2021年覚書(マイ・ベストテン)

外国映画22本、日本映画20本を観ていた。かるかん率100%(祝)。
女性が主人公の作品が目立ったので数えてみた。
『ブリット=マリーの幸せなひとりだち 』『ニューヨーク 親切なロシア料理店』『空に住む』『ノマドランド』『燃ゆる女の肖像』『大コメ騒動』『82年生まれ、キム・ジヨン』『茜色に焼かれる』『いのちの停車場』『Arc アーク』『プロミシング・ヤング・ウーマン』『あのこは貴族』『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』の13本。男性が主人公は16本、その他は13本だった。『竜とそばかすの姫』は女性が主人公に分類してよかったかもしれないが、タイトルからすると竜の比重も大きいはずだとその他に分類。『少年の君』は恋愛映画だと思っているので、これもその他に分類。そんな感じで時を変えると、また違う分類をしてしまうかも。
「#MeToo」とか「#KuToo」とか女性が繋がって声をあげやすくなったり、田嶋陽子さんがマスコミに取り上げられたりの近年の状況が映画にも反映されだしたのかしらという感じ。

好きを基準に選ぶベストスリーは観た順番に。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『ブータン 山の教室』
『少年の君』

ベストキャラクターは『茜色に焼かれる』の母(尾野真千子)に。世間の物差しでは、しないでよい無理をしているのかもしれないけれど、自分の尺度で自分に恥じない生き方をしている尊敬すべき人であり、世間をぶっ飛ばすパワーのある愛すべき人だ。

書道を始めたせいかDVDなどぜんぜん観なかった。はてさて今年はどんな年になるかな?『ナイル殺人事件』の予告編をTOHOシネマズで見たし、夏には『犬王』も公開されるようだ。この2本はぜひ観たい。楽しみだ(^_^)。

書の道 一日一歩

9月 噛み合わせ

お師匠様が「切るように(斬るように)書きなさい」と言われる。それがどういうことか、わかってきた気がする。揮毫パフォーマンス(テレビ)で紙に筆をぐりぐりとめり込ませるようにしているのを見たことがあるが、半紙に書くときもあれが必要なのだと思う。筆を半紙に沈めるというか、紙と筆先の摩擦の加減が絶妙で筆と紙が噛み合っている状態で書くと強い点画になる。長い縦画は、おおかた真っ直ぐ書けないが、筆と紙が噛み合えばどこまでも真っ直ぐな線を引ける。

摩擦の加減は、紙と墨によって違ってくる。ザラザラした紙は、墨がすぐに染みて噛み合いやすい。ツルツルした紙は、墨がある程度まで紙に染みるのを待って噛み合わせる。墨の濃度や分量も影響してくる。(夏は蒸発が激しくて硯の墨がどろどろになる。お師匠様に言われるまで水で薄めるという発想がなかった(涙)。夏の紙は湿気があるそうだが、あまり感じない。冬になると紙の乾燥を感じるかもしれない。楽しみだ。)
噛み合わせ具合は筆によっても異なるのかもしれないが、今のところあまり感じない。
新型コロナのまん坊(まん延防止等重点措置)の影響で教室はお休み。自主トレに励む。

7月 書きたいことがある

8月末締めきりの昇級試験を受けることになり、同じ文言の楷書、行書、草書の計三枚の半紙を提出すべしで稽古に励んだが、書いている文言の意味がわからない。お師匠様もわからないとのことで、どうして会報のお手本に意味を書いておいてくれないのだろうと思いつつ、自分で調べもしなかった。あまり気持ちのよろしくないことだ。

臨書用に買った本には、巻末に訳があったり、訳はなくてもページの端に読み下し文があったりで、ふむふむと思いながら稽古をしている。書いてあることの意味は大切でしょう。展覧会などで文字自体が読めなくてイラっとしたり、読めても中国語だから意味がわからず詰まらなかったりの経験を積んでいると、書より絵の方が断然面白いと思ってしまう。それでも言葉は最大の発明で最高の道具だと思ってきたので、私におあつらえ向きの趣味だと気がつき入門して本当に良かったと思った。そして、書きたい言葉があることにも気づいた。今はそれをどう書くのかイメージできないけれど、いろんな書に触れるうちにイメージも出来てくるだろう。

6月 臨書

5月 バネ

筆にバネがあることを知った。起筆でバネを生かす。収筆も次画の起筆へ向けてバネを生かす。筆の腹ばかり使うとバネが生かせない。穂先をS字型に曲げるとジャンプできる。

4月 入門

書道教室に通い始めた。月3回の全集中。帰りはスッキリ。スポーツをした後のようだ。
「永」の字が書けるようになった。2画目のハネが、ようよう出来た(ToT)。

#クリント・イーストウッド監督作品オールタイムベスト10

いつか誰かがやると思っていました(^o^)。
103名の投票者ってけっこうスゴいな~。
監督38作品の投票結果は次のリンク先のtwitterスレッドで見ることが出来ますが、ベスト10だけは下に改めて記載しました。

第1位 『許されざる者』 513点 80票
第2位 『グラン・トリノ』 492点 79票
第3位 『ミリオンダラー・ベイビー』 340点 59票
第4位 『ミスティック・リバー』 320点 58票
第5位 『アメリカン・スナイパー』 291点 53票
第6位 『ペイルライダー』 211点 35票
第7位 『ガントレット』 202点 32票
第8位 『チェンジリング』181点 36票
第9位 『運び屋』 176点 41票
第10位 『ハドソン川の奇跡』 171点 35票
次点 『パーフェクト・ワールド』 167点 35票

『許されざる者』、意外と人気なんだ。『アメリカン・スナイパー』と『ガントレット』見てないです。
『チェンジリング』『運び屋』がテンに入っているのが意外。逆に『ブロンコビリー』はテンに入ると思ったのに、近作がやや有利なんでしょうか。
20本くらいしか見てないけど、お茶屋がツイートしたマイベスト10は次のとおりです。カタカナばっかり(笑)。

1 グラン・トリノ
2 スペース・カウボーイ
3 ペイル・ライダー
4 ミスティック・リバー
5 ブロンコビリー
6 ヒア・アフター
7 パーフェクト・ワールド
8 インビクタス
9 ミリオンダラー・ベイビー
10 J・エドガー

10位は 『目撃』にしようか迷ったけど、ディカプリオのフーパーをもう一度見たいと思って。
『グラン・トリノ』は、「うぅ~」と犬みたいに唸る東森さんの演技が可笑しかったな~。
『スペース・カウボーイ』は、月にいるあの人にズームインしていくラストが大好きです。
監督・主演の最新作『クライ・マッチョ』、楽しみですね!

映画で覚えた外国語

やっぱり英語が多いです。


コブクンカー(タイ語「ありがとう」):織田裕二主演の『卒業旅行 ニホンから来ました』という能天気な映画で。男女でありがとうの言葉が異なるそうで、「コブクンカー」は女性が言う「ありがとう」だったと思う。

スパシーバ(ロシア語「ありがとう」):『誓いの休暇』で。どんなシチュエーションだったか忘れてしまった。まさに「ありがとう」の場面で言われていたと思う。若い兵士が休暇中に帰郷するんだけど、帰る途中でいろんなことがあって、やっと帰り着いたら母と一目会っただけでもう部隊に帰らないと休暇が終わっちゃうというお話。母と抱き合うシーンが無音で感慨深い・・・・って記憶のねつ造かもしれないが、名作!

ヴィジョン(英語、いっぱい意味がある):『バグダッド・カフェ』でvisionの本当の意味がわかったような気がした。それまでは「見晴らし」とか「青写真」とか漠然として意味をつかみかねていた。ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)がモデルとなってルディ(ジャック・パランス)が絵を描く。ジャスミンが、その絵を見て一言「ヴィジョン」と言う。それで「見通し」とか「吉兆」とか、とにかく時間も空間も遠くの遠くまで見えて明るい感じ、辞書には載っていないかもしれないけれど、そういう意味を感じた。お話はアメリカ旅行中に横暴な夫と別れた失意のジャスミンと、家族がらみの鬱憤やカフェの切り盛り虚しく涙に暮れるブレンダ(CCH・パウンダー)が、お互いになくてはならない者同士になっていく過程を描いている。ドイツ人であるジャスミンが、ブレンダの供したコーヒーを薄いと思ったのだったか、ジャスミンが持っていたポットのコーヒーをブレンダが濃いと思ったのだったか、アメリカのコーヒーって世界的に薄いとわかった作品でもあった。

マミー(英語「ミイラ」):友だちと大英博物館へ行ったとき、閉館までの1時間で何を見たいかというと皆ミイラだった。博物館は広大でミイラがどこにある(いる?)のか係の人に聞かないと、あっと言う間に閉館になってしまう。4人のうち英語が出来るのは唯一人。「ミイラって英語で何だっけ???」、あせる友だちに答えることが出来たのは『世にも不思議なアメージング・ストーリー』を見ていた私だった。オムニバス作品で、その中に「パパはミイラ」という話があったのだ。英語圏の観客には「パパはマミー(母さん)」とも聞き取れて、きっと面白いんだろうなと思った記憶がある。

プロビデンス(英語「神の摂理」):アラン・レネ監督で、ダーク・ボガード、ジョン・ギールグッド、エレン・バースティンの豪華キャスト『プロビデンス』。調べたら「(神の)摂理」という意味であり、米国ロードアイランド州の州都でもあった。映画を観始めた頃の鑑賞だったので見ている間中「???」だったが、あちらにいた人が次のカットではこちらにいたりと映像表現を駆使した格好で、そういうのも初めてだったので非常に刺激的だった。そして、人物の関係などの「???」がラストシーンでわかって、アハ体験の快感がありとても面白かった。まるで悪夢(?)のような不可思議さは、スクリーンでの鑑賞がふさわしく、再映されたら是非観たいが、それほどの作品ではないみたいで、あまり話題にもならない(検索したら1977年のセザール賞作品賞などを受賞している)。

オーディナリー・ピープル(英語「普通の人々」):ロバート・レッドフォードの初監督作品『普通の人々』。今なら邦題も『オーディナリー・ピープル』としているかもしれない。

コンペティション(英語「コンクール」):当時の旬の俳優エイミー・アービングとリチャード・ドレイファス共演の『コンペティション』。ピアノのコンクールで出会った二人は、ライバルだけれど恋に落ちる。色々葛藤がある面白い作品だったと思う。映画史に残らないかもしれないけれど、もう一度観たいなぁ。初めて聴いたピアノ曲が耳に馴染みよく、作曲家プロコフィエフもこの映画で知った。プロコフィエフって本当にキャッチーなメロディばっかり。

ノーバディズ・パーフェクト(英語「完璧な人はいない」):『お熱いのがお好き』のあまりにも有名な最後のセリフ。爆笑して映画館を後にする。監督・脚本のビリー・ワイルダーの墓碑にこのセリフが刻まれているのは、ずっと後になって知った。

パンソリ(朝鮮語「パンソリという芸能」):韓国版旅芸人の記録(?)『風の丘を越えて』。歌で物語を語るパンソリという芸能があることを初めて知った。日本の浪曲を思い出して少し似ていると思った。また「恨」という意味を初めて意識させられ、わからない(今もってよくわからない)と思ったことだった。初めて観た韓国映画と言ってもよく、感動したし、風の丘を遠くからこちらに向かって主人公たちが歩いてくる値千金の素晴らしいショットがあり、名作だと思う。

パピヨン(フランス語「蝶」):胸に蝶の刺青があるから『パピヨン』と呼ばれていた囚人が主人公の作品。主演はスティーブ・マックイーン、親友役はダスティン・ホフマン。小学校6年生のとき見て、ゴキブリを食べるところとラストの波間に消えていくところが印象に残っていた。リバイバルで見てその面白さがやっとわかった。小学生の頃は併映の『ドーベルマン・ギャング』の方が面白かった。映画館を出ると真っ暗になっていて、なぜかわかるまでの間の不思議体験もいい思い出だ。

アポカリプス(英語「黙示録」):『地獄の黙示録』で知った言葉だけれど、『X-MEN:アポカリプス』とか色々タイトルに使われているみたい。メル・ギブソン監督の『アポカリプト』の意味を検索したら、ギリシャ語で「新たな時代」を意味すると一般社団法人ラテンアメリカ協会の『アポカリプト』のページにあった。

ホワイト・トラッシュ(英語、くず(貧困層)の白人):蔑称というか自嘲というか、使うのは慎重にした方がよいと思った言葉。エミネム主演の『8mile』で覚えた。2002年の作品で、当時アメリカで貧困層といえば黒人とばかり思っていたので驚いた。無知は罪。以後、アメリカ映画でトレーラーハウスで暮らす白人などを目にすることが増えていったと思う。

花シリーズ

もう何度も書いたような気がするけど(^_^;。

オランダー(英語「夾竹桃」):『ホワイト・オランダー』で。毒のある植物、夾竹桃。白い夾竹桃が象徴するのは、ミシェル・ファイファーが演じる美しい母(毒親)で、娘が母の影響を離れ独立していくお話だったと思う。

マグノリア(英語「木蓮」):『マグノリアの花たち』は、よい俳優ぞろいだったと思う。映画初出演のジュリア・ロバーツはアメリカ南部の出身なんだろうか?この映画も南部が舞台だし、他にもいくつかあったような気がする。『プリティ・ウーマン』『エリン・ブロコヴィッチ』など元気印のイメージの彼女だが、糖尿病の色白女性を演じていた。糖尿病の発作の応急処置に甘いジュースを飲んでいた場面があったような気がするけど、応急処置として正しいのだろうか?

ランブリングローズ(英語「つるバラ」「奔放なローズ」):『ランブリング・ローズ』で。一つの言葉にいくつも意味があるのは、日本語も外国語も同じだ。ローラ・ダーン演じる家政婦は奔放で身持ちが悪いということになっているが、自由で自然な人という捉え方をしているのが本作の善いところ。タイトルバックは、つるバラが蔓を伸ばして花を咲かせていくアニメだったと思うが定かではない。優生保護法が記事になるたび本作を思い出すのは、身持ちが悪いから避妊処置をされそうになるのを阻止した人を演じたのはローラ・ダーンの実母というエピソードがあるからか。アメリカではとっくに優生保護法みたいなのは廃止されていたと、この映画で知ったような気がするんだけど。

原題シリーズ

コクーン(英語「繭」):ロン・ハワード監督の『コクーン』。繭の中で老人が若返る話だったと思うけど、淀川長治さんがけっこう気に入った作品じゃなかったけ。この映画を観ていたから、渋谷のコクーン・シアターへ入ったとき、「なるほど繭みたい」と思えた。
パッチギ(朝鮮語「頭突き」):『パッチギ』で。
アジョシ(朝鮮語「おじさん」):『アジョシ』で。
ビルボード(英語「広告板」):『スリー・ビルボード』で。
グラビティ(英語「重力」): 『ゼロ・グラビティ』。通信システムの4Gとか5GはgenerationのG。
インビクタス(英語「不屈」):『インビクタス 負けざる者たち』で描かれたネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は正に不屈の人だった。ラグビーのワールドカップが自国で催されるのを利用して人種の融和作戦を試みる。決勝戦当日、会場上空を旅客機が飛んでいくのを捉えたショットが印象に残っている。あのワンカットで気分が上がり、決勝戦に臨めた。『米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を観たときも民主主義について考えるときも「インビクタス」という言葉が頭に浮かんだ。
エネミー(英語「敵」):『エネミー・ライン』。俳優を引退したジーン・ハックマンは、どうしているだろう。
テルミン(ロシア語、テルミンという楽器):『テルミン』を演奏したことはないが、口まねは出来る。
ギフト(英語、贈り物という意味の他に「天賦の才」):『ギフト』を観るまで「贈り物」の意味しか知らなかった。
ペイシェント(英語「患者」):『イングリッシュ・ペイシェント』で。patientは形容詞だと「忍耐強い」という意味があるそうな。今、知ったけど名詞だと「受動者」という意味も。受け身の人ということかな?それなら、どんな映画だったかもう一度観てみたい気はする。レイフ・ファインズが「受け身の人」、いいねぇ(笑)。
シャロウ・グレイブ(英語「浅い墓」):『シャロウ・グレイブ』で。
ミミック(英語「擬態」):『ミミック』は、初めて観たギレルモ・デル・トロ監督作品。時計屋の親子がしっとりイイ感じ。『デビルズ・バックボーン』もお気に入り。
サイダー(英語「りんごの発酵酒」):「サイダー」というと甘い炭酸飲料しか知らなかったが、『サイダーハウス・ルール』で英語圏ではりんご酒のことだと知った。フランス語ではciderをシードルと読むみたい。飲んでみたいと思ったことを今の今まで忘れていたが、思い出してしまった。
ムーラン・ルージュ(フランス語「赤い風車」):映画『ムーラン・ルージュ』で覚えたのか、ロートレックの絵で覚えたのか。

歴史シリーズ

リーベンクイズ(中国語、日本鬼子、日本の悪魔、日本兵のこと):ドキュメンタリーの『日本鬼子 日中15年戦争・元皇軍兵士の告白』と、チアン・ウエン監督・主演で香川照之出演の『鬼が来た!』で頭に定着した言葉。中国語と言っても北京語、上海語、福建語、広東語などは方言と言っても意思疎通できないレベルらしい。香港映画でおなじみの広東語は抑揚が激しいが、一度通りすがりで耳にした中国語が流れるように耳にやさしく、(映画でいろんな国の言葉を耳にするが)一番美しいと思った。

ゾンダーコマンダー ゾンダーコマンド(ドイツ語、強制収容所における特任部隊員):『サウルの息子』でユダヤ人がゾンダーコマンダーをやらされ、同胞を殺したり、遺体を焼いたりしていたことを知った。写真やメモを埋めて隠して、自分たちがやらされたこと、したことの記録を後世に伝えようとしていたことは、町山智浩さんの解説で知った。

シュタージ(ドイツ語、東ドイツにおける日本の特高みたいな部署、秘密警察?):『善き人のためのソナタ』で。人間は古今東西、似たようなことをしてきたのだなあ。

その他

アロー(フランス語「ハロー」):フランス映画で登場人物が電話で話し始めるとき「アロー」と言っていて、ああ、本当にハ行は発音しないんだと確認できた。

ニエット(イタリア語「否」):何年も前のパゾリーニ特集で。

(おまけ)
ヒミズ(日本語、モグラの仲間、閉じこもって人前に出ない人、12月31日(吉日と決まっていて日を占う必要がない日)):園子温監督の『ヒミズ』で。