政策を推し進めるためには、情報はなるべく公開しないに限る。国民あるいは住民のためになる政策なのだから、さっさと取りかかりたい。政策を決める過程や決めたことをオープンにすると、様々な意見を言われるようになり先に進まないのだ。外交や軍事だけでなく、行政の些細な決めごとであっても「決められる政治」と言われるためには情報は非公開、これ正解。ときあたかも2013年12月、特定秘密保護法案が国会を通過し、法律が公布されて間もなかったせいもあり、便器を処分する問題が私のプライドの問題となった。どこぞの総理大臣やなんかの真似をしてたまるかという思いである。

民主的にいこうと決めたとき、もし、反対されたら便器の処分はまたお預けだとも覚悟した。特定秘密保護法案について福島県で公聴会が開かれ、反対や慎重にという意見ばかりだったにもかかわらず、その翌日に衆議院で可決された。あの真似もごめんだからだ。

そうして、父には「あの便器をどうするつもりか」とたずねることから話を始め、案の定「元に戻すまで置いておく」と言うので、「いまの洋式一つで支障はなく、元に戻すにはお金もかかるよ」と言うと「そうやねぇ」という話になって、車に積み込むのを手伝ってくれた。ゴミ処理場に持ち込んだアヤツの重さは30キログラム、処理料金は150円だった。