とても面白かった!目玉オヤジや一反もめん出演。画面に奥があるミロの版画は宇宙空間ぽい。
版画は小さくて、保存のため照明も暗くて、数ばかり多くて、どっと疲れるので、あまり期待してなかったけれど、大きい、明るい、展示数もちょうど。しかも、ほとんど貸し切り状態。さーっと観たので疲れなかったし。今は改めてもう一度見に行きたいと思っている。
色彩の美しさや形の面白さもさることながら、版画が立体的に見えることに驚いた。
たとえば、真ん中と右の画像は、黒で描かれた部分とグレーの背景の間には明らかに空間があった。右のアンテナを振り回しているように見える人(?)の赤い目と青い目は黒の枠と背景の間に浮かんでいる。
私にはほとんどの版画が三次元に見えた。左右への空間の広がりはあまり感じなかったけれど、かなり奥行きがある。描かれているものの色や太さによって、あるものは手前に、またあるものは遠くに見える。
また、何の試行錯誤も作為もなく描いたように見えるのが凄い。自由でユーモラスで、なんだか元気を分けてもらえるような感じだ。
実物があまりに美しいので図録を見るとガッカリしてしまう。図録は平面にしか見えないし。版画の色んな方法が図解されているのはよかった。う~ん、どうしよう。また見たくなるかな。地元の展覧会は、とことん迷えるからいいなぁ。レームブルックなんか2004年に観たのに図録を買ったのは昨年だもんね。とりあえず、実物があるうちに、もう一回だ。
(2012/08/22 高知県立美術館)