暑い盛りは元気に見えても処暑を過ぎると、葉の色が薄くなったり茶色く枯れたり。夏バテだ。黒法師は、今、葉が落ちてしまって避暑させなかったことが悔やまれる。
金木犀の下は庭で一番の避暑地だが、洋ラン、コーヒーの木などでいっぱいだ。あぶれたものが葉焼けの憂き目にあう。
ジニアなどは炎天下でもへっちゃらだが、夕方にも水を遣らないと“しおしお”だった。ポインセチア、チョコレートコスモスも“しおしお”組だ。
屁糞葛は、元気にまた伸びているが、昨年ほどではない。
それよりも問題は、バッタの食害だ。(ショウリョウバッタと思っていたが、正式名称は「ショウリョウバッタモドキ」かもしれない。)毎年、ショウリョウバッタは一匹はいるが、今年は20匹くらいはいた。石蕗の葉っぱまで穴がいっぱい開いている。一番の被害はヒューケラで、葉っぱが丸坊主にされてしまった。水遣りのたびに、そこかしこの植物からピョンピョン飛び出てくるのも憎たらしい。小さい5ミリくらいの赤ちゃんカマキリを見かけたので、早く大きくなれと祈っていた。しかし、カマキリの餌食となる前に、私に踏んづけられてお陀仏(-人-)。それから、3、4匹は殺生してしまった。憎しみとは恐ろしいものだ。もう殺生したくないので(自然と死んでしまう。そう思って反省した)、カナヘビや足高蜘蛛にがんばってもらいたい。
足高蜘蛛と言えば家の中でよく接近遭遇するが、なんと庭でも指先と十数センチの距離で遭遇してゾッとした。ホースを巻いてしまったので、イソトマの鉢をホースのところへ持って行って水遣りをしたのだ。知らぬが仏とはこのこと。その手に持った鉢の中に足高蜘蛛様がおわしたのだ。地面に置いたときに何か動くものが出てきたので、鉢の側面を覗いたら足高蜘蛛様が別の面に動きなさる。地面に下りてほしいのに、のぞきこむ→別の面→のぞきこむ→別の面で一周しただろうか。気を取り直して水遣りをしたら、また何か動くものがあったので、そこのあたりの地面を目で探して、下りなさったことを確認した。確認できるまでは、再びイソトマの鉢は持てなかった。
先日の台風10号の備えでは(足高蜘蛛様のこともあるし)、手袋をして鉢を屋内に運び込んだ。入りきれない鉢は、片っ端から倒していった。牡丹の鉢はどうにも倒しようがないので、そのままにした。多過ぎだ。もう、これ以上、鉢は増やさない。
耳なし芳一の耳のように忘れていた鉢があった。紅葉の木にぶら下げていた折鶴蘭とアメリカンブルーだ。もし、暴風圏に入っていたら、ぶら下げていた枝が折れただろうな。強風圏に入っただけだったので助かった。
白シリーズ~。
足高蜘蛛で「のぞきこむ→別の面→のぞきこむ→別の面で一周」って、私も似たような経験が…
毒蜘蛛じゃないと思ってても、遭遇するとシンゾー止まる思いですね。
止まる止まる。>シンゾー
毒はないとわかっているし、動きはゴキブリより速いし(それに食べてくれる)、(気がつかず)こちらが近づいても確実に離れてくれるし、巣は張らないしとわかっていても、どうして怖いのでしょう?まだ、ほんの小さいうちは大丈夫なのですが。