2011年ベスト・キャラクター発表

やっとアップできました。
2011年ベスト・キャラクター
なかなか良いキャラがそろっていると思いますよ~。

風邪は完治して土曜日には3本ハシゴしました。
『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』がよかったです。
お父さん役は、トム・ハンクスの他に適任がいそうなんですけど(^_^;。
誰がいいかなぁ(考え中)。
『ゴーストライター』『ドラゴン・タトゥーの女』まだ観ていません。やばいなー。もう、平日に観に行くしかないかな。

人生、ここにあり!

ジージョ(アンドレア・ボスカ)には本当に胸が痛んだけれど、それを除けば終始笑わせてもらった。ネッロ(クラウディオ・ビシオ)が、ルカ(ジョヴァンニ・カルカーニョ)を庇ってパンチングポーズを取り、ケンカ友達(?)から「狂っている!」と言われたところなんか、そうだよね~と(笑)。狂っているところがない人の方が少ない。
それにしても、ジージョもルカも変だった(動きが緩慢で反応が鈍い)のはクスリのせいだったとは。
元のお医者さんが、自分の非を認めてくれてよかったよ。
それにしてもイタリア映画は、いつも右翼、左翼って言ってるねぇ(笑)。今度、kanagonさんにイタリアの右左事情を教えてもらおうっと。

SI PUO FARE
監督:ジュリオ・マンフレドニア
(藁工ミュージアム 2012/01/26 蛸蔵)

ALWAYS 三丁目の夕日’64

笑って泣いた。
鈴木オート家の六子も茶川家の淳之介も血のつながりはないけれど家族だった。家族っていいなぁ。
戦争が終わって約20年。高度成長期のただ中で時流の波に乗る人も乗らない人も、夕日の中それぞれの明日を見つめようとする。
大津波の後、それぞれがあらゆる言葉の意味を見つめ直す。そんな状況とどこか呼応しているぞ(?)。
さて、この昭和ファンタジーいつまで続くのだろう。40年代は三億円事件、万博までかな?

鈴木社長(堤真一)/鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)/星野六子(堀北真希)/茶川竜之介(吉岡秀隆)/茶川ヒロミ(小雪)/古行淳之介(須賀健太)/宅間先生(三浦友和)/菊池先生(森山未來)/富岡(大森南朋)/たばこ屋のおばちゃん(もたいまさこ)

監督:山﨑貴
(TOHOシネマズ高知7 2012/01/22)

君を想って海をゆく

ビラル(フィラ・エヴェルディ)が、めっちゃイイ子で(涙)。マンUでサッカー選手になるんやとー。ミナ(デリヤ・エヴェルディ)に会いに行くんやとー。『汚れなき悪戯』「ステイ・ゴールド」石川遼。

シンプルな作品なんだけど実に繊細。たとえば、なぜ、シモン(ヴァンサン・ランドン)は、ビラルを助けたのかにしても答えは一つだけじゃない。難民側に立たなかったことで別居中の妻オドレイ(マリオン・ダナ)に「あなたに失望した」と言われたこと、独りアパートの寂しさ、ビラルたちの若さ、助けてみるとよい子だし、事情を聴くとミナに会わせてやりたい気にもなる(自分は未練たっぷりの離婚をしたし)。難民への支援は犯罪みたいに言われると反発もある(関わりたくなかったはずなのに)。
オドレイの気持ちも昨日今日のものではないと察しがつく。程よい距離を持って付き合うには大好きなシモンなんだけれど、いっしょに暮らすとダメなんだ。何度も思い知らされていたんだね。
ミナの家族の描き方も「家父長」バーン。わかりやすいし、きめ細かい。身動きとれなさ具合が、ひしひしと伝わってくる。
カレーの浜辺ののどかさとはまったく異なる暗い波間に見え隠れする大きな船と小さなビラル。ワイドスクリーンが生きる。

私の頭には「なぜ?」という言葉が点滅し続ける。難民を扮装中の本国へ送還はしないというのは肯けるのだけれど、そのまま放置、支援は犯罪って???(カレーの難民
そして、おしまいに玄関マットの比ではないタイトルが。私には強烈なパンチだったが、フランスの市民はどう受けとめただろうか。

WELCOME
監督:フィリップ・リオレ
(シネマ・サンライズ 2012/01/20 高知県立美術館ホール)